概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
長谷川 千鶴 (はせがわ ちづる)
桜章高等学校の新米養護教員の女性。おさげ髪が特徴で、小柄で可愛らしい。子どもっぽいところがあり、騙(だま)されやすい。生徒から「ちーちゃん」のあだ名で親しまれ、特に男子生徒からは大人気を得ている。病気や怪我(けが)だけではなく、生徒の相談に乗ろうと「お助けBOX」を設置して、悩みを募集している。高校生のときに両親を亡くしており、その直後、片思いの高校生男子が家に不法侵入する事件が発生。大事には至らなかったが、しばらく口が聞けないほどショックを受けた。それ以来、家の明かりは点(つ)けっぱなしにしている。学校一の問題児と言われる久我直樹のことが気になり彼に近づく。
久我 直樹 (くが なおき)
桜章高等学校2年生の男子。父は与党の県会議員、祖父は県議会議長も務めた名家の長男。厳しい父に反抗し、中学時代に傷害事件を起こしてしまう。しかし自身は不問となり、巻き込まれた友人だけが罪をかぶったことで、罪悪感を抱え続けている。教師のプライドを粉砕するほど成績は優秀。また、名家出身であることから、直樹に関わる教師もおらず、高校では自由に振る舞っている。そんな中、純粋な心でぶつかってくる長谷川千鶴に次第に心惹(ひ)かれていく。