風男塾物語

風男塾物語

主な舞台は中野風男子学園で、廃部寸前の部活、風男塾のメンバー達の日常や恋愛を描く、青春学園コメディ作品。1話完結形式で、それぞれのメンバーを主人公に据えた物語が描かれている。メインキャラクターはいずれも、アイドルグループ「風男塾」のメンバーがモデルとなっている。「マーガレット」2011年16号から2011年23号にかけて連載された作品。

正式名称
風男塾物語
作者
ジャンル
学園
レーベル
愛蔵版コミックス(集英社)
巻数
全1巻
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あらすじ

中野風男子学園にある廃部寸前の部、風男塾は、いわゆる「何でも屋」のようなものだったが、その日も依頼が来ないまま、部員である7人の男子生徒達は退屈な時間を過ごしていた。暇を持て余した風男塾メンバーは、赤園虎次郎の誘いにより、彼の叔父の海の家で、アルバイトをする。(第1話)

紫集院曜介は、幼なじみである萌子武器屋桃太郎と共に、3人でコスプレを楽しんでいた。しかし萌子がほかの男性コスプレイヤーに声を掛けられたので、彼女に想いを寄せる曜介は複雑な気持ちを抱く。のちに萌子がその男性に告白されたと知って曜介はショックを受けるが、虎次郎に促され、萌子のもとへと向かう。(第2話)

オカルトが趣味の瀬斗光黄はある日、宇宙人を名乗る少女、神秘と出会う。神秘はUFOが壊れてしまって自分の星に帰れなくなったと語り、光黄の家に泊まる。だが次の日の朝、目を覚ました光黄は、神秘がいなくなっていると気づく。慌てた彼は風男塾のメンバーと共に、神秘を探し始める。(第3話)

光黄の入部届を桃太郎が提出し忘れていたため、部員数が定数に満たず、風男塾は廃部の危機に直面してしまう。責任を感じた桃太郎は、何とか風男塾の危機を救おうと奔走する。(第4話)

青明寺浦正は、間違いメールをきっかけに「しおり」という人物とメル友になり、彼女に片思いするようになった。しかし、知人の女子小学生、亜子にからかわれているだけだと指摘され、浦正は、亜子とケンカになってしまう。(第5話)

バイクで海沿いの道路を走りながら、流原蓮次はかつて自分が一匹狼だった事を思い出していた。その時、道路に子猫が飛び出し、とっさにかわした蓮次は、バイクを道路の端にぶつけて意識を失ってしまう。目覚めた蓮次の目の前には、妖精のような姿で呼びかける光黄がいた。(第6話)

誰に告白されても孤独を感じてしまう緑川狂平は、ある日、保健室の礼子先生が結婚して学校をやめてしまうと知る。彼女に思いを寄せていた狂平は、わざと諦めたような態度をとるが、風男塾の仲間に促され、礼子先生に素直な気持ちを伝えるために保健室に向かう。(第7話)

登場人物・キャラクター

赤園 虎次郎

風男塾部員の男子高校生。年齢は17歳。愛称は「虎次くん」。ファッション命でおしゃれが大好き。叔父は海の家を経営している。一見軽くナンパ好きのように見えるため「チャラ男」扱いされるが、仲間思いで熱血漢。恋愛慣れしており、風男塾のメンバーに恋の悩みに関するアドバイスを送る事もある。実在の人物、赤園虎次郎がモデル。

紫集院 曜介

風男塾部長の男子高校生。年齢は17歳。明るくまじめな人物で、正義感が強い性格。趣味はコスプレで、幼なじみの萌子や武器屋桃太郎と3人で、毎週日曜日にコスプレイベントを楽しんでいる。幼い頃より密かに萌子に好意を寄せているが、なかなか告白できずにいる。実在の人物、紫集院曜介がモデル。

瀬斗 光黄

風男塾部員の男子高校生。風男塾の中では新参者で、年齢も16歳。自称「地球に優しい男」。オカルト趣味を持ち、ミステリーやUFOなどが大好きで、周囲から「不思議オタク」などと称される。部活にも趣味にも熱心に取り組んでいるが、天然なところがある。風男塾が実はただの部活ではなく、秘密結社であると信じ込んでいる。実在の人物、瀬斗光黄がモデル。

武器屋 桃太郎

風男塾部員の男子高校生。年齢は17歳。アニメが大好きで、穏やかで優しい性格をしている。預かった入部届の提出を忘れたり、しょっちゅうコケたりするなど、おっちょこちょいな一面がある。愛称は「桃」。紫集院曜介や萌子とは幼なじみで仲がよく、週末は3人でコスプレをしている。中性的な外見をしているため、コスプレでは女装をさせられる事が多い。 実在の人物、武器屋桃太郎がモデル。

青明寺 浦正

風男塾部員の男子高校生。年齢は17歳。プロレス好きの熱い性格で、流原蓮次とは「URAREN」というケンカコンビを組んでいる。趣味はディスカウントストア「ドン・キホーテ」通い。ほぼ毎日のように通っては、値段チェックや新商品チェックをしており、同じく「ドン・キホーテ」に通っている亜子と仲がいい。現在は、間違いメールをきっかけに知り合ったメル友の「しおり」という女性に片思いしている。 実在の人物、青明寺浦正がモデル。

流原 蓮次

風男塾部員の男子高校生。年齢は17歳。頬に十字の傷跡がある。趣味はゲームと漫画。関西弁で話すナルシストで、「天下風双のダンディズム」を自称している。もともとは一匹狼だったが、風男塾に入部してからは賑やかな学園生活をそれなりに楽しんでいる。青明寺浦正とは「URAREN」というケンカコンビを組んでいるが、現在は浦正といる時にしかケンカはしない。 実在の人物、流原蓮次がモデル。

緑川 狂平

風男塾部員の男子高校生。年齢は17歳。クールな雰囲気を漂わせる冷静な性格の持ち主で、妖精と爬虫類が大好き。無表情でいる事が多いが、武器屋桃太郎の頬を触る時だけは、和やかな表情になる。学園では男女問わず人気が高く、生徒達からは「孤高のハイブリット」と称され、よく告白されている。保健室の礼子先生に片思いしており、よく保健室に行っては彼女と会話を楽しんでいる。 実在の人物、緑川狂平がモデル。

赤園虎次郎が、叔父の海の家でアルバイト中に出会った少女。少々気が強く、クールな一面がある。当初は虎次郎をチャラ男扱いして敬遠していたものの、のちに意気投合して仲よくなる。

萌子

紫集院曜介と武器屋桃太郎の幼なじみの女子高校生。曜介や桃太郎とは幼い頃に同じ剣道道場に通った仲間でもあり、道場をやめたあともコスプレ趣味を通してたびたび会っている。

神秘

瀬斗光黄が遭遇した、宇宙人を名乗る謎の少女。親とケンカして家出中だったが、UFOが墜落したため帰れなくなってしまう。少々気が強く、わがままなところがあるが、実は家族思いの優しい性格。

亜子

青明寺浦正と仲のいい女子小学生。浦正にハンカチを貸した事をきっかけに仲よくなった。のちに浦正とはいっしょにディスカウントストア「ドン・キホーテ」に通う仲間となり、放課後によく遊んでいる。元気で明るい性格で、浦正に密かに思いを寄せている。

礼子先生

中野風男子学園で養護教諭を務める女性。物静かで大人っぽい雰囲気の持ち主で、男子生徒から人気が高く、実は緑川狂平が密かに想いを寄せている人物でもある。お菓子作りが得意で、たまに手作りのクッキーを狂平に振舞っている。

集団・組織

風男塾

中野風男子学園にある部活。部員は7人。部長は紫集院曜介が務めており、もともとは廃部寸前だった部を、曜介が立て直す形で活動を続けている。学園の生徒などから依頼を受けて解決する「何でも屋」に近い部活だが、滅多に依頼が来ないので、たびたび廃部の危機に瀕している。

書誌情報

風男塾物語 全1巻 集英社〈愛蔵版コミックス〉 完結

第1巻

(2012年2月15日発行、 978-4087824261)

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