概要・あらすじ
ヤンキー少女の中村七海はある日、不思議な雰囲気の少女十二吋花音と出会う。彼女に連れられた先にいたのは、放射能についてのデマを流す男性だった。中村七海が激しい怒りにかられたその時、十二吋花音から渡されたペンダントが光り、2人は風評破壊天使ラブキュリに変身。デマゴの実に寄生され、デマを流すデマゴーグ怪人の話を論破しながら、物理攻撃で撃破し、デマゴの実を回収しはじめる。
登場人物・キャラクター
中村 七海 (なかむら ななみ)
『風評破壊天使ラブキュリ』の主人公のひとり。ポニーテールの、どこにでもいるフツーのヤンキー少女。普段から木刀を持って歩いている。正義感が強く、気に食わない相手は素手で殴り飛ばす。宇宙人の十二吋花音とメレンゲと出会い、放射能のデマを流す相手への怒りを抱いたことで、風評破壊天使ラブキュリのキュリピンクに変身する。 「ラブリーアッパーカット」「ラブリー七年殺し」など、直接攻撃を得意とする。放射能に関しての知識は特に持ち合わせていない。
十二吋 花音 (じゅうにすん かのん)
『風評破壊天使ラブキュリ』の主人公のひとり。宇宙人。黒髪ロングで、落ち着いた性格をしている。無自覚に口が悪い。故郷を壊滅させ、地球に流出した「デマゴの実」を回収するためにやってきた。放射能の風評被害を広める相手への怒りが強く、風評破壊天使ラブキュリのキュリブルーに変身した後、放射能に対する知識をマイクを握って解説していく。
メレンゲ
十二吋花音と共に、宇宙から地球にやってきた。星形の体に、大きな唇のついた、小さな生物。頭に矢印がついており、デマを撒き散らす人間の居場所を見つけることができる。
メロリン二等兵 (めろりんにとうへい)
デマゴの実に寄生された、「粗野だけど根はいい関西人」役しかできない役者。Twitterで見たデマを人々に撒き散らし、否定されると「政府のインボー」とわめく。
グンマープロフェッサー
デマゴの実に寄生された科学者。放射能汚染地域の米はゼロベクレルではない限り危険だ、と主婦たちにデマを吹き込み、汚染地域の人々が自分たちを殺そうとしている、と叫んでいた。
サプリメントジェントル
デマゴの実に寄生された外国人。居酒屋「酒民」でアジフライを食べた際、放射能汚染されていると文句をいい、「放射能除去サプリ」をぼったくりで売りつけようとした。
ザ・TUBE (ざちゅーぶ)
デマゴの実に寄生された、大学工学部の教授。放射能測定器付きの本を高値で売り、「日本の農産品は危険だから買うな」などのデマを撒き散らした。怪人変身後、恥を恥とも思わない厚さ1メートルのツラの皮になる。
川中 一恵 (かわなか かずえ)
ラブキュリの2人が放射能測定器付きの本を発見した時、キュリブルーに呼ばれてやってきた放射線医の女の子。デマをキュリブルーと共に、ことごとく論破していく。
その他キーワード
デマゴの実 (でまごのみ)
『風評破壊天使ラブキュリ』に登場する用語。十二吋花音の故郷の星から流出した実。人間の脳に入り込み、寄生主がウソをつきたくてしかたなくなるように刺激することで、世界にデマをばらまく。また自己顕示欲が強い人間の快感を増幅させ、快楽のためなら何でもするように人を操る。地球には4つの実が飛来、発芽して小さな種を大量にばらまいた。
風評破壊天使 (でまごーぐぶれいかー)
『風評破壊天使ラブキュリ』に登場する用語。十二吋花音が自分の星から流出したデマゴの実を回収するため、変身する魔法少女風の姿のこと。中村七海を巻き込み、2人で活動する。ペンダントにデマへの怒りをこめることで変身できる。地球人のヤンキー中村七海はキュリピンク、十二吋花音がキュリブルーとして変身。 キュリピンクは攻撃を増幅させ、武器に変えるなどの力を持っている。