Good Morning ティーチャー

Good Morning ティーチャー

熱血教師を主人公とし、その生徒たちの日常を群像劇的に描いた学園青春4コマ漫画。公式略称は「グッティー」。重野なおきの初連載作品であり、代表作の1つ。

正式名称
Good Morning ティーチャー
ふりがな
ぐっど もーにんぐ てぃーちゃー
作者
ジャンル
教師
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概要・あらすじ

柏葉高校の新任教師で2年A組の担任となった東進太郎は、早起きが特技であり、毎朝ほぼ一番乗りで学校にやって来る。想いを寄せる副担任の山下陽子への恋はさっぱり進展しないが、生徒たちからはそれなりに慕われ、充実した日々を送っている。クラスでは、上原正充が他校に進学していた中学の同級生・水野咲に告白して振られ、また、由井唯海野綾が修学旅行中にお互い告白して付き合い始めるなど、学生らしい青春模様が繰り広げられ、平和に1年が過ぎ去っていく。

そしてクラスが3年に持ち上がった年には、進太郎の高校時代の恩師である菅野舞が柏葉高校に転任。進太郎の日々はさらに賑やかなものになる。

登場人物・キャラクター

東 進太郎 (あずま しんたろう)

柏葉高校の2年A組の担任を受け持つ男性教師。年齢は24歳。「愛と炎の社会科教師」を自称しているが、実際は高校には「社会科」はなく、正しくは地歴科担当である。根っからの熱血漢であり、とにかく毎朝早く通勤し、学校には一番乗りしている。クラスの副担任を務める山下陽子に恋愛感情を抱いているが、ずっと告白できずにいる。 かつてプロにも誘われたことがあるほどの高校球児だったが、現在は野球部ではなく、アマチュア無線部の顧問を務めている。

山下 陽子

柏葉高校の2年A組の副担任を受け持つ女性教師。年齢は23歳。東進太郎とは真逆ののんびりとした性格であり、特技は居眠り。寝坊して学校に遅刻して来ることもしばしばで、「遅刻の女王」とあだ名される。担当科目は英語。英国人の祖父を持つクォーターであり、5歳から10年ほど英国で過ごしてきたこともあり、暑いのが苦手。趣味は料理に編み物で、手芸部の顧問を務めている。 のちに進太郎に対して恋愛感情を抱くようになるが、進太郎が自分に寄せる気持ちにはまったく気づいていない。夢は校長先生になること。

内田 沙耶佳

柏葉高校の2年A組に所属する女子。クラスでの通称は「ウッチー」。剣道部に所属していて、教室でもどこでも竹刀を持ち歩いている。学業成績はかなり悪く赤点常連。東進太郎に恋愛感情を抱いており、お弁当を作ってきたり、あの手この手でアプローチを繰り返す。卒業式の日に進太郎に告白しようと決意している。

上原 正充 (うえはら まさみつ)

柏葉高校の2年A組に所属する男子。成績優秀で、学力は学内でもトップクラス。他人に勉強を教えるのもうまく、予備校から特別講師として招かれるほど。よく校内新聞を作って張り出している。真面目そうな外見だが、意外と悪戯好きな性格。由井唯とは小学校からの付き合いで親友同士。ある日一念発起して水野咲に告白するも、振られてしまう。

由井 唯 (ゆい ただし)

柏葉高校の2年A組に所属する男子。当初、東進太郎に名前を「ゆいゆい」と読み間違えられたのをきっかけに、その後それがクラスでのあだ名となった。絵がうまく、のちに美大進学を志すようになる。年下キラーであり、後輩の女子にモテる。上原正充とは小学校からの付き合いで親友同士。なぜか怪我をしていることがやたらと多い。 修学旅行をきっかけに海野綾と付き合い始める。

海野 綾

柏葉高校の2年A組に所属する女子。クラスの学級委員長であり、野球部のマネージャーも務めている。生徒手帳をボロボロになるまで読み込んでおり、校則に厳しい。しかし校則になければ問題ないという考え方の持ち主で、クラスメイトが学校にピザの出前を取ることなどに関しては寛容。修学旅行をきっかけに由井唯と付き合い始める。 絵が下手なのが悩み。

岩沢 栗子

柏葉高校の2年A組に所属する女子。飯田清尚と付き合っている。気弱でおとなしい性格ながら、柔道部に所属している。その実力は世界クラスで、柔道界のホープといわれている。その知名度はもはや有名人といえるレベルで、新聞の一面を飾ったこともある。ちなみに、その時に付けられた異名が「そばかす王女」。由井唯からは「栗ボー」と呼ばれている。

飯田 清尚 (いいだ きよひさ)

柏葉高校の2年A組に所属する男子。3回も留年を重ねているため年齢は20歳で、本名より「番長」と呼ばれることの方が多い。巨漢で喧嘩が強く乱暴者ながら、趣味は手芸であり、卓越した腕前の持ち主。また猫などの可愛いものが大好きというギャップの激しい人物。ちなみに、手芸作品をネットオークションに出す時のハンドルネームは「しろくま番長」。 岩沢栗子と付き合っている。

沖田 里美

柏葉高校の養護教諭を務める女性で、年齢は29歳。無類の酒好きであり、保健室のあちこちに日本酒などを隠している他、校長室に忍び込んで、寄贈品のブランデーを盗み出したことまである。その割に自分の体重を気にしており、いつもダイエットに挑戦しているが、あまり成功したことがない。

教頭

柏葉高校の教頭を務める壮年男性。本名は「加藤のぶお」。既婚者であるが山下陽子にセクハラめいた言動をするため、東進太郎からは敵意を向けられている。また、イヤミな性格のうえ説教好きなため、生徒からの人望もあまりない。校長とは親しく、校長室で一緒に碁を打つこともある。通勤には愛車のベンツを使用している。

校長

柏葉高校の校長を務める初老の男性。独身なことから、結婚相手を募集している。生徒たちからは、人気のあるなし以前に、あまりよく知られていない。音楽と囲碁が好き。本名は「志村金一」で、若い女性教師たちとの合コンを主催した時には「シムキン」と名乗っていた。

購買のおばちゃん

柏葉高校の購買所で働いている中年女性。既婚者で、20歳の娘がいる。本名は「清水正子」。柏葉高校周辺の事情にやたらと通じていて、「カレーパン20個」という合言葉を言うと情報を教えてくれる。ちなみにその情報は、例えば養護教諭の沖田里美の恋人はどこの誰か、といったような下世話なもの。

菅野 舞 (かんの まい)

東進太郎の高校時代の恩師の女性教師で、担当は体育。進太郎より5歳年上。進太郎をもしのぐ早起きの達人であり、当時はどっちが学校に一番乗りするかで競争していた。ジャージが大好きで常にジャージ姿。年度明けで進太郎の担任クラスが3年に持ち上がった時、柏葉高校に転任して来て進太郎と再会する。自称「嵐の体育教師」。実は進太郎に好意を抱いているが、周囲にその想いを知る者はほとんどいない。

柳沢 英二

W大法学部に在籍する23歳の男子大学生。柏葉高校の卒業生であり、また、養護教諭である沖田里美の6歳年下の恋人でもある。とても善良な人柄の好青年。ある日、柏葉高校に日本史の教育実習生としてやって来た。のちに教師となり、南高校に赴任する。

吉崎

東高で番長に君臨している男子。喧嘩ばかりしている古風な不良生徒であり、よく飯田清尚に果たし状を送りつけて勝負を挑んでいるが、いつも負けている。清尚への果たし状は電子メールの時もあるが、使う顔文字が微妙に可愛い。のちに清尚とは友人同士の関係になる。

水野 咲

秀明館高校に通う女子で、剣道部に所属している。上原正充の中学校時代の女友達で、同じ中学校出身の由井唯とも面識がある。中学生の頃は柏葉高校への進学を志望しており、抜きん出た学力を持つ正充が柏葉高校に通っているのは、実は想いを寄せる水野咲と同じ学校に通いたかったから。結局水野が柏葉高校の入学試験に落ちたため、正充の願いがかなうことはなかった。

場所

柏葉高校

東進太郎の勤務先である共学の県立高等学校。名物は池、ブランコ、ジャングルジム、校長の銅像、大きな柏の木など。校長の銅像は輪投げの的などに利用されている。柏の木には、カップルで名前を彫ると幸せになれるという言い伝えがある。生徒のアルバイトは禁止されている。

司書室

柏葉高校において、東進太郎と山下陽子がデスクを置いている部屋。職員室ではなく司書室なのは、2人が図書の管理も任されているためである。他人の目を気にしなくてもいいので、陽子はここのストーブを使って、鍋でおでんを作ったりしたこともある。

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