概要・あらすじ
合コンで知り合った佐賀野功太と女子高生のカコ(本谷歌子)。出会いからお互い気になる存在だったが、佐賀野功太は警察官だった。未成年と交際はできないと、一度はカコ(本谷歌子)からの告白を断った彼だったが、そばにいてほしいという気持ちを抑える事はできなかった。悩んだ末に出した結論は、彼女と「結婚」すること。
警察官と女子高生の少し変わった新婚生活が始まる。
登場人物・キャラクター
本谷 歌子 (もとや かこ)
『PとJK』の主人公の1人。初登場時は16歳。音尾高校普通科1年生。成績はあまり良い方ではない。親友の矢口三門に誘われ、年齢を偽って合コンに参加し、佐賀野功太と知り合う。良い雰囲気になるが、16歳と知られると態度が豹変した。その後、彼が警察官だったことを知る。知らない男に襲われそうになったところを佐賀野功太に助けられ、彼を本気で好きになる。 思い切って告白するものの、交際を断られてしまう。学校で偶然大神平助達が、佐賀野功太を逆恨みして報復をする相談をしているところに居合わせてしまう。佐賀野功太を助けに行くが、負傷してしまい失神。病院で佐賀野功太から本当の気持ちを聞き、結婚を申し込まれ夫婦になった。 夫婦になったことは、一部の人を除いて秘密にしている。夫の佐賀野功太を愛しているが、まだ知らないことが多く時々不安や戸惑いを感じている。
佐賀野 功太 (さがの こうた)
『PとJK』の主人公の1人。23歳。音尾交番に勤務する警察官。階級は巡査長。音尾警察署地域課所属。合コンでカコ(本谷歌子)と出会う。彼女に好意を持つものの、16歳と知って以後は厳しく接する。また、告白されても彼氏にはなれないと断った。職業柄未成年との交際はできないという倫理観からだったが、その実彼女をあきらめることはできなかった。 その後音尾高校の大神平助達から補導したことを逆恨みされ囲まれる。助けに現れたカコ(本谷歌子)が負傷し、彼女を病院で看病した際に、交際はできないが一緒にいたいと結婚を申し込んだ。彼女に受け入れられ夫婦となる。団子が好物。両親は他界し、実家に姉の佐賀野薫が住んでいる。 中学生から大学生まで空手部だった。高校生の時はかなり荒れていた様子。かなりの心配性のため、結婚後もカコ(本谷歌子)に厳しい態度を取る事もある。
矢口 三門 (やぐち みかど)
つり目気味の女子。初登場時は16歳。音尾高校普通科の1年生カコ(本谷歌子)の親友。三姉妹の末っ子。婚活に励む次姉が企画した合コンが、カコ(本谷歌子)と佐賀野功太が出会うきっかけとなった。長女が元ヤンのため、口が悪い。カコ(本谷歌子)と佐賀野功太が結婚していることを知っている。 同じクラスの永倉二郎とは幼馴染。
大神 平助 (おおかみ へいすけ)
染めた短髪の男子。音尾高校普通科の2年生。佐賀野功太に補導されたため留年。仲間達と佐賀野功太に復讐しようとして、彼を助けに訪れたカコ(本谷歌子)を負傷させてしまう。復学した際は、カコ(本谷歌子)、矢口三門、永倉二郎達とクラスメイトになる。カコ(本谷歌子)に怪我をさせたことを謝罪し、仲間とも決別。 しかし幼い頃の辛い経験から警察官を信用せず、佐賀野功太には未だに反発している。その後カコ(本谷歌子)の優しさに触れ、彼女を好きになってしまう。
原田 一 (はらだ はじめ)
短髪の男性。初登場時28歳。音尾高校普通科教諭。担当科目は国語と体育。独身。カコ(本谷歌子)、矢口三門、永倉二郎、大神平助達の担任。生徒に教師にあるまじき頼み事をするなど、ダメ教師と評判。しかし大神平助が問題を起こした時には、彼が更生するために尽力する。
山本 修一 (やまもと しゅういち)
優しげな顔の中年男性。 音尾交番に勤務する警察官で、佐賀野功太の上司。音尾警察署地域課所属。カコ(本谷歌子)が佐賀野功太を想って足しげく交番に通い、顔見知りになった。かつて佐賀野功太を補導したことがあり、その際は「もっさん」と呼ばれていた。熱くなりがちな佐賀野功太のなだめ役であり、相談相手。
永倉 二郎 (ながくら じろう)
カコ(本谷歌子)のクラスメイト。アルバイトで使っているうさぎの着ぐるみを度々学校に持ち込んでいる。学園祭で、妹の永倉一花が大神平助に懐いたことをきっかけに、彼と仲良くなる。矢口三門とは幼馴染。番外編『わたしはけっして不幸ではない』にも登場する。
小森 ふみ (こもり ふみ)
ショートヘアーの女性。初登場時は23歳。音尾交番勤務の警察官。階級は巡査長。音尾警察署地域課所属。 佐賀野功太とは同い年だが、高卒のため先輩になる。佐賀野功太がカコ(本谷歌子)と結婚したことを知っている。
本谷歌子の父 (もとやかこのちち)
カコ(本谷歌子)の父親。単身赴任のため、あまり家にはいない。佐賀野功太からカコ(本谷歌子)と結婚したいとの申し出を受け、ヤンキーの真似をしたり尾行したりと散々抵抗した。その後佐賀野功太の思いを受け入れ、高校卒業までは旧姓のまま、実家で暮らすこと、妊娠しないこと、一部の人を除いて結婚したことは口外しないことなどを条件に結婚を許可された。
本谷歌子の母 (もとやかこのはは)
カコ(本谷歌子)の母親。カコ(本谷歌子)と佐賀野功太の結婚に即賛成した。温厚でメルヘンな性格だが、怒ると怖い。カコ(本谷歌子)に怪我を負わせた事を謝罪に来た大神平助を何度も追い返していた。年齢不詳だが、実は姉さん女房。
小野塚 楓子 (おのづか ふうこ)
ショートヘアーの女子高生。とにかく運が悪く、購買でクリームパンを買うと、必ずクリームが入っていない。また人から頼み事を押し付けられやすい。永倉二郎を「うさぎ先輩」と呼んで慕っている。番外編『私はけっして不幸ではない』に登場する。
佐賀野 薫 (さがの かおる)
初登場時29歳。佐賀野功太の姉。男性と見まがう雄々しい雰囲気で、佐賀野功太とそっくり。職業は看護師。実家に1人で住んでいる。
西倉 あや (にしくら あや)
佐賀野功太の高校時代の同級生。実家は新聞屋で、高校時代、佐賀野功太の家も配達先だった。帰省した佐賀野功太と偶然再会し、その後彼の姉佐賀野薫に高校時代の思い出を話す。
大神 明里 (おおかみ あかり)
染めたロングヘアの女性。初登場時34歳。16歳で息子大神平助を産むが、すぐに夫に先立たれ変な男に引っかかってしまう。大神平助の更生のために尽力した音尾高校の教師、原田一を気に入った様子。
書誌情報
PとJK 16巻 講談社〈講談社コミックス別冊フレンド〉
第1巻
(2013-04-12発行、 978-4063418545)
第2巻
(2013-07-12発行、 978-4063418750)
第3巻
(2013-12-13発行、 978-4063418903)
第4巻
(2014-04-11発行、 978-4063419122)
第5巻
(2014-08-12発行、 978-4063419320)
第6巻
(2016-01-13発行、 978-4063920253)
第7巻
(2016-06-13発行、 978-4063920413)
第8巻
(2016-12-13発行、 978-4063920932)
第9巻
(2017-03-13発行、 978-4063921045)
第10巻
(2017-09-13発行、 978-4063921311)
第11巻
(2018-02-13発行、 978-4065108864)
第12巻
(2018-07-13発行、 978-4065120323)
第13巻
(2018-12-13発行、 978-4065139141)
第14巻
(2019-06-13発行、 978-4065160336)
第15巻
(2019-11-13発行、 978-4065176337)
第16巻
(2020-04-13発行、 978-4065191804)