概要
時は21世紀後半と、江戸時代から続く老舗ホテルつづれ屋は経営不振のために、大手のギャラクシーホテルから買収を持ちかけられていた。そんなつづれ屋の跡取り息子つづれ屋21エモンは家業よりも宇宙飛行士に憧れていたが、ある日太陽系一周旅行へと招待される。
喜ぶつづれ屋21エモンはつづれ屋のボーイロボットゴンスケと居候の宇宙生物モンガーと共に旅立つ。しかし、この旅行にはある企みがあった・・・
登場人物・キャラクター
つづれ屋21エモン (つづれやにじゅういちえもん)
江戸時代から続く老舗ホテルつづれ屋の二十一代目の跡取り息子の小学生。正義感が強く、行動力もあるが頭に血が上りやすい性格で失敗も多い。家業を継ぐよりも宇宙飛行士に憧れ、日夜つづれ屋でボーイをしながら自分の宇宙船を買う資金を貯めていたが、ある日新型ロケットの試乗会へ招待され、ホテルのボーイロボットゴンスケと居候の宇宙生物モンガーと共に太陽系一周旅行へと旅立つ。 つづれ屋を買収しようとしている大手のギャラクシーホテルの社長の娘ルナはクラスメート。
ママ
つづれ屋21エモンの母親だが、本名は不明。温厚な性格で、何かとトラブルの多い、江戸時代から続く老舗ホテルつづれ屋での仲裁役的な存在。
ルナ
つづれ屋21エモンのクラスメートであり、江戸時代から続く老舗ホテルつづれ屋を買収しようとしている大手ギャラクシーホテルの社長の娘。利発な性格のしっかり者で、家業の跡継ぎとしての自覚も強い。 つづれ屋21エモンが宇宙飛行士に憧れている事を知り、父親と共に一計を案じる。
ギャラクシーホテル社長 (ぎゃらくしーほてるしゃちょう)
江戸時代から続く老舗ホテルつづれ屋を買収しようとしている、大手のギャラクシーホテルの経営者であり、つづれ屋21エモンのクラスメートルナの父親。娘からつづれ屋21エモンが宇宙飛行士に憧れている事を聞き、一計を案じる。
オナベ
江戸時代から続く老舗ホテルつづれ屋のメイドロボット。丸々としたボディが特徴的。親切でよく気が利く働き者だが、おせっかいなところもある。つづれ屋への忠誠心も強い。
モンガー
江戸時代から続く老舗ホテルつづれ屋に宿泊した宇宙人ササヤマ星人が、宿泊費替りに置いていった宇宙生物。無口で一日に一言しか話さないが知能は高く、どんな環境でも生存して、何でも食べてエネルギー源にしてしまう絶対生物。 テレポーテーションや透視などの特殊な能力も有している。つづれ屋に居候するようになってからは、そのテレポーテーション能力で宿泊客を呼び寄せ、集客に貢献。つづれ屋21エモンとも仲が良く、太陽系一周旅行にも参加した。
つづれ屋20エモン (つづれにじゅうえもん)
江戸時代から続く老舗ホテルつづれ屋の主人であり、つづれ屋21エモンの父親。息子からはパパと呼ばれている。昔気質の頑固な父親で、息子に家業を継がせるのが夢。
ゴンスケ
江戸時代から続く老舗ホテルつづれ屋のボーイとして働いているロボット。本来は芋堀作業用で、言葉遣いも訛り丸出しで荒っぽいトラブルメーカー。芋に対する愛と執着は尋常ではなく、つづれ屋の部屋に芋畑を作っている。 つづれ屋21エモンと共に行動する事が多く、太陽系一周旅行にも参加した。
ウキキの木 (うききのき)
江戸時代から続く老舗ホテルつづれ屋に宿泊した宇宙人。緑色の幹と枝を持つ植物知性体であり、自らは動くことが出来ないのでテレパシー能力によって周囲の者を操って、移動や意思疎通を行う。
ササヤマ星人 (ささやませいじん)
江戸時代から続く老舗ホテルつづれ屋に宿泊した、頭の上に二本の手がある宇宙人。貨幣制度の無い辺鄙な惑星からやってきて、宿泊費替りに故郷の生物であるモンガーを置いていく。
場所
ギャラクシーホテル
『21エモン 宇宙にいらっしゃい!』に登場するホテル。21世紀の地球を代表する一流ホテル。社長は、つづれ屋21エモンのクラスメートの少女ルナの父親。
つづれ屋 (つづれや)
『21エモン 宇宙にいらっしゃい!』に登場するホテル。江戸時代から続く老舗ホテル。現主人はつづれ屋21エモンの父つづれ屋20エモン。老朽化し経営不振のために、大手のギャラクシーホテルから買収を打診されている。
イベント・出来事
太陽系一周旅行 (たいようけいいっしゅうりょこう)
『21エモン 宇宙にいらっしゃい!』に登場する旅。つづれ屋21エモンが新型ロケットの試乗会として招待された。つづれ屋21エモンの実家であるホテルつづれ屋で働くロボットゴンスケと居候の宇宙生物モンガーも共に参加した。