概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
秋田
営業一課の若手営業マンで、二階堂の部下。露天風呂に入れば湯あたりと風邪を同時に起こすような虚弱体質で、チワワのような小心者。恐ろしげな見た目から、取引先の鬼頭課長を恐れているが、鬼頭からは気に入られ、しばしば飲みに誘われる。入社のきっかけは会社の窓に張り付いている様子を見かねた人事部長に声をかけられたこと。 面倒見がよく、後輩思いの一面もある。同期に横山がいる。
二階堂
営業一課の係長。変わったものが大好きな変人で、同期の兎田のことも気に入っている。昼食にドジョウをよく食べ、ペットボトルにとろろ汁を入れて勤務中に飲むなどゲテモノ好き。見た目はダンディなため女性社員の投票で「カッコいい上司」ナンバーワンに選出されたこともある。テニスはインターハイに出場したほどの腕前で、水泳も得意。
兎田 千春
営業二課の係長。体毛が異様に濃く暑苦しい。毛深さに比例して男らしさとモテ度が上がると信じている。精力的で、脂っこいものを好む。フラれることも多いが常に声をかける積極性のためか女性関係は盛ん。二階堂の同期。下の名は千春。父親は息子以上に毛深い。
営業一課課長 (えいぎょういっかかちょう)
二階堂、秋田らの上司。ごくごく常識的なサラリーマン。
丸山
営業二課の課長。兎田の上司。丸々としていて赤ちゃんに似ている。四十三歳ながらお肌はすべすべ。暑がりで大量の汗をかき、オイルのように滑る。
鬼頭
秋田の得意先の会社の課長。ヤクザも逃げ出すほどの恐ろしい外見で、実際ケンカも強い。ただし、意外と病弱で、秋田が風邪をひくとうつされないよう逃げ回ったりもする。人望が厚く、バレンタインデーには女性社員からのチョコレートも多い。かわいい奥さんと娘がいる。
男山
課長。男らしい外見で、周囲からのイメージに合わせて豪快なキャラクターで通しているが、内面は非常にナイーブ。鬼頭とは長い付き合いでお互いタメ口の間柄だが、実は何度会っても泣くほど怖い。
西郷
部長。貫禄のある風貌が買われ、三十五歳にして営業部長に抜擢された。口数も少なく泰然自若とした大人物のような立ち居振る舞いが周囲に安心感を与え、最終的には社長までもを信奉者にしてしまう。