PEACE MAKER 鐵

『新撰組異聞PEACE MAKER』の続編。池田屋事件後の新撰組を市村鉄之助を通して描いているバトル漫画。

正式名称
PEACE MAKER 鐵
作者
ジャンル
バトル
 
幕末
レーベル
BLADE COMICS(マッグガーデン)
巻数
既刊12巻
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概要・あらすじ

池田屋事件から3カ月後、市村鉄之助は行方不明になった友人のを探しながら土方歳三の小姓として新撰組屯所で生活を続けていた。そんなある日、町で偶然にも坂本竜馬と出会うことになる。始めは「隊服を着た仔犬」と噂が立つほど好奇心旺盛で明るい気質の鉄之助だったが、親しい人間の死や仲間の分裂を経験するにつれて心を病んでしまう。

時代が幕末から明治へと変化すると共に戊辰戦争へ突入し、激しい戦いの末、彼は蝦夷の五稜郭へ向かうのだった。

登場人物・キャラクター

市村 鉄之助 (いちむら てつのすけ)

新撰組隊士、市村辰之助の弟で、土方歳三の小姓を務めている。父の市村龍之介は、鉄之助が幼い頃に火事で死亡。池田屋事件の後、行方不明になった友人の鈴を探し続けている。沙夜という恋人がおり、彼女の居る島原へ遊びに行くことが多い。坂本竜馬に死んだ父親の面影を重ね、密かに尊敬していた。 明治に入ってからは新撰組、両長召抱人として活動し、半径3m以内の人間が死ぬことから「死神憑き」と呼ばれた。このため、鉄之助も人を寄せ付けなくなるが、小姓の田村銀之助には心を開こうとしている。実在した新撰組隊士、市村鉄之助をモチーフとしたキャラクター。

土方 歳三 (ひじかた としぞう)

隊内の規律に反した者には容赦しない冷酷な性格から、「鬼の副長」と呼ばれ、新撰組で恐れられた。長い黒髪を大雑把に束ね、着物も着崩しているため、見た目も鬼と噂されることがあるが、内面は心優しく、若いころからの友人、山南敬助の脱退には心を痛め、彼の死を悼んでいた。小姓の市村鉄之助を信頼し、彼の成長を陰ながら見守っている。 戊辰戦争では新撰組隊長となり、蝦夷の五稜郭に向かう。心を閉ざした鉄之助を案じ、田村銀之助に彼を守るように命じた。趣味は煙管と俳句。沖田総司に自身の句集を盗み読まれて激昂したことがある。実在した新撰組副長、土方歳三をモチーフにしたキャラクター。

沖田 総司 (おきた そうじ)

市村鉄之助に剣の稽古をつけていた剣の名士。普段は優しいが、刀を握ると一変し、新撰組に刃向う者には躊躇なく切りかかる鬼となる。自由奔放な気質で、土方歳三をからかって遊ぶこともある。サイゾーという名前の子ブタを連れて一緒に居ることが多い。長期にわたり体の不調を隠していたが、原因が結核と判明してからも仲間に打ち明けられずにいた。 実在した新撰組隊士、沖田総司をモチーフにしたキャラクター。

市村 辰之助 (いちむら たつのすけ)

市村龍之介を父に持ち、弟の市村鉄之助と共に新撰組に入隊した。新撰組では会計係をしながら弟を見守っている。幼いころに両親を失い、やんちゃな鉄之助の行動を常に気にかけて生活しているうちに胃痛持ちになった。実在した新撰組隊士、市村辰之助をモチーフにしたキャラクター。

北村 鈴 (きたむら すず)

吉田稔麿の小姓をしていた男で、主人公の新撰組隊士の市村鉄之助とは、お互いの素姓を知らないまま友達となったが、池田屋事件において鉄之助に吉田が殺されたことを知ると絶望し、人格が豹変してしまう。後に自身を拾った大富豪、大和屋の店主を殺して店を乗っ取り、地位を得た彼は、膕、腦・頭を連れ、鉄之助への復讐に生きる。 首を切られた吉田の頭蓋骨を先生と呼び、常に持ち歩いている。

吉田 稔麿 (よしだ としまろ)

身寄りを失った北村鈴を小姓として受け入れた人物。本作では登場せず、名前のみ語られている。吉田は長州藩士であり、放火魔として京にその名を知らしめていたが、池田屋事件にて新撰組により斬首される。実在した長州藩士、吉田稔麿をモチーフにしたキャラクター。

沙夜 (さや)

声を出すことができない小柄な女性で、幼いころから島原で明里と共に暮らしていた。恋人の市村鉄之助から贈ってもらったかんざしを大切にしている。鉄之助は沙夜の弾く三味線が好きで、よく聞きに来ているが彼女の腕前は下手なほうである。

山南 敬助 (やまなみ けいすけ)

「鬼の副長」と呼ばれる土方歳三と正反対の、大らかな性格をもつもう一人の新撰組副長。いつもそろばんを持ち歩いている。土方からは「サンナン」という愛称で呼ばれ、隊内でも慕われていたが、ある事件をきっかけに切腹することとなる。明里の正体を知りながらも、彼女を一途に愛し続けた。 実在した新撰組隊士、山南敬助をモチーフにしたキャラクター。

明里 (あけさと)

島原でも人気の高い花魁で、沙夜のめんどうを見ていた姉女郎。忍として活動もしており、情報収集のため山南敬助に近づいたが、後に二人は本当の恋人となった。彼の死をきっかけに島原を脱走して金髪の忍、「サラ=フウマ」と名乗り、行方をくらました後、坂本竜馬の仲間に加わることとなる。 実在した島原の芸妓、明里をモチーフにしたキャラクター。

近藤 勇 (こんどう いさみ)

新撰組局長を務める人物。明るく古典的な武士で、市村鉄之助の努力に感心し、応援している。実在した新撰組局長、近藤勇をモチーフにしたキャラクター。

永倉 新八 (ながくら しんぱち)

小柄で可愛らしい容姿とは裏腹に、剣の腕前は一流。他人の感情に敏感なあまり考えすぎるところがある。原田左之助、藤堂平助と特に仲が良い。実在した新撰組隊士、永倉新八をモチーフにしたキャラクター。

原田 左之助 (はらだ さのすけ)

槍の使い手である大柄の男。永倉新八、藤堂平助と仲が良く行動を共にしていた。切腹をした傷跡は、現在では宴会芸のネタになっている。実在した新撰組隊士、原田左之助をモチーフにしたキャラクター。

藤堂 平助 (とうどう へいすけ)

小動物好きの男。池田屋事件で額にキズを負っている。永倉新八、原田左之助とはとても仲が良い。山南敬助の死後、無気力になり新撰組に疑問を抱きはじめ、後に伊東甲子太郎たちと新撰組を脱退する。実在した新撰組隊士、藤堂平助をモチーフにしたキャラクター。

山崎 烝 (やまざき すすむ)

新撰組に所属する忍で、関西弁で喋る。常に冷静な判断で状況を見定め、陰から土方歳三らを支援している。生家は大阪の医家で、後に烝も医師として活躍する事となる。新撰組内に実姉がいたが、過去の戦いで命を落とした。哀しみに暮れていた時、市村鉄之助に支えられ、親友となる。 実在した新撰組隊士、山崎烝をモチーフにしたキャラクター。

伊東 甲子太郎 (いとう かしたろう)

池田屋事件後、新撰組に入隊した参謀。男色家で、年上が好み。タイプである土方歳三を標的にしていた。後に御稜衛士を結成し、新撰組と対立。油小路事件にて絶命する。実在した新撰組隊士、伊東甲子太郎をモチーフにしたキャラクター。

斎藤 一 (さいとう はじめ)

新撰組の三番隊隊長であり、剣術は新撰組最強と言われる沖田総司と張り合うほどの腕前。時折、市村鉄之助に助言をする。影が薄く、存在に気づいてもらえない時がある。他人にはない不思議な力を持ち、霊と会話することや、これから起こる事柄を予知できるが、自らがその運命は変えられない。 スパイも務めており、伊東甲子太郎らを追って新撰組を抜ける事となる。実在した新撰組隊士、斎藤一をモチーフにしたキャラクター。

(ひかがみ)

北村鈴に服従する巨漢の侍で、元は死罪をうけた罪人。吉田稔麿とそっくりな顔をしている。

腦・頭 (なづき・つむり)

黒猫と共に生活する二人のお稚児。ふたりの顔はそっくりであり、いずれも黒い服を着て、大きな目をしている。大富豪の大和屋に拾われ、現在は北村鈴に連れられている。自らの感情や言葉を表現することはないが、高度な声帯模写ができる。

坂本 竜馬 (さかもと りょうま)

土佐弁と日本語訛りの英語で喋る陽気な男。ピストルを所持し、戦闘で使っている。市村鉄之助の父親、市村龍之介の正体を知る人物で、鉄之助と兄である市村辰之助を新撰組から引き抜こうとしていた。彼らを「ピースメーカー」と呼び、注目している。実在した幕末の志士、坂本竜馬をモチーフにしたキャラクター。

市村 龍之介 (いちむら りゅうのすけ)

市村鉄之助の父親で、鉄之助の幼い時に何者かの手により殺害された。外国で生活した経験があり、つたない英語で日本人と外国人の喧嘩の仲介を得意としていた。坂本竜馬らと交流があり、彼らは龍之介の事を調停者(ピースメーカー)と呼んでいた。

田村 銀之助 (たむら ぎんのすけ)

磐木平藩出身、新撰組に入隊後は小姓となる。若き日の市村鉄之助に似た雰囲気をもつ14歳の少年。戦闘力が低いため、戦いで力を発揮することはないが、土方歳三の命により鉄之助から離れず、彼を守る任務を命じられる。実在した新撰組隊士、田村銀之助をモチーフにしたキャラクター。

書誌情報

PEACE MAKER鐵 既刊12巻 マッグガーデン〈BLADE COMICS〉 連載中

第1巻

(2002年10月10日発行、 978-4901926119)

第2巻

(2003年2月10日発行、 978-4901926300)

第3巻

(2003年7月10日発行、 978-4901926720)

第4巻

(2004年2月10日発行、 978-4861270130)

第5巻

(2005年3月10日発行、 978-4861271250)

第6巻

(2010年11月10日発行、 978-4861277870)

第7巻

(2014年5月14日発行、 978-4800003096)

第8巻

(2015年4月14日発行、 978-4800004444)

第9巻

(2015年10月14日発行、 978-4800005069)

第10巻

(2016年4月14日発行、 978-4800005571)

第11巻

(2016年9月14日発行、 978-4800006165)

第12巻

(2017年4月14日発行、 978-4800006769)

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