ホワイトアルバム

ホワイトアルバム

『さくらの唄』や『バカ姉弟』を描いた安達哲の連載デビュー作品。5人の高校生の青春群像劇。あとがきで作者は、リアルでシリアスで暗い漫画を目指したと語っている。「週刊少年マガジン」昭和63年第21号から第34号にかけて連載された。

正式名称
ホワイトアルバム
ふりがな
ほわいとあるばむ
作者
ジャンル
青春
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概要・あらすじ

内申点が足りずに第一志望の高校に落ちた鮎川健一は、仕方なく入学した定員割れの高校生活を憂鬱に感じていたものの、同じクラスになった藍沢由美に一目惚れする。しかし、同じクラスには、健一の受験失敗の原因ともなった今井亜紀子の姿もあった。ひょんなことからつるむようになったクラスメイトの臼井宏幸石引俊春を交え、5人それぞれの高校生活が始まる。

登場人物・キャラクター

鮎川 健一 (あゆかわ けんいち)

第一志望のひばり高校に落ちて、定員割れの黒目高校に仕方なく入学した男子高校生。眼鏡をかけた優等生タイプで、入学式は新入生代表として挨拶を述べた。中学ではバスケ部に所属していたが、その時の仲間が皆、ひばり高校に入学してバスケを続けることに疎外感を感じ、高校では帰宅部。入学初日に同じクラスになった藍沢由美に一目惚れする。

臼井 宏幸 (うすい ひろゆき)

鮎川健一と同じ1年1組に在籍する男子生徒。近寄りがたい雰囲気を放つ不良タイプ。藍沢由美と同じ中学出身で、過去に由美と何かしらの関係があった様子。絵を描くのがうまく、由美をモデルにしたセクシーなイラストを描いては、クラスメイトの石引俊春に500円で売りつけて小銭を稼いでいる。

藍沢 由美 (あいざわ ゆみ)

鮎川健一と同じ1年1組に在籍する女子生徒。健一と同じくひばり高校に落ちて、黒目高校へ入学した。黒髪ロングストレートの美人。出席番号の関係で健一とともに学級委員を担当することになる。家は病院を経営するお嬢様で、両親のしつけは厳しい。

今井 亜紀子 (いまい あきこ)

鮎川健一と同じ1年1組に在籍する女子生徒。健一と同じ中学出身で、成績優秀だった健一が第一志望の高校に落ちた原因を作った人物。ややたれ目の美人で、藍沢由美と並んで、学区で一番イイ女として一部の男性に知られる。不良娘で同時に交際している男は10人を超える。

石引 俊春 (いしびき としはる)

鮎川健一と同じ1年1組に在籍する男子生徒。背が低い、リーゼント頭の少年。地元のゴロつきとつるんでいたが、必死に勉強して普通科の都立である黒目高校に入学した。ブスばかりのクラスに絶望を感じていたが、藍沢由美と今井亜紀子という2人の美人に希望を見出す。

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