概要・あらすじ
旧時代の末期に起こった「第三次世界大戦」が「国家」という枠組みを弱体化させ、「企業」に人々が帰属する時代。いつの頃からか特殊能力を持つ者達が生まれ始め、人々は彼等をE'S(エス)と呼び、恐怖と憎悪の対象としていた。世界を支配する十二企業の一つ・アシュラムの能力者部隊に所属していた少年・戒玖堂(戒=玖堂)は、遺棄された巨大人工都市ガルド(G)に存在するゲリラへの攻撃中に負傷し、ガルドに住む明日香=篤川に助けられる。
その後、アシュラムの行いに疑問を感じ、アシュラムに保護されている妹の光流玖堂(光流=玖堂)を取り戻そうとする。明日香=篤川や義兄勇基篤川(勇基=篤川)と行動を共にする戒玖堂は次第にその特殊能力が発動し、アシュラムが放つ能力者達との戦いに挑む。
登場人物・キャラクター
戒 玖堂 (かい くどう)
短髪の少年。初登場時は15歳。超能力者保護を行う企業アシュラムの能力者部隊に所属していた。遺棄された巨大人工都市ガルド(G)に存在するゲリラへの攻撃中に負傷し、様々なトラブルが重なる中で勇基(勇基篤川)や明日香(明日香=篤川)らと出会い、その後、アシュラムの行いに疑問を感じ、アシュラムに保護されている妹の光流玖堂(光流玖堂)を取り戻そうとする。 明日香や勇基と行動を共にする中で次第にその特殊能力が発動し、アシュラムが放つ能力者達との戦いに挑む。
曳士 鷺宮 (えいじ さぎみや)
初登場時27歳。男性。普段はサングラスをかけている。アシュラムの能力者研究チームのチーフであり、能力者部隊の指揮もしている。戒(戒玖堂)、光流 (光流玖堂)兄妹からは深く信頼されていたが、光流の能力を使い、遺棄された巨大人工都市ガルド(G)で何らかの計画を実行しようとしている。
勇基 篤川 (ゆうき とくがわ)
後ろ髪を伸ばした青年。初登場時18歳。遺棄された巨大人工都市ガルド(G)で便利屋を営んでいる。ゲリラの主導者・衿宮からカルヴァリオの秘蹟の発見を依頼された。義妹の明日香(明日香篤川)が発見したアシュラムの能力者・戒(戒玖堂)を匿い、後に行動を共にする。
明日香 篤川 (あすか とくがわ)
ショートヘアーで伸ばした前髪を二つ分けにした少女。遺棄された巨大人工都市ガルドで義兄・勇基篤川と暮らしている。ゲリラとの闘いの最中に負傷して倒れていた戒(戒玖堂)を救う。優しく無邪気な性格だが、天然ボケ気味でそれがトラブルの元となることも。相手の心を感知し、自らの心を相手に伝える能力を持っている。 戒に好意を持つようになる。