概要・あらすじ
荒野を放浪する賞金首・ギル・バスター。ギルは賞金稼ぎに追われ続けるばかりか、かつて倒した相手の幽霊にまとわりつかれる日々を送っていた。そんな彼はNo.1の殺し屋・シノ・フェニックスと出会い、決闘することになる。
登場人物・キャラクター
ギル・バスター (ぎるばすたー)
青年男性。飄々とした性格をしているが、9億7000万もの賞金を掛けられた賞金首。通貨単位は不明(Zに縦棒2本が入った架空の通貨単位が用いられている)だが、作中のガンマンによれば「一生遊んで暮らせる」だけの額であり、高額の賞金から一攫千金のギルとも呼ばれる。これまでに多数の相手を葬ってきたが、その全てが正当防衛で、本人としては賞金を掛けられる覚えはない。 しかし、犠牲者があまりにも多いため、警察が殺し屋のシノ・フェニックスを雇ってまで抹殺しようとするほどの危険人物と見なされている。2丁拳銃のガンマン。3対1の撃ち合いに悠々と勝利し、不意打ちをものともせず、狙撃に不向きな拳銃で遠距離から相手を撃つといった、優れた腕前を持つ。 卑怯な相手に対しては不意打ちをはじめとした策を巡らせるなど、頭の回転も速い。霊に免疫があり、取り憑かれても意識を失わない。
ワイルド・ジョー (わいるどじょー)
青年男性の幽霊。元々はギル・バスターに掛けられた賞金を狙う賞金稼ぎだった。ギルと対決するも、単純な策にはまってしまい、撃たれて死亡。その後、幽霊になり、ギルを殺して復讐しようとつきまとうように。非常にプライドが高く、自身の最強を信じて疑わない性格をしていた。だが幽霊になって以降はそのプライドも失われ、ギルを殺すためシノ・フェニックスをけしかけるなど、卑劣な策を用いる。
シノ・フェニックス (しのふぇにっくす)
最強の殺し屋として恐れられる中年男性。手配書がどこにでも貼ってあるほどの悪人で、100万(通貨単位は不明)の賞金が掛けられているが、ギル・バスター殺害のため、警察に雇われた。つばの広い帽子を被ってサングラスをかけ、ロングコートを着込んだ、いかにも殺し屋然とした風体。戦いにあたってはライフル銃だけでなく煙幕弾も使い、20人のゲリラ相手に勝利したことがある。