魔女先輩日報

魔女先輩日報

舞台は魔女と人間が当り前に共存する世界。クールなサラリーマンの美園直斗は、お人よしで不器用な魔女の星野静に心惹かれていく。都会で生きる魔女の純愛を描いた、ピュアラブロマンス。「マンガクロス」で2018年8月から配信の作品。

正式名称
魔女先輩日報
ふりがな
まじょせんぱいにっぽう
作者
ジャンル
サラリーマン
 
恋愛
レーベル
プリンセス・コミックス(秋田書店)
巻数
既刊4巻
関連商品
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あらすじ

サラリーマンの美園直斗は、日々クールに淡々と仕事をこなしていた。直斗の先輩の星野静は魔女で、魔法を使うことができるものの、お人よしで要領が非常に悪く、いつもあたふたしていた。そんな静に冷たく視線を浴びせていた直斗であったが、不器用ながら真っすぐな静に少しずつ心惹かれていく。そんなある日、静は慌ただしく仕事をこなしていると、元カレの日渡晃介から連絡が入る。静はよりを戻そうとする晃介の強引な言葉に流されそうになり、自己嫌悪に陥る。そして静はそんな自分を変えるべく、晃介との決別を決意。晃介に思いの丈をぶつけた静は、その勢いのまま彼に別れを告げる。かつての自分に決着をつけたことで、気持ちをすっきりさせた静は、明るく前向きな気持ちで日々を過ごしていた。そして心に余裕が生まれた静はあらためて自分の思いに向き合い、自分が直斗に心惹かれているのを自覚するのだった。

登場人物・キャラクター

美園 直斗 (みその なおと)

星野静と同じ会社に勤務する青年。金髪碧眼の美形ながら、いつも不愛想な表情を浮かべている。優秀だが非常にプライドが高く、仕事でのミスを極端に嫌う。同僚の星野静のことは、お人よしで要領が悪いと思っていたが、彼女にミスをカバーしてもらったり、元気づけられたりして、徐々に彼女のことが気になっていく。新人時代は今よりもさらに輪を掛けてプライドが高く、人付き合いも悪かった。しかし、思いどおりにならない社会人生活を送る中で周囲と協力していくことを覚え、かなり丸くなった。

星野 静 (ほしの しずか)

美園直斗と同じ会社に勤務する女性で、黒髪ショートボブにしている。見た目は地味だが、実は魔法が使える「魔女」で、ホウキで空を飛んだり、念力で物を動かしたりすることができる。幼い頃から当り前に魔法を使えていたが、そのせいでズルをしていると思われる場合も多く、結果的に人の役に立つことが好きなお人よしな性格へと成長した。困っている人を見たら思わず手を差し伸べてしまうが、基本的に内気で不器用なため、いらぬ苦労を抱え込みすぎる傾向にある。そのために元カレの日渡晃介とは相性最悪で、付き合っていた時は、調子に乗った晃介に便利な道具扱いされつつも、嫌々ながらもそれを受け入れてしまうという悪循環に陥っていた。晃介からよりを戻す申し入れをされた際には過去の自分と決別することを決意し、自分の思いをはっきりと伝えた。幸が薄い印象があったが、晃介と決別したあとはどこかすっきりし、雰囲気が明るくなっている。自分のことを気遣ってくれる美園直斗の存在が徐々に気になるようになり、晃介と決別したあとは急速に彼を意識し始める。

星野 翼 (ほしの つばさ)

星野静の弟で、大学生。軽いノリの明るい性格で、初対面の人たちにも物おじすることはない。お姉ちゃんっ子で、姉と親しげな美園直斗のことを警戒している。

こまち

星野静が飼っているメスのイグアナ。周囲の人たちとは話すことができないが、静とは会話することができる。人間の言葉を完全に理解しており、本を読んだり、テレビを見たり、やたら人間臭い言動をする。さばさばした性格で、内気な静のそばに寄り添い、時には厳しく接して彼女を励ます。

日渡 晃介 (ひわたり こうすけ)

星野静の元カレで、サラリーマンの青年。黒髪短髪の人の好さそうな顔をしているが、実際はかなり身勝手な性格をしており、独占欲も強い。その容姿から一見すると好青年に見えるため、静も日渡晃介に励まされたことをきっかけに付き合い始めたが、一度気を許した人間には図々しくなる二面性を持つ。静も晃介と付き合っているあいだ、ずっと便利な道具扱いされてストレスを溜めていた。転勤で静に一方的に別れを告げるものの、転勤から戻ってきたのをきっかけに静とよりを戻そうとする。その際、静のそばに美園直斗がいることで心乱され、静を束縛しようとするが、我慢の限界に達した静に激昂される。その後は静に甘えすぎていたと反省して謝罪するが、静には相手にされなかった。

書誌情報

魔女先輩日報 4巻 秋田書店〈プリンセス・コミックス〉

第3巻

(2023-05-16発行、 978-4253275149)

第4巻

(2024-04-16発行、 978-4253275156)

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