PandoraHearts

PandoraHearts

19世紀ヨーロッパに似た架空の世界を舞台に、別次元の空間・アヴィスと100年前の事件を巡る謎解きと戦いが繰り広げられる。『不思議の国のアリス』をモチーフにした作品。

正式名称
PandoraHearts
作者
ジャンル
ダークファンタジー
レーベル
Gファンタジーコミックス(エニックス)
巻数
全24巻
関連商品
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概要

ベザリウス家の次期当主・オズ=ベザリウスは、15歳を迎える儀式の場で何者かにアヴィスと呼ばれる別世界へ落とされる。オズはそこで強大な破壊力を持つ血染めの黒うさぎ(ビーラビット)を操る少女アリス契約を交わし、元の世界に戻った。その後、アヴィスを調査する機関パンドラシャロン=レインズワースザークシーズ=ブレイクは、アリスアヴィスで生まれる生命体・チェインの一種だとオズに告げる。

オズアリス、ブレイク、従者で親友のギルバート=ナイトレイらとアヴィスの謎を追ううち、アヴィスの使者ことバスカヴィルの民に襲われる。彼らは100年前に都市が丸ごとアヴィスへ消えたサブリエの悲劇を起こした人々とされ、その時に死んだ当主・グレン=バスカヴィルの魂の在処を探していた。

やがてオズの肉体には、100年前に国を救った英雄とされる祖先のジャック=ベザリウスの魂が宿るようになる。だが実はジャックこそサブリエの悲劇を引き起こした張本人であり、現代に復活して世界そのものをアヴィスに飲み込ませようとしていた。

いっぽうバスカヴィルの民と通じていたギルバートの弟・ヴィンセント=ナイトレイは、ナイトレイ家の従者・リーオがグレンの魂を継ぐ者であることを突き止める。やがて完全に復活したグレンの魂が宿ったリーオは、悲劇をもたらすアヴィスの意志アヴィスの力で過去を書き換えることで消し去ると宣言。

オズ、ギルバート、ブレイクらは、これを阻止すべく戦いを繰り広げた。そうしたなかオズは自分の正体が、若返ったジャックの肉体に宿る血染めの黒うさぎのチェインの魂だったことを知る。オズアリスとともにアヴィスの最下層へ赴き、自らの消滅と引き換えにアヴィスの意志を破壊。

同時にその分身だったアリスも消えた。ギルバートはその最期を見届けながら、2人との再会を誓う。

登場人物・キャラクター

主人公

ベザリウス家の次期当主で、父親がザイ=ベザリウス、母親がレイチェル=セシル。幼い頃に母親を亡くし、父親からは「穢らわしい」と呪われている。子供のない叔父のオスカー=ベザリウスが父親代わりとなって育てた... 関連ページ:オズ=ベザリウス

オズ=ベザリウスが初めてアヴィスを訪れた時に契約したチェイン。血染めの黒うさぎ(ビーラビット)のチェイン=オズの力を宿していた。アリスは契約者の体に宿る通常のチェインと異なり、常に黒い髪の少女の形と人... 関連ページ:アリス

実験によってレイシーの体から生まれた双生児・アリスの片方。もう1人の黒い髪のアリスと対照的に、真っ白な髪をしている。アヴィスの闇で生まれ、そこにあったアヴィスの核を宿して一体化。これによってアヴィスの... 関連ページ:アヴィスの意志

ジャック=ベザリウスがアヴィスの意志に作らせ、自ら契約した血染めの黒うさぎ(ビーラビット)のチェイン。世界を守る鎖を断ち切る力を宿す。ジャックと契約したことでその体に宿り、後に記憶を失ったオズの魂がオ... 関連ページ:オズ

バスカヴィルの民で、紅の眼を持った禍罪の子。オズワルドの妹であり、オズとは別の血染めの黒うさぎのチェインを宿している。少女時代にジャック=ベザリウスと出会い、忘れ難い思い出を与えた。後にグレン=バスカ... 関連ページ:レイシー

バスカヴィルの長。不滅の魂を持ち、その器となる人間を替えながら代々バスカヴィルの民に君臨してきた。魂の器となった者に、レヴィ、オズワルド、リーオらがいる。オズワルドの代にサブリエの悲劇でジャック=ベザ... 関連ページ:グレン=バスカヴィル

辺境で暮らしていた没落貴族で、少年時代にレイシーと出会ったことが生涯忘れられない思い出となる。後に国を救った英雄として語り継がれるが、実際は世界をアヴィスに落として滅ぼそうとした張本人。禍罪の子として... 関連ページ:ジャック=ベザリウス

ザイ=ベザリウス

オズ=ベザリウスの父親で、オスカー=ベザリウスの兄。死産した子の身代わりとして赤ん坊になったジャック=ベザリウスを引き取り、オズ=ベザリウスとして育てる。だがやがてジャックの邪悪な本性を知り、オズを我が子として扱わずに冷遇した。グリフォンのチェインと契約している。

オスカー=ベザリウス

ベザリウス家当主、四大公の1人。ザイ=ベザリウスの弟。子供の死産で同時に妻も亡くし、オズ=ベザリウスを我が子のように慈しんで育ててきた。オズの正体を知った後も、変わらずに愛情を注ぐ。

潜む瞳

『PandoraHearts』に登場する存在。人間が暮らす側の世界やアヴィスがある世界よりも、1つ外側の世界の住人。世界=物語を記録し、最果ての書庫に持ち帰るのが目的。バスカヴィルの民にアヴィスを与え、さまざまな結末を観察していた。

隣国の権力者の息子で、オズ=ベザリウスたちの国で5つの封印の石の1つが地下に眠る屋敷を偶然手に入れた。アヴィスの謎に魅せられ、好奇心を満たすためにサブリエの悲劇を再現する計画を立てる。そのためにアヴィ... 関連ページ:イスラ=ユラ

ナイトレイ家の嫡子で気位が高いが、責任感も強い。ナイトレイ家に引き取られたギルバート兄弟の義弟にあたる。紆余曲折を経て、オズ=ベザリウスと親友になった。かつてサブリエの穴でチェインに襲われ瀕死となった... 関連ページ:エリオット=ナイトレイ

エリオット=ナイトレイの従者で、100年前に死んだグレン=バスカヴィルの魂を継ぐ。パンドラが作った孤児院・白き天使の家(フィアナの家)出身。エリオットと固い友情で結ばれており、その死の元凶を作ったアヴ... 関連ページ:リーオ

シェリル=レインズワースの孫でシェリーの娘。パンドラの契約者として一角獣(エクエス)のチェインと契約している。契約にともなうアヴィスの力により、15歳の少女のまま体が年を取らない。ザークシーズ=ブレイ... 関連ページ:シャロン=レインズワース

レインズワース家に仕える。パンドラの一員で、パンドラの契約者としてイカレ帽子屋(マッドハッター)のチェインと契約している。シャロン=レインズワース、ギルバート=ナイトレイらとアヴィスの謎を追い、オズ=... 関連ページ:ザークシーズ=ブレイク

バルマ家当主で、四大公の1人。四大公の中で最年長だが、外見は長髪の青年である。知識欲が旺盛で謀略に長けた人物。暗号で書かれた過去の文献を解読し、英雄とされたジャック=ベザリウスの本性を突き止める。リー... 関連ページ:ルーファス=バルマ

レインズワース家当主で、四大公の1人。シャロン=レインズワースの祖母、シェリーの母親である。幼なじみのルーファス=バルマとあつい信頼で結ばれ、四大公爵家に伝わるアヴィスの扉の鍵を交換し合っていた。梟(... 関連ページ:シェリル=レインズワース

ギルバート=ナイトレイの弟で、片方(右)だけ紅の眼を持った禍罪の子。幼い頃に兄ギルバートと生き別れになっていたところをナイトレイ家に拾われ、養子となる。ナイトレイ家に仕えながら密かにバスカヴィルの民と... 関連ページ:ヴィンセント=ナイトレイ

ヴィンセント=ナイトレイの兄。幼い頃、ベザリウス家の屋敷の庭に倒れているところをオスカー=ベザリウスに拾われた。オズ=ベザリウスの忠実な従者として育ち、無二の友情で結ばれる。オズが成人の儀の場でアヴィ... 関連ページ:ギルバート=ナイトレイ

レイム=ルネット

幼い頃からバルマ家に仕えてきたルネット伯爵家の第二子。ザークシーズ=ブレイクとは十年来の親友である。パンドラの契約者として三月うさぎ(マーチヘアー)のチェインと契約。戦闘は得意とせず、敵対するロッティらを説得して協力関係を結ぶことに成功した。

エイダ=ベザリウス

オズ=ベザリウスの妹だが、10年前の姿のままアヴィスから戻ってきたオズよりも年長になっていた。ラトウィッジ校に通う。ヴィンセント=ナイトレイがベザリウス家のアヴィスの鍵を手に入れるために接近した。エイダはその真意を知った後も、傷ついたヴィンセントをやさしくいたわった。

サブリエの悲劇の混乱に乗じた逆賊を討ち果たした英雄たちの一族とされる。実際にはアヴィスに通じる扉とチェインを手に入れたことで、その地位を保証されてきた。ベザリウス家(オスカー=ベザリウス公爵)、ナイト... 関連ページ:四大公爵家

ナイトレイ家当主で、四大公の1人。エリオット=ナイトレイの父親である。妻は息子3人を惨殺されたショックで精神を病み、イスラ=ユラのカルトに耽るように。末っ子のエリオット=ナイトレイの従者・リーオがグレ... 関連ページ:バーナード=ナイトレイ

ツヴァイ

バスカヴィルの民で、少女の姿をしている。ロッティ、ファング、ダグ、リリィらとともに、オズ=ベザリウスらと戦いを繰り広げた。ドルディーというチェインと契約している。エコーの別人格。

生まれた時からナイトレイ家に仕え、ヴィンセント=ナイトレイを主とする。正体は、ツヴァイの別人格。ツヴァイに宿るチェインのドルディーが、契約者の心が崩壊するのを防ぐために仮の人格として作り出した。契約者... 関連ページ:エコー

バスカヴィルの民で、少女の姿をしている。ファング、ダグ、ツヴァイ、リリィらとともに、オズ=ベザリウスらと戦いを繰り広げた。リオンというチェインと契約している。本名はシャルロット。サブリエの悲劇の際、グ... 関連ページ:ロッティ

契約者を持たないチェインで、アヴィスの意志を信奉している。自分だけの独自の空間を作り、アリスをそこに引き込んで殺そうとした。サブリエの悲劇以前、普通の猫だった頃にヴィンセント=ナイトレイにはさみで両目... 関連ページ:チェシャ猫

集団・組織

パンドラ

『PandoraHearts』に登場する組織。表向きは国直属の治安維持機関だが、アヴィスの研究およびそれに関する事件を解決する役目を負う。アヴィスの力を手に入れるため、アヴィスの核と一体化したアヴィスの意志を手に入れようとしている。

バスカヴィルの民

『PandoraHearts』に登場する集団。グレン=バスカヴィルを長とする人々だが、血のつながりがある一族ではなく、使者としてアヴィスに選ばれることでバスカヴィルの民となる。かつてアヴィスにつながる... 関連ページ:バスカヴィルの民

ラトウィッジ校

『PandoraHearts』に登場する学校。オズ=ベザリウスたちの国でトップ3に入る優秀校で、オズの妹エイダ=ベザリウスが通っている。オズが同校を訪れた際、エリオット=ナイトレイと従者のリーオに出会った。パンドラが拠点とする建物と地下の秘密通路でつながっている。

場所

アヴィス

『PandoraHearts』に登場する世界。こちらの世界とは別の次元に存在する空間。罪を犯した者が落とされると言い伝えられていた。生命のないものに意志を与えるいっぽう、アヴィスに落ちた人間をチェイン... 関連ページ:アヴィス

その他キーワード

チェイン

『PandoraHearts』に登場する用語。アヴィスで生まれた生命体の総称。人間との契約を通じてこちらの世界にとどまることが可能で、契約者にその能力を与える。外見も能力もチェインによって千差万別。ふ... 関連ページ:チェイン

契約

『PandoraHearts』に登場する用語。存在が不安定なチェインがこちらの世界で存在し続けるために欠かせないプロセス。人間がチェインの血を体に取り込み、名前を呼ぶことで成立する。本来はバスカヴィル... 関連ページ:契約

『PandoraHearts』に登場する用語。人間が暮らす側の世界は、アヴィスに引きずり込まれないよう目に見えない鎖で守られている。ジャック=ベザリウスはこの鎖を断ち切る力を持つ血染めの黒うさぎ(ビーラビット)のチェインと契約し、世界を丸ごとアヴィスに飲み込ませようとした。

サブリエの悲劇

『PandoraHearts』に登場する用語。100年前に起こった惨劇。かつての首都サブリエがアヴィスに飲み込まれた事件を指す。その際にバスカヴィルの民が生け贄を求めて殺戮を行ったと伝えられているが、... 関連ページ:サブリエの悲劇

禍罪の子

『PandoraHearts』に登場する用語。紅の眼を持ち、忌み嫌われてきた人々を指す。アヴィスの核が気まぐれに作り出した異質な存在。バスカヴィルの民を監視する潜む瞳(ジーリィ)たちは禍罪の子を認識で... 関連ページ:禍罪の子

書誌情報

Pandora hearts 全24巻 エニックス〈Gファンタジーコミックス〉 完結

第1巻

(2006年11月発行、 978-4757518087)

第2巻

(2007年4月発行、 978-4757519794)

第3巻

(2007年8月発行、 978-4757520622)

第4巻

(2008年1月発行、 978-4757521933)

第5巻

(2008年5月発行、 978-4757522725)

第6巻

(2008年9月発行、 978-4757523678)

第7巻

(2009年1月発行、 978-4757524545)

第8巻

(2009年4月発行、 978-4757525269)

第9巻

(2009年8月発行、 978-4757526310)

第10巻

(2009年11月発行、 978-4757527355)

第11巻

(2010年3月発行、 978-4757528338)

第12巻

(2010年7月発行、 978-4757529472)

第13巻

(2010年11月発行、 978-4757530775)

第14巻

(2011年3月発行、 978-4757531826)

第15巻

(2011年7月発行、 978-4757533042)

第16巻

(2011年11月発行、 978-4757533561)

第17巻

(2012年3月発行、 978-4757533585)

第18巻

(2012年7月発行、 978-4757536821)

第19巻

(2012年11月発行、 978-4757535848)

第20巻

(2013年5月発行、 978-4757535855)

第21巻

(2013年11月発行、 978-4757541511)

第22巻

(2014年4月発行、 978-4757541979)

第23巻

(2015年6月発行、 978-4757545281)

第24巻

(2015年6月発行、 978-4757545298)

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