概要・あらすじ
徳島県の高校で教師をしている宇賀瑞木は、かつて自身が所属していた軽音部の顧問をしているが、3人しかいない部員のまとまりのなさに頭を悩ませていた。ある日、お遍路の最中に行き倒れた外国人を助けるが、彼は突如失踪した伝説的ロックバンドBLYTHEのZETAだった。そこから彼と宇賀瑞木、軽音部メンバーの交流が始まるのだった。
登場人物・キャラクター
宇賀 瑞木 (うが みずき)
徳島県の高校で教師をしている24歳の女性。宇賀瑞木の祖父とヒロオと暮らしている。高校生の頃は平太らとバンドを組んでいたこともあり、教師になってから軽音部の顧問をさせられる。元々BRYTHEのファンで、就職した現在も音楽に対して複雑な思いを抱いている。
ZETA (じーた)
元伝説のロックバンドBLYTHEのボーカル。恋人のポーラを失って以来、歌が歌えなくなってしまい、表舞台から消えていた。徳島県でお遍路をしていて行き倒れていたところを、宇賀瑞木に拾われた。
佐古井 (さこい)
宇賀瑞木の働く高校の軽音部に所属する男子高校生。バンドではボーカルとギターを担当している。本気で音楽をやりたいと考えており、ZETAに弟子入りを願い出る。
丹田 (たんだ)
宇賀瑞木の働く高校の軽音部に所属する男子高校生。バンドではベースを担当している。高慢で自分勝手だが憎めない性格。
土々呂 (どどろ)
宇賀瑞木の働く高校の軽音部に所属する男子高校生。バンドではドラムを担当している。よく佐古井と丹田の争いを諌めている。
平太 (へいた)
宇賀瑞木の高校の時のバンド仲間。今は家を継いでカフェバーを営んでいる。妄想癖があって暴走しやすい。宇賀瑞木のことが好き。
浩郎 (ひろお)
宇賀瑞木の高校の時のバンド仲間。高校卒業後、本気で音楽をやろうとアメリカに渡りデビューする。
草介 (そうすけ)
宇賀瑞木の高校の時のバンド仲間。いつも真面目で淡々と物事を進めていた。24歳で結婚し誠実に生活している。
ポーラ
ZETAの元恋人。素朴な女の子だったが、ZETAが売れ始め多忙になってしまった寂しさからドラッグにはしり、事故で亡くなった。
アンジー
ZETAの元マネージャーの女性。ZETAを追ってお遍路をして行き倒れていたところ、ZETAと宇賀瑞木に助けられた。