概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
風吹 波之進 (かざぶき なみのしん)
飛騨山中、尾根一族の里で育った青年。飛騨では「波彦」と呼ばれていた。初登場時は16歳。飛騨高地に住む野武士の末裔(まつえい)によって伝えられる尾根剣法の使い手。剣に生き、天下一の剣士になることを決意し江戸を目指す。下諏訪(しもすわ)神社の奉納試合で鳴神鬼心に破れたことで、いつか鬼心を倒すことを心に誓う。旅の途中で出会った葵左馬之介と行動を共にするが、左馬之介が女性であることがわかり、想いを寄せながらも袂(たもと)を分かつ。
葵 左馬之介 (あおい さまのすけ)
江戸谷町に住む武芸修行の旅人。ある勘違いから、風吹波之進に剣の教授を願い出て一緒に旅をする。男装しているが、じつは南部ゆきという女性。何者かに殺された父の仇(かたき)を討ち、父の道場を建て直すために男として振る舞う。しかし、一緒に旅をするうちに波之進に惹(ひ)かれていく。