BLACK TIGER ブラックティガー

BLACK TIGER ブラックティガー

19世紀、南北戦争が終わった直後のアメリカを舞台に、悪を裁く凄腕の女性ガンマンの戦いを描いたガンアクション作品。「グランドジャンプ」2015年4号から不定期連載の作品。コミックス第1巻には、本作『BLACK TIGER』の原点となった読み切り『アリィよ銃を撃て!』も収録されている。

正式名称
BLACK TIGER ブラックティガー
ふりがな
ぶらっく てぃがー
作者
ジャンル
バトル
レーベル
ヤングジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊11巻
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概要・あらすじ

賞金首の一人がいるという情報を得て、賞金稼ぎのブラック・ティガーは酒場を訪れた。しかし「一人」というのは賞金首の偽情報で、実際は20人もの賞金首が集まって彼女を返り討ちにする相談をしていた。ブラック・ティガーの接近を確認した賞金首達は、彼女が酒場の扉を開けた直後に撃とうとしたが、ブラック・ティガーは賞金首より早く動いて20人全員を一瞬で撃ち殺してしまう。

その日の夜、街の外れで野宿していたブラック・ティガーは、街で何か事件が起きた事を感じて急行する。(第1話「漆黒の正義」。ほか、2エピソード収録。)

登場人物・キャラクター

ブラック・ティガー (ぶらっくてぃがー)

ブラックメンバーとして活動する賞金稼ぎの女性。20人の賞金首をあっという間に全員撃ち殺せるほど銃の腕は高く、撃ち合いながら賞金首と普通の人間を見極めるなど判断力にも長けている。冷静沈着な性格で、男性でも取り扱うのが難しい重さの銃を自在に扱ったり、屈強な男性を殴り合いで圧倒するなど身体能力も優れている。

ウエキ

ブラック・ティガーと20人の賞金首が戦闘した酒場に居合わせた男性。職業は各地を転々とする闇医者。さまざまな先住民族の言葉をしゃべる事ができ、医者としての腕もそれなりに高い。正体は南北戦争で南側についた勢力に雇われたスパイで、ブラックメンバーの情報を南に送っている。ブラック・ティガーに自分の活動拠点をつぶされたあとは、彼女といっしょに行動する。

マカ

先住民スー族の少女。医者を目指しており、ブラック・ジャガーに撃たれて瀕死状態だったブラック・ティガーを見つけて応急措置をした。さらにブラック・ティガーを村まで連れて帰り、父親の指導のもと、弾丸の摘出手術を行う。

ブラック・ジャガー (ぶらっくじゃがー)

ブラックメンバーとして活動する賞金稼ぎの男性。早撃ちはメンバー随一の腕を誇り、ヨーロッパから輸入した自動拳銃を愛用している。子供をメインに誘拐する奴隷密売組織に潜入し、組織のボスから信頼されるためにブラック・ティガーを不意打ちにする。

ボブ・スミス (ぼぶすみす)

賞金稼ぎの男性。旧南軍の残党兵に拉致された合衆国軍の軍人を取り戻すために合衆国に雇われている。同船したブラック・ティガーに一目惚れして求婚する。旧南軍の残党兵達との戦闘では、奇策でブラック・ティガーの窮地を救う。

ウィル

合衆国軍の男性軍人。士官学校を首席で卒業し、最新鋭艦の艦長を務めるなど出世コースを順調に歩んでいたが、南北戦争における初めての海戦で敗北してしまう。その後も武功を挙げられずに終戦したため、出世コースから外れてしまう。今は旧式艦の仕事ばかりで少し自暴自棄になっていたが、旧南軍の残党兵に拉致された合衆国軍の軍人を取り戻す作戦でブラック・ティガーや経験豊富な老兵と接して気持ちを新たにする。

集団・組織

ブラックメンバー

南北戦争終結後、南部の治安を悪化させる無法者を駆逐するために合衆国政府が作った組織。賞金稼ぎのブラックリストから選ばれた数人で構成されており、提示された賞金の10倍の額を報酬として受け取る事ができる。保安官からは「悪が悪党を排除する。治安維持のための殺し屋」と評されている。

書誌情報

BLACK TIGER ブラックティガー 11巻 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉

第10巻

(2022-09-16発行、 978-4088924519)

第11巻

(2023-04-18発行、 978-4088926711)

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