概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
赤川 一平 (あかがわ いっぺい)
『HOTEL』の主人公の一人。新入社員として登場し、各部署を実習で回った後、フロントに配属される。その後、リストラの際に営業部に転属される。東堂克生を尊敬し、失敗を繰り返しながら成長し、一流のホテルマンになりつつある。フロントの後輩、倉田裕美といい感じになってきている。
東堂 克生 (とうどう かつみ)
『HOTEL』の主人公の一人。36歳。ゼネラルマネージャー。プリンストン大学卒。ニューヨークのスタンレーホテルで働いているところをプラトン・ホテルに引き抜かれた。固い信念の下、ホテルマンとして全力を尽くす。東堂弘子は元妻。
佐伯 真理 (さえき まり)
経営業務も担当する敏腕オーナー秘書。東堂克生とはニューヨークのスタンレーホテルで同僚だった。この頃にはルネ・エメリッツに言い寄られて迷惑していたらしい。
松田 利春 (まつだ としはる)
38歳。アシスタントマネージャー。「プラトンの土下座男」の異名を持つベテランフロント。お調子者で勘違いや先走りも多いが、人柄のよさでカバーしている。必要とあれば「土下座」も辞さない。妻と息子二人がある。
東堂 弘子 (とうどう ひろこ)
東堂克生の妻だったが、ロンドンへ渡ったまま帰国しなかった。英文学研究者で、恩師の張李(チャンリー)教授と再婚の話が出ている。
山崎 忠邦 (やまざき ただくに)
サブマネージャー。レストラン出身のベテランホテルマンで、ヒルサイドホテル時代からの従業員。穏やかな人物で、東堂克生を寄り添うように支えている。定年を迎えて、役員として沖縄プラトンへ移る。
倉田 裕美 (くらた ひろみ)
京都プラトンの新入社員だったが、本店でのサービスを確認しようと乗り込んできて騒動を起こし、熱意を買われて東京で採用となった。明るく熱心なフロント。同期で宴会部の村井淳子とライバル関係にある。赤川一平とは、なんとなくいい感じになっている。
神保 (じんぼう)
契約医。大学病院勤務だったが、離婚を機に契約医となった。大学病院がポストを用意して誘っているが、契約医の道を続けることを考えている。
ルネ・メリッツ (るねめりっつ)
ホテル王マリア・メリッツの息子で、世界的ホテル・チェーン、メリッツ・インターナショナルの代表。ニューヨークのスタンレーホテルでは東堂克生と佐伯真理と同僚だった。プラトン・ホテルと東堂を敵対視して、かなりあくどいことも仕掛けてくる。
中島 吾一 (なかじま ごいち)
プラトン・ホテルの常連客。山崎忠邦の幼馴染みでがき大将だったらしい、天ぷら屋の店主を引退後、和食料理研究家になった。プラトンでハウスキーパーをしている福井静枝を慕って猛アタックの末に女将として迎える。その後も店の常連、クロードと連れ立ってプラトンに出入りしている。
本山 弘康 (もとやま ひろやす)
ホテル評論家。恰幅のいい鬚を蓄えた男。東堂克生の高校時代の友人だが、いつも2位に甘んじていたことを苦々しく思っている。プロとして、ホテルのランキングは公正に判断を下した。
村井 淳子 (むらい じゅんこ)
宴会部に配属された新入社員。同期の倉田裕美を意識しており、一時は仲も悪かった。その後はライバル関係ながら普通の友人となっている。レディースルーム設立の際に、営業部に配転。その後赤川一平の上司となる。
場所
ホテル・プラトン (ほてるぷらとん)
東京の高級ホテル。京都、沖縄、札幌など14店舗で営業。前身はヒルサイドホテルで、20年前にプラトン・ホテルとなった。全国ホテルランキングで2位を記録している。シンボルは光の塔。
クレジット
- 原作
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紺間 宏