概要・あらすじ
飴色紅茶館は犬飼芹穂が宝くじの賞金で開いた紅茶専門の喫茶店。コンセプトは、採算を度外視してでもよい紅茶を集めた店を作ろう、というもの。常連客だった琴織さらさをアルバイトに迎え、繁盛はしないもののほそぼそと営業している。芹穂に恋愛感情があるさらさは事あるごとにおっとり鈍感な芹穂に振り回されているが、いつしか芹穂もさらさに惹かれていく。
登場人物・キャラクター
琴織 さらさ (ことおり さらさ)
17歳の女子高生で、飴色紅茶館の元常連、現在アルバイト店員。非常に生真面目な性格で、おっとりし過ぎている犬飼芹穂をサポートしている。元々飴色紅茶館の経営を手伝うために経済系の大学を目指していたが、飴色紅茶館のパティシエになるために製菓学校に通うことを決めた。
犬飼 芹穂 (いぬかい せりほ)
飴色紅茶館の女性店主で25歳。宝くじで当てた賞金を元手に、紅茶にこだわり抜いた紅茶専門喫茶店「飴色紅茶館」を開店する。おっとりとした性格で恋愛関係にうとく、自分の感情を表現するのが苦手。紅茶に関しては一流の腕前を持つが、経営に疎く、飴色紅茶館は赤字スレスレの経営をしている。琴織さらさがアルバイトになったおかげで、新しく入れた紅茶のフェアなどを行う機会も増え、経営が少し持ち直した。
獅子尾 ハル (ししお はる)
琴織さらさの友人の女子高校生で17歳。情報を集めることに快感を覚える性格で、情報屋を名乗っている。「ハルのジンクスハウス」という小さなジンクスを毎日配信するというWebサイトを運営している。七夕まつりの際に「ハルのジンクスハウス」を使って、七夕のイベントを開催したことがある。悪戯心が強く生真面目なさらさをからかうことが大好き。
白鳥 日乃夏 (しらとり ひのか)
琴織さらさの友人の女子高校生で16歳。天真爛漫で周囲の雰囲気を明るくしている。日曜大工が趣味で、趣味が高じて飴色紅茶館のテラス席を作った。獅子尾ハルと一緒にいることが多く、ハルと一緒に飴色紅茶館の常連になっている。
雨川 菫
犬飼芹穂の高校時代の同級生で25歳の女性。行動力があり、海外に留学して料理の勉強中。芹穂をからかうのが趣味。高校時代には芹穂のことが好きだったが、芹穂が鈍感すぎるため思いは叶わなかった。海外に女性の恋人がいる。