食堂かたつむり

食堂かたつむり

2010年に公開された映画『食堂かたつむり』のコミカライズ作品。一日に一組の予約客だけしか取らない食堂のオーナー兼料理人・倫子のもとにやって来るお客との交流と、料理を丁寧に描いたハートフルな作品。

正式名称
食堂かたつむり
ふりがな
しょくどうかたつむり
作画
原作
ジャンル
その他ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

倫子は、とある事情から言葉を発することができなくなってしまった。そんな倫子がたった1人で営む「食堂かたつむり」では、提供される料理を食べると願いが叶うと噂されていた。今日も叶えたい願いを胸に秘めた予約客が、食堂かたつむりにやって来るのであった。

登場人物・キャラクター

倫子 (りんこ)

「食堂かたつむり」を1人で営む女性。実家では母親のルリコ、さらにブタのエルメスと暮らしている。材料の手配やレシピ考案、調理や接客と、すべてを1人でこなしている。かつて恋人に突然失踪されており、そのショックにより声を出すことができない。そのため単語帳に日常生活で必要な文章をメモし、相手に見せて会話を成立させている。 15歳の頃に家出をした際におばあちゃんの家で厄介になり、彼女の料理を真似ているうちに興味を抱いて、料理のレパートリーを増やしていった。おばあちゃんの死後、恋人にも逃げられて満身創痍で故郷に帰り、実家の物置小屋を改装して「食堂かたつむり」をオープンさせた。

エルメス

倫子の実家に住んでいるペットのブタ。生後4週間のところでルリコが引き取った。その後、実家に戻って来た倫子を、新しい家族として受け入れて懐いている。「食堂かたつむり」にも出入りしており、店のマスコットキャラクターのような存在。倫子が実家に住む条件には、エルメスの世話が含まれているため、倫子は毎朝早起きして、エルメスの小屋の掃除をしている。

ルリコ

倫子の母親。スナックを経営している。夫はおらず、ブタのエルメスと暮らしていたが、倫子が戻って来たので、2人と1匹で暮らすことになった。倫子を受け入れる条件として、「家賃光熱費を入れること」「エルメスの世話をすること」を義務づけた。倫子が実家の物置小屋を改装して「食堂かたつむり」をオープンさせたいと言い出した時には、「最後まであきらめないこと」を条件に出店を許可した。

おばあちゃん

倫子の祖母で故人。家出をして来た15歳の倫子を引き取り、死去するまで一緒に暮らした。優しく穏やかな性格で料理上手。倫子が料理を始めるきっかけとなった人物である。毎日の食事だけでなく、ドーナツなどお菓子作りにも長けていた。学生時代の倫子がアルバイトから帰宅した際、冷たくなっているところを発見された。

(もも)

あどけない顔をした女子高校生。倫子たちの住んでいる村から街の学校まで通っている。赤い頬をしており、それをまるで林檎のようだと感じた倫子が、新しいレシピのインスピレーションを得るきっかけとなった。片想いをしているサトルと付き合いたいと望み、「食堂かたつむり」に予約を入れる。

喪服の女性 (もふくのじょせい)

一年中黒い服を着ている初老の女性。長い間、ある男性の愛人だったが、その男性が喪服の女性の自宅で死亡。遺体は男性側の家族に引き取られてしまった。その日からずっと喪服を思わせる黒い服を身に着けるようになった。食堂かたつむりに予約をしたものの、食べたい物など希望は一切ない、と倫子を困らせる。

シュウ先輩 (しゅうせんぱい)

ルリコが高校生の頃に出会った青年。ルリコより1つ年上で、初恋の相手。頭が良く、医者になる夢を抱いており、若い日の口約束ながらも、互いに結婚を誓っていた仲であった。しかし、シュウ先輩が大学進学のために別れてからは一度も会っていない。ルリコの中で美しい思い出になっている。

場所

食堂かたつむり (しょくどうかたつむり)

倫子が営む食堂。お客は一日一組限定の完全予約制。メールかファックスで予約を受け、前日までに客と対面し、提供するメニューを決定するシステムとなっている。食堂といっても正式な物件ではなく、小さな物置小屋を改装して営業中。料理は和食・洋食などジャンルにとらわれずに提供し、予約客にあわせてレシピを開発することも多い。倫子の住む村では、「食堂かたつむり」で食事をすると願いが叶う、と噂されている。

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