BAMBOO BLADE B

『BAMBOO BLADE』からのスピンオフで、原作者である土塚理弘が自ら作画も担当した作品。かつての剣道の名門校飛鈴中学校を舞台に、気弱で自らに才能がないと思いこんでいる主人公・大城戸優が、様々なライバルとの戦い、仲間達との交流を通じて成長していくスポ根剣道マンガ。

正式名称
BAMBOO BLADE B
作者
ジャンル
剣道
レーベル
ガンガンコミックス(エニックス)
巻数
全12巻完結
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概要・あらすじ

主人公大城戸優は、幼い頃から剣道を習ってきたが、幼馴染で小6の笹森健太にまったく勝つことができず、中学では剣道をやるつもりはなかった。そんな中、入部した家庭科部の先輩である川上硯梨が剣道部を掛け持ちしていた縁から、剣道部へ体験入部することになる。そこで行われた部内の練習試合に巻き込まれたユウは、圧倒的な強さを発揮して経験者の先輩を圧倒。

実は笹森健太は人並み外れた強さを持つ存在であり、それを相手にしてきた自身も相当な実力を持つに至っていたことを知る。最初は剣道部への入部を拒否していたユウだったが、自身を上回るライバルとの戦いを通じて、自らを鍛え、相手に勝つという剣道の楽しさを改めて知り、次第にその魅力にのめり込んでいく。

登場人物・キャラクター

大城戸 優 (おおきど ゆう)

飛鈴中学校に通う1年生の少女。恵まれた体格で、男子顔負けの食欲と腕力の持ち主。幼い時から剣道を習っており、幼馴染のケンちゃんやカグヤというズバ抜けた才能をもつ実力者に負け続けていたため、自分に才能がないと思いこんでいた。そのため、当初は剣道部ではなく家庭科部へと入部することを決めていたが、そこで剣道部と兼部をしていた川上に誘われ、飛鈴中学校剣道部に体験入部。 同世代の中でも突出した実力をもつことを知り、剣道部へも入部することになる。腕力にものを言わせた剛剣の使い手で、その力は同世代の男子を力でねじ伏せるほど。一部では「ゴリラ」とも呼ばれている。実力は折り紙付きだが、生来の気の弱さからくる精神的な弱点を露呈することもあったが、数々のライバルとの戦いを通して、自らを鍛え相手に打ち勝つ剣道の楽しさに芽生え、成長していく。

笹森 健太 (ささもり けんた)

小学6年生の少年で、ユウとは幼馴染み。実家は笹森道場という剣道場で、幼い頃から祖父に鍛えられた。そのため中学生とも互角に戦えるほどの腕前で、結果的に日々の練習相手となっていたユウを、本人が気付かない内に鍛え上げていた。既に一年後、飛鈴中学校に入学した際には、剣道部に入部することを決めているため、ユウにも剣道部に入って欲しいと思っている。 カグヤの弟である陽は、剣道で互角の勝負ができる数少ない同世代の相手で、ライバル的な存在。やや実力では及んでおらず、いつか陽を倒すためにより強くならねばならないと考えている。ユウ以外の女子が相手では本気を出せなくなったり、迷子になって泣きべそをかくなど、精神的には小学生相応に幼い面もある。

伊藤 錬二 (いとう れんじ)

飛鈴中学校剣道部に所属する2年生の少年。剣道部の中でも最も強いとされており、その実力はユウと互角かそれ以上。親友であるジンと幼い頃から剣道を学んでいたが、当時共に門下生であったヒメと衝突。勝負に負けたことで道場を追われてしまうが、いつかはヒメを倒せるようになるべく、その後もジンと共に独学で剣道を続けていた。 剣道部に所属してからは、一年時からその頭角を現し、2年では部のエースとしてユウの実力を早い段階で見抜き、剣道部に熱心に勧誘する。その実力は県下トップクラスされている辻村らと互角に渡り合うほどだが、体力のないジンに合わせた練習をしていた影響で、1分しか集中力が続かないという弱点も抱えている。 元々剣道を始めたのは、幼馴染みである川上を守るためだったが、本人はそのことを忘れてしまっている様子。

中倉 迅 (なかくら じん)

飛鈴中学校剣道部に所属する2年生の少年。線の細い美少年で女子からの人気も高い。剣道部の中ではレンジと並ぶ実力者だが、シングルマザーの家庭で育ち、満足な食事を取らずに成長してきたことから体力がなく、試合中にも息切れを起こしてしまっていた。持田による指導と、ユウの母による料理教室を経て、母親に頼らず自分の手で料理を作るようになり、下半身強化を中心とするトレーニングをこなしていくことでスタミナをつけていく。 本人の性格から誤解されやすいが、レンジが理論や順序を立てて試合を組み立てるのに対し、ジンは力で押し切る戦いを得意とする生粋のパワーファイター。ほぼ実力は伯仲しているにも関わらずレンジとの勝負に負けることが多いのは、無意識の内に自分をイジメから助けてくれたレンジへの遠慮があるためで、本来はレンジすら上回るほどの才能の持ち主。

川上 硯梨 (かわかみ すずり)

飛鈴中学校剣道部と家庭科部を兼部する2年生の少女。レンジとは幼馴染みの関係で、手のかかる弟のようにその面倒を見ており、剣道もレンジに誘われたことで始めた。初心者であるため腕前はそれほど高くなく、楽しんでやることを重視しているが、練習には誰よりも真面目に取り組んでおり、試合で勝利したこともある。 学校や外では年下への面倒見もいい、才色兼備の女の子として憧れの的となっているが、その本性はかなりの甘えん坊。家では掃除や手伝いもせずだらしくなく過ごしているが、剣道を始めてから少しずつしっかりするようになった。現在は社会人で実家を出ている、しっかりものの姉のことを慕っている。

佐々木 大河 (ささき たいが)

飛鈴中学校剣道部に所属する3年生の少年。剣道部が統合される前は男子剣道部の部長を務めており、全員をまとめるリーダー的な存在で、ほとんどの試合で大将を務めている。当初は坊主頭の強面として登場していたが、ユウに敗北して以降は2頭身のデフォルメされた姿で登場する。剣道に賭ける情熱は人一倍強く、その実力はレンジやジンも認めるほどのものなのだが、責任感の強さからやる気が空回りしてしまい、本番では本来の実力を発揮できないことが多い。 女子に負けたショックでその症状はさらに悪化し、試合でまったく勝てなくなってしまうが、自分を責めるユウの涙を見て、本来の自分を取り戻す。

宮本 竜美 (みやもと たつみ)

飛鈴中学校剣道部に所属する3年生の少女で、統合前は女子剣道部の部長を務めていた。のんびりとした人あたりのいい性格で、部活も皆で楽しくやることをモットーとしている。元々は剣道に興味はなく、漫画・イラスト制作部に入部するつもりだった。そこで不本意なイラストの複製作業をさせらそうになった所を、『BAMBOO BLADE』の登場人物である千葉紀梨乃に助けられ、その勧誘を受けて剣道部へと入部することを決めた。 幼馴染みのサリとは正反対の性格だが、非常に仲が良い。

菊川 紗里子 (きくかわ さりこ)

飛鈴中学校剣道部に所属する3年生の少女。一見クールで冷たそうな雰囲気を漂わせているが、危なっかしいタツミを放っておくことができず、付き合いで剣道部に入部するほどのお人好し。入部して早々に頭角を現し、男子の佐々木を凌ぐほどの腕前となる。女子ではユウに次ぐ実力者で、大会でも成績を残せるポテンシャルをもっているが、気分屋な性格が災いし、試合ごとに調子の波が大きすぎるため安定した結果を残せないという弱点をもつ。

持田 歩 (もちだ あゆむ)

飛鈴中学校剣道部顧問を務める男性教師。インターハイにも出場したことがある剣道経験者として、剣道部を鍛え上げることを期待されて赴任する。かつて共に剣道を学んでいた友人をハードな練習により倒れさせてしまったことから、自身には他人を教える資格はないと考えており、当初は真剣な指導を行わなかった。 しかし真剣に強くなろうとするユウら剣道部員達との交流で心を動かされ、以後は全国大会を目指した本気の指導を行うようになる。指導力は確かだが経験が浅いため、他校への人脈がない。練習試合を組むため、かつての恩師など下げたくない相手に頭を下げてまわったこともある。

遠藤 恵 (えんどう けい)

飛鈴中学校剣道部に所属する1年生。ユウのクラスメートで、剣道部のムードメーカーである遠藤俊介の妹。入学前から剣道部への入部を決めていたが、お互いに同じ部で活動したくなかったため約束を交わし、兄の引退と入れ替わるように剣道部へと入部した。幼い頃から剣道をやっており、自分の腕にもそれなりの自信をもっていたが、同じ学年のユウに完敗して以降はユウを目標とするようになる。 ユウやレンジ達にこそ及ばないものの実力は確かで、入部して早々に全国から猛者が集う川中島の大会でユウと共に部の女子代表に選ばれている。

斎村 香久耶 (さいむら かぐや)

笹森健太のいとこで、ユウの友人であり、剣道小町の1人。全国大会で優勝した、女子中学剣道界の頂点に君臨する存在。弟の斎村陽を溺愛しており、元々剣道を始めたのも弟のため。その陽も男子小学生剣道の全国大会優勝者で、剣道姉弟として広く知られている。何か一つのことを始めると周囲が一切見えなくなるという情人離れした集中力をもっており、こと剣道に関しては夜中に寝ながら竹刀を振っていたこともあるほど。 圧倒的な強さを誇るが故に、同じ次元で戦う相手がいないことに孤独も感じている。ただしその中でもユウの才能を誰よりも高く評価しており、いずれ自分と同じ次元に立つことができる人間として期待を寄せている。

奥園 緋姫 (おくぞの ひめ)

天応中学校に通う2年生の少女。かつてはレンジやジンと同じ道場に通っており、両者が道場を追われる要因を作った因縁の相手。自身が絶対に正しいとするねじ曲がった正義感をもち、部の中でもやや浮いた存在。女子でありながら男子にも引けをとらない実力の持ち主で、大会ではユウにも勝利した。 しかしその際の判定に納得いかず、以降ライバルとしてユウのことを強く意識するようになる。かつては少年のような容姿をしていたが、辻村に敗北したことがきっかけで大きなリボンをつけるようになる。

辻村 圭祐 (つじむら けいすけ)

天応中学校に通う2年生の少年。佐藤将太郎らと同じ、光陰流道場の出身。猫を頭に乗せたまま、試合の時間にも平然と遅れてくるほどのマイペース。強豪である天応中の中でもその実力は抜きんでており、初めて戦った際はレンジが手も足も出なかったほど。器用で何でもそつなくこなすタイプだが、元々飛びぬけた才能はもっておらず、「開き足」と呼ばれる、相手の打突をかわしつつ相手に身体を向ける足捌きを覚えたことをきっかけに、才能が開花した。

佐藤 将太郎 (さとう しょうたろう)

天応中学校に通う2年生の少年。佐藤将蔵の孫で、女子五剣聖の1人である末野将子の弟。辻村らと同じ光陰流道場の出身。天王中でも補欠メンバーで、引き分けにもちこむことを得意とする目立たない存在。だが、それは病気の妹のため、人を斬らないという枷を課しているための演技で、本来の実力は辻村をして本気を出すと誰も敵わないと言わせるほどの天才。 なおその圧倒的な強さが判明した後も、メガネをかけているせいか解説役に回ることが多く、それを密かに愚痴っていたこともある。

柳沼 粋恋 (やぎぬま すいれん)

元永学園中等部に通う3年生の少女。県内でも1、2を争う強豪校である元永学園の女子剣道部部長を務める。演技がかった口調に、捉えどころがなくマイペースな性格。剣道を始めたきっかけはその動きの美しさに惹かれたためで、自身の戦い方においても徹底的に美を追求する。剣道小町の1人であり、カグヤにも匹敵するとされるほどの実力者だったが、実際に対峙した際は、自身の追い求める究極の美とはカグヤであったことを思い知らされ完敗を喫している。

集団・組織

飛鈴中学校 (ひりんちゅうがっこう)

『BAMBOO BLADE B』の主な舞台となる中学校。ユウ、レンジ、ジンといった多くの主要キャラクター達が通っている。様々な部活動が存在しているが、中でも剣道部はかつては県内中学剣道と呼ばれていたほどの名門だった。ただし現在は部員数も大幅に減少してしまっており、別々に存在していた男女剣道部を統合し、新たな顧問として持田を招いての再出発が図られることになる。

場所

光陰流道場 (こういんりゅうどうじょう)

『BAMBOO BLADE B』に登場する剣道場。古流剣術の流れを組んだ、人を斬ることを本質とした剣道を教えていたが、その思想は現代では理解されず、次第に門下生は減っていき、道場も畳まれることになる。その後、道場主であった佐藤将蔵は佐藤将太郎や辻村らに、強さのみではなく心の強さに重きをおいた剣道を教えようとするが、病により志半ばで倒れ、その教えが最後まで伝えられることはなかった。

書誌情報

BAMBOO BLADE B 全12巻 エニックス〈ガンガンコミックス〉 完結

第1巻

(2009年6月25日発行、 978-4757525962)

第2巻

(2009年11月25日発行、 978-4757527294)

第3巻

(2010年5月25日発行、 978-4757528819)

第4巻

(2010年11月25日発行、 978-4757530737)

第5巻

(2011年4月22日発行、 978-4757531949)

第6巻

(2011年9月8日発行、 978-4757533622)

第7巻

(2012年1月21日発行、 978-4757534759)

第8巻

(2012年4月21日発行、 978-4757535794)

第9巻

(2012年8月22日発行、 978-4757537132)

第10巻

(2012年12月22日発行、 978-4757538139)

第11巻

(2013年5月22日発行、 978-4757539600)

第12巻

(2014年1月22日発行、 978-4757541689)

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