概要・あらすじ
主人公の鬱野たけしは、それほど食に興味がなく、他人と食事するのも好きではない、内向的な若者。大学を卒業して就職浪人になった鬱野は、アルバイトで生計を立てながら、日々つまらなそうに一人で食事をしている。
登場人物・キャラクター
鬱野 たけし (うつの たけし)
大学卒業後、就職浪人になる。内向的で自意識過剰な性格。食に興味がなく、何を食べても美味しく感じられない。また他人と食事をするのも好きではない。食事という行為を「作業」や「何かの儀式」のように考えている。普段の食事はファミリーレストランやチェーン店のファストフードで済ませることが多い。たまに自炊をすることもあるが、料理はあまり上手くなく、失敗することも多い。 就職浪人だが就職活動はほとんど行っておらず、漫画喫茶のアルバイトをしている。
妖精 (ようせい)
鬱野たけしのイマジナリーフレンドで、鬱野以外には見えない。黒い猫のような姿をしていて、関西弁を話す。食事をしながらあれこれ想像したり、料理に失敗したりする鬱野に対するツッコミ役。
叔父 (おじ)
鬱野たけしの叔父。独身。東京で一人暮らしをしている甥の鬱野を心配して、たまに食事に誘っている。
N (えぬ)
鬱野たけしの高校時代からの友人で、現在もつきあいが続いている唯一の人物。鬱野の実家近くで就職していたが、上司と折り合いが悪く、退職。
中島 (なかじま)
鬱野たけしと同じ漫画喫茶でアルバイトをしている、大学生の男性。登山サークルに所属しているが、そこで貰った怪しい気功グッズを鬱野にも勧め、鬱野にショックを与える。