概要・あらすじ
ゴルフ界では遅いといわれる24歳でプロゴルファーを目指すことを決めた沖田圭介。体格にも恵まれ、ハードな練習を積みながら、同じくプロを目指す笠崎孝や鹿沼カントリークラブの職員たち、師匠と慕う小針春芳など、多くの人の出会い彼らに見守られて成長し、1年でプロテストに合格。その後の世界にツアーでも、様々な人との出会いと別れを経験する沖田圭介の心には、常に様々な風が吹き付ける「風の大地」、鹿沼カントリークラブがあった。
登場人物・キャラクター
沖田 圭介 (おきた けいすけ)
京都大学を中退し、24歳で鹿沼カントリークラブの研修生となりプロゴルファーをめざす。恵まれた体格とハードな練習を積み、わずか一年でプロテストに合格。小針春芳を師と仰ぎアドバイスを受けたり、相愛の仲だったリリィ・マクガンを事故で失うなど、様々な人と出会い、そして別れ、世界を回るプロゴルファーへと成長していく。
宇賀神 正行 (うがじん まさゆき)
鹿沼カントリークラブに所属する料理人。元研修生だったがプロ入りを諦めた。沖田圭介とは良く語り合う最大の理解者だったが、プロテスト当日肝臓癌で死去。宇賀神正行と語らいは、その後の沖田圭介の指針になった。
笠崎 孝 (かさざき たかし)
鹿沼カントリークラブに所属する先輩研修生。「夜這いの孝チャン」と言われるほど、今一プロになることに真剣ではなかったが、沖田圭介とともに交通事故に遭い、一転して真剣に取り組む。プロテストに合格できず、福井の寺にたどり着き仏門に入る。その後も沖田圭介を見守る良き先輩である。
小針 春芳 (こばり はるよし)
那須カントリークラブに所属するプロゴルファー。沖田圭介が師と仰ぐ。練習用ボールを見ただけで、沖田圭介の才能を見ぬいた。実在のプロゴルファー小針春芳がモデル。
支配人 (しはいにん)
鹿沼カントリークラブの支配人。沖田圭介や笠崎孝達研修生に対しては温厚に接するが、時には激しく叱咤激励する。沖田圭介が6年の沈黙に入った時にも、必ず復活すると信じて見守った。
石倉 三郎 (いしくら さぶろう)
鹿沼カントリークラブの常連の土建屋。沖田圭介が研修生の頃からのファンで、一緒にプレイしたこともある。会社が倒産の危機に見舞われた時沖田圭介に助けられ、以後は仕事に真面目になる。
物部 麗子 (もののべ れいこ)
宇都宮の神社の一人娘。アジアサーキットに出場した沖田圭介との出会いが忘れられず、新聞記者として沖田圭介のツアーに同行。互いの気持ちが通じ恋人になり、後に結婚する。沖田圭介が6年の沈黙に入った際には、妻として、2人の子供の母として、家庭を支えた。復活した沖田圭介を笑顔でイギリスに送り出す。
チッタ
沖田圭介が最初に参戦した、アジアサーキットを共に戦い抜いた、フィリピン人の19才のキャデイ。前の雇用者とは諍いばかり起こしていたが、沖田圭介と回るうちに感化され、一心同体のキャディになる。沖田圭介が最初に友情を育んだ、キャディ。
呂 西釣 (ろ せいきん)
台湾出身のプロゴルファー。アジアサーキットのタイオープンで、沖田圭介が初めて優勝した際の対戦相手。沖田圭介がアジアに収まる器でないことを見抜き、世界で戦うための自分の技術を沖田圭介に教える。
リリィ・マクガン
英国人。全英オープンで沖田圭介のキャディとなる。パートナーに裏切られ男性不信気味だったが、沖田圭介と回り信頼関係を築く。プロポーズまがいのことをした以後もキャディをやりたいと告げ、沖田圭介にも受け入れられるが、交通事故に遭い死亡。
シルバー・スコット・ウォーレンV世
米国人プロゴルファー。全英オープンで登場した沖田圭介のライバル。天才の名を欲しいままにし、傲慢な人物であったが、沖田圭介の実力とフェアプレーを見て考えを改め、沖田圭介の良きライバルとしてツアーを競った。
アベル・コスタ
神の子と言われるポルトガル出身のプロゴルファー。ドバイ・デザート・クラシックで登場した、沖田圭介のライバル。本能のゴルフで、沖田圭介と戦う。
尾崎 将司 (おざき まさし)
ダンロップオープン、日本オープンを沖田圭介と争い、それぞれ、3位、2位の成績を残す。全英オープンにも出場しているが成績は不明。ジャンボの愛称で知られる、実在の日本トップクラスのプロゴルファー尾崎将司がモデル。世界ツアー最多優勝記録を持つ。
グレッグ・ノーマン
オーストラリア人のプロゴルファー。全英で優勝する。ホワイト・シャークというニックネームで知られる。実在のプロゴルファーグレッグ・ノーマンがモデル。全盛期にはゴルフ世界ランキング1位を通算331週保持していた。
場所
鹿沼カントリークラブ (かぬまかんとりーくらぶ)
『風の大地』に登場するゴルフ場。沖田圭介が研修生として所属し、山から吹く様々な風が沖田圭介のゴルフを育む。栃木県鹿沼市に実在する鹿沼カントリー倶楽部がモデル。
書誌情報
風の大地 84巻 小学館〈ビッグ コミックス〉
第1巻
(1991-03-30発行、 978-4091824615)
第2巻
(1991-07-30発行、 978-4091824622)
第3巻
(1991-11-30発行、 978-4091824639)
第4巻
(1992-07-30発行、 978-4091824646)
第5巻
(1992-12-19発行、 978-4091824653)
第6巻
(1993-05-29発行、 978-4091824660)
第7巻
(1993-10-29発行、 978-4091824677)
第8巻
(1994-03-30発行、 978-4091824684)
第9巻
(1994-07-30発行、 978-4091824691)
第10巻
(1995-01-30発行、 978-4091824707)
第11巻
(1995-07-29発行、 978-4091836816)
第12巻
(1995-12-19発行、 978-4091836823)
第13巻
(1996-05-30発行、 978-4091836830)
第14巻
(1996-09-30発行、 978-4091836847)
第15巻
(1996-12-19発行、 978-4091836854)
第16巻
(1997-04-30発行、 978-4091836861)
第17巻
(1997-08-30発行、 978-4091836878)
第18巻
(1997-12-19発行、 978-4091836885)
第19巻
(1998-02-26発行、 978-4091836892)
第20巻
(1998-07-30発行、 978-4091836908)
第21巻
(1998-11-30発行、 978-4091852113)
第22巻
(1999-05-29発行、 978-4091852120)
第23巻
(1999-09-30発行、 978-4091852137)
第24巻
(2000-03-30発行、 978-4091852144)
第25巻
(2000-06-30発行、 978-4091852151)
第26巻
(2000-11-30発行、 978-4091852168)
第27巻
(2001-04-26発行、 978-4091852175)
第28巻
(2001-09-29発行、 978-4091852182)
第29巻
(2002-01-30発行、 978-4091852199)
第30巻
(2002-04-26発行、 978-4091852205)
第31巻
(2002-07-30発行、 978-4091865311)
第32巻
(2003-02-28発行、 978-4091865328)
第33巻
(2003-06-30発行、 978-4091865335)
第34巻
(2003-09-30発行、 978-4091865342)
第35巻
(2004-02-28発行、 978-4091865359)
第36巻
(2004-09-30発行、 978-4091865366)
第37巻
(2005-02-28発行、 978-4091865373)
第38巻
(2005-06-30発行、 978-4091865380)
第39巻
(2005-09-30発行、 978-4091865397)
第40巻
(2005-12-26発行、 978-4091865403)
第41巻
(2006-05-30発行、 978-4091803887)
第42巻
(2006-09-29発行、 978-4091807441)
第43巻
(2007-02-28発行、 978-4091810960)
第44巻
(2007-07-30発行、 978-4091813848)
第45巻
(2007-12-26発行、 978-4091815781)
第46巻
(2008-04-26発行、 978-4091818898)
第47巻
(2008-08-29発行、 978-4091821393)
第48巻
(2008-11-28発行、 978-4091822475)
第49巻
(2009-04-30発行、 978-4091824899)
第50巻
(2009-09-30発行、 978-4091826275)
第51巻
(2010-03-30発行、 978-4091830951)
第52巻
(2010-08-30発行、 978-4091833907)
第53巻
(2011-03-30発行、 978-4091837271)
第54巻
(2011-07-29発行、 978-4091840158)
第55巻
(2011-12-27発行、 978-4091842008)
第56巻
(2012-03-30発行、 978-4091843081)
第57巻
(2012-07-30発行、 978-4091845160)
第58巻
(2012-11-30発行、 978-4091847843)
第59巻
(2013-03-29発行、 978-4091850676)
第60巻
(2013-09-30発行、 978-4091854278)
第61巻
(2013-12-27発行、 978-4091857132)
第62巻
(2014-05-30発行、 978-4091862235)
第63巻
(2014-10-30発行、 978-4091865786)
第64巻
(2015-04-30発行、 978-4091868985)
第65巻
(2015-09-30発行、 978-4091872395)
第66巻
(2015-12-28発行、 978-4091875471)
第67巻
(2016-04-28発行、 978-4091876034)
第68巻
(2016-09-30発行、 978-4091877949)
第69巻
(2017-04-28発行、 978-4091894205)
第70巻
(2017-10-30発行、 978-4091897299)
第71巻
(2018-03-30発行、 978-4091898272)
第72巻
(2018-08-30発行、 978-4098600724)
第73巻
(2018-11-30発行、 978-4098601417)
第74巻
(2019-03-29発行、 978-4098602513)
第75巻
(2019-08-30発行、 978-4098603916)
第76巻
(2019-10-30発行、 978-4098604524)
第77巻
(2020-04-27発行、 978-4098606061)
第78巻
(2020-07-30発行、 978-4098606887)
第79巻
(2020-11-30発行、 978-4098607754)
第80巻
(2021-04-30発行、 978-4098610334)
第81巻
(2021-09-30発行、 978-4098611546)
第82巻
(2022-02-28発行、 978-4098612574)
第83巻
(2022-06-30発行、 978-4098613267)
第84巻
(2022-08-30発行、 978-4098614424)