BECK

平凡な毎日を送っていた少年・田中幸雄(コユキ)は、ひょんなことからギタリスト・南竜介と出会い、ともにロックバンド「BECK」を結成。天性の歌声を持つコユキが、バンドメンバーとともに成長していく姿を描いた音楽漫画。第26回講談社漫画賞少年部門受賞作。

概要・あらすじ

平凡な日々に不満を抱えながら中学生活を送っていた田中幸雄(コユキ)は、ある日全身ツギハギ姿の奇妙な犬ベックを助けたことで、飼い主の南竜介と出会う。コユキの天性の歌声を見初めた竜介は、ラッパーの千葉恒美、ベーシスト平義行、ドラマーのサクとともにロックバンド「BECK」を結成。

音楽業界のしがらみにとらわれながらも、着々と実力をつけいていくBECK。そんな中、コユキもバンドマンとして、一人の人間として成長していく。

登場人物・キャラクター

田中 幸雄

退屈な中学生活を送っていたが、南竜介と出会って音楽の世界に身を投じることになる。天性の歌声を竜介とBECKのメンバーに見初められてバンドに加入。以降はBECKでギターボーカルを務める。その歌声は国内外のトップミュージシャンも認めるほどである。はじめはギターに関しては素人だったが、斎藤さんの指導を受けて上達。 ギターに熱中しすぎるあまり志望校のランクを落としてサクとともに千葉恒美と同じ高校に入学した。使用するギターは、斎藤さんから借りたグレッチホワイトファルコン、楽器屋にて一目惚れしたフェンダーテレキャスターなど。

南 竜介

BECKのギタリスト。ニューヨークからの帰国子女。女は泣かせる、借りた金は返さないと評判は悪いが、ギターの腕前は確かで、音楽への姿勢は真摯である。コユキに飼い犬ベックを助けてもらった恩義から、コユキが絡まれていたところを助けた。その後、コユキの歌声に才能を見出し、自身のバンドBECKに誘い入れた。 使用しているギターは、少年時代車から盗み出したギブソンレスポール「ルシール」。ダイブリのエディ・リーがシークレットライブでルシールを使用したいとの申し出を受け入れてしまったことから、身の回りが一変する。

千葉 恒美

BECKではラップを担当。短気で粗野だが、曲がったことが嫌いで性根は真っ直ぐな性格である。アフロヘアが特徴。サクによれば、歌はいまいちだが、人を惹きつける魅力があるらとのこと。子供の頃は病弱でいじめられっ子で、それを克服するために空手を学んだ。コンドルラーメンでアルバイトをしており、一回BECKから離れた際には本気でラーメン屋を継ごうとしていた。 コユキの通う高校の先輩で、成績優秀のため級長を務めていた。

平 義行

BECKのベーシスト。元はミュージックマンズというバンドの腕利きベーシストで、南竜介からBECKに誘われた。竜介に「俺と組みたきゃすごいボーカルを連れて来い」と言い放ち、連れてきたコユキの才能を認め、晴れてBECKの一員となった。日本人離れしたファンキーなベースを弾くと評価は高い。 常に冷静沈着でメンバーの精神的支柱。使用しているベースはミュージックマンスティングレイ。

桜井 裕志

コユキの通う中学に転校してきた。コユキが中学生活でハブにされてしまったときに、放送室でダイブリのジョン・セイズをかけたことがきっかけで友人となる。コユキの学校での数少ない味方。BECKからドラマーが脱退したときに南竜介に勧誘されてBECKの一員になる。ドラムは、7歳の頃から兄の影響で始めていた。 技術的には他のメンバーに一歩劣るが、プロのミュージシャンから「まだまだ伸びしろがある」と評されるほど、才能はある様子。のちに益岡弘美とのちに付き合い始める。

石黒 泉

コユキの中学時代の一つ上の先輩。水泳部所属。コユキが小学生のころ同じ書道教室に通っており、一人学校が違って孤立していたコユキにできた最初の友人。当時はおかっぱで男の子のようだったが、中学では校内のマドンナ的存在になっていた。コユキのことが好きだったが、南真帆との関係を思って身を退いた。

南 真帆

南竜介の父親違いの妹。兄と同じく帰国子女のため、日本語が少し下手。将来の夢はニューヨーク・ユニバーシティで映画の勉強をすること。一番初めにコユキの才能を見抜き、BECKのボーカルに推薦した人物でもある。その後、コユキと恋人同士となる。コユキと真夜中プールで泳いだ時に、エディ・リーの使ったピックをコユキにプレゼントした。 芸能界にスカウトされるほどの美貌だが、本人はまったく興味がなく断ってしまった。

益岡 弘美

コユキとサクが入学した高校の同級生。ショートカットの女の子。コユキのバイト先の隣のセニョール・ドーナツでバイトをしていたが、お店に大打撃を与えるミスをしてクビになる。軽音楽部に入ったが、初心者が入れる雰囲気ではなく3日で退部し、中学時代に実績のあった新体操部に入部した。 サクのことが好きでコユキに相談し、付き合い始めた。

斉藤 研一

斎藤紙業の社長。元水泳五輪強化選手で、普段はビートルズを愛する温厚な紳士だが、水着を着用したりプールに入ると鬼コーチへと豹変する。44歳にして週に3万m以上泳ぐ現役スイマー。コユキが竜介に借りたギターを直す資金のために、若干無理をして自社で働かせたことがある。また、コユキのギターの師匠でもあり、ギブソンの偽物ティプソンのレスポールをコユキに貸し与えたのちに、一生懸命働く姿をみてグレッチホワイトファルコンを無期限で貸した。 かなりの風俗好きで、性欲旺盛。持っているダッチワイフの名前は和貴子。独身貴族だったが、コユキの中学時代の副担任桃子先生に一目惚れし、交際にこぎつけた。

ベック

南竜介の飼い犬。少年時代の竜介がルシールと共に盗み出した。バンド名BECKの由来でもある。ツギハギだらけの奇妙な姿が特徴。元々はレオン・サイクスの飼い犬で、キースという似たようなツギハギ姿の犬がもう一匹いる。コユキにだけなぜか攻撃的な性格をしている。

ルシール

『BECK』に登場するギター。エリック・クラプトンも尊敬する、伝説の黒人ブルースギタリストサニーボーイ・ウォーターズのギター。シリアルナンバーは「8 3001」。サニーボーイとある男がナイトクラブでルシールという名前の女を巡って争った翌日、ライブ中のサニーボーイが射殺された時についた弾痕があるギター。 それ以来ルシールと呼ばれ伝説となっている。少年時代のエディ・リーと南竜介がベックとともに盗んだ。

集団・組織

BECK

『BECK』に登場するロックバンド。「最強のバンド」を作るため南竜介がメンバーを集めた。バンド名は千葉恒美が竜介の飼い犬ベックを見て命名。ギター・竜介、ラップ・千葉、ベース・平義行、ドラム・東郷で結。その後、家業を継ぐために東郷が脱退し、ギターボーカル・コユキとドラム・サクが加入する。 海外では、シカゴのインディーズレーベルが名付けたモンゴリアン・チョップ・スクワッドを名乗って活動。ダイブリのシークレットライブに飛び入りでコユキが参加したことから人気に火がつき、ロックフェス「グレイトフルサウンド」への出場のきっかけとなった。同時に、大物プロデューサー蘭を怒らせる原因にもなり、以後業界に幅をきかせる蘭からの圧力に悩まされることとなる。

The Dying Breed

『BECK』に登場するバンド。全米で3000万枚を売る人気バンド。ギター・エディ・リーとボーカル・マット・リードを中心に構成されている。南竜介はエディ・リーと幼なじみ。二人ともコユキの声を高く評価しており、シークレットライブでステージにコユキを上がらせる。ツアームービーを映画監督ジム・ウォルシュに撮らせ、ルシールのありかがバレてしまった。 コユキと南真帆の思い出の曲「swimming bare」は、エディ・リーがツアーの途中にどこかの湖で夜中に恋人と裸で泳いだ時のことを歌った歌。

Belle Ame

『BECK』に登場するバンド。かつて南竜介とバンドを組んでいた、木村栄二が結成したバンド。ビジュアル・ロック界の大御所で今やアメリカのロック界との人脈も築きつつある蘭の権力により一気にメジャーデビューし、日本武道館・東京ドームをソールドアウトさせる。ダイブリのシークレットライブで一緒に演奏する予定だったが、リハーサルを見て失望したマット・リードにギターに火をつけられてしまう。

アニメ

BECK

昨日も今日も明日も明後日も…ずっと同じような変わりばえのしない退屈で平凡な日々がずっと続くと思っていた田中幸雄、14歳。ある日、体がツギハギだらけのヘンな犬を助けたことで、その犬の飼い主南竜介と知り合... 関連ページ:BECK

書誌情報

Beck 全34巻 講談社〈講談社コミックス月刊マガジン DX〉 完結

第1巻

(2000年2月発行、 978-4063342789)

第2巻

(2000年3月発行、 978-4063342918)

第3巻

(2000年6月発行、 978-4063343076)

第4巻

(2000年7月発行、 978-4063343137)

第5巻

(2000年10月発行、 978-4063343403)

第6巻

(2001年2月発行、 978-4063343816)

第7巻

(2001年5月発行、 978-4063344042)

第8巻

(2001年8月発行、 978-4063344516)

第9巻

(2001年11月発行、 978-4063344691)

第10巻

(2002年2月発行、 978-4063345070)

第11巻

(2002年5月発行、 978-4063345452)

第12巻

(2002年8月発行、 978-4063345810)

第13巻

(2002年11月発行、 978-4063346220)

第14巻

(2003年2月発行、 978-4063346718)

第15巻

(2003年6月発行、 978-4063347326)

第16巻

(2003年9月発行、 978-4063347722)

第17巻

(2003年12月発行、 978-4063348231)

第18巻

(2004年3月発行、 978-4063348507)

第19巻

(2004年6月発行、 978-4063348781)

第20巻

(2004年10月発行、 978-4063349245)

第21巻

(2005年1月発行、 978-4063349597)

第22巻

(2005年4月発行、 978-4063349993)

第23巻

(2005年7月発行、 978-4063720358)

第24巻

(2005年10月発行、 978-4063720884)

第25巻

(2006年1月発行、 978-4063721270)

第26巻

(2006年4月発行、 978-4063721393)

第27巻

(2006年8月発行、 978-4063721836)

第28巻

(2006年11月発行、 978-4063722284)

第29巻

(2007年2月発行、 978-4063722666)

第30巻

(2007年6月発行、 978-4063723083)

第31巻

(2007年11月発行、 978-4063723656)

第32巻

(2008年2月発行、 978-4063754452)

第33巻

(2008年6月発行、 978-4063754926)

第34巻

(2008年10月発行、 978-4063755756)

BECK 全17巻 講談社〈講談社漫画文庫〉 完結

第1巻

(2013年12月発行、 978-4063849608)

第2巻

(2013年12月発行、 978-4063849615)

第3巻

(2014年1月発行、 978-4063849653)

第4巻

(2014年1月発行、 978-4063849660)

第5巻

(2014年2月発行、 978-4063849721)

第6巻

(2014年2月発行、 978-4063849738)

第7巻

(2014年3月発行、 978-4063849806)

第8巻

(2014年3月発行、 978-4063849813)

第9巻

(2014年4月発行、 978-4063849820)

第10巻

(2014年4月発行、 978-4063849837)

第11巻

(2014年5月9日発行、 978-4063849950)

第12巻

(2014年5月9日発行、 978-4063849967)

第13巻

(2014年6月12日発行、 978-4063849974)

第14巻

(2014年6月12日発行、 978-4063849981)

第15巻

(2014年7月11日発行、 978-4063849998)

第16巻

(2014年7月11日発行、 978-4063850000)

第17巻

(2014年8月12日発行、 978-4063850017)

SHARE
EC
Amazon
無料で読む
マンガリスト
logo