R・PRINCESS

ピエール学園に通う不良少年の石橋甘悟と、突如隣に引っ越して来たサイボーグの大空小姫を中心に、バトルを繰り広げながら友情を深めていく高校生たちの姿を描く学園コメディ。「週刊少年サンデー」1994年23号から1995年1号にかけて連載された作品。

正式名称
R・PRINCESS
作者
ジャンル
学園
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
全3巻
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概要・あらすじ

喧嘩ばかりの毎日を送る高校生・石橋甘悟の隣の家に、ある日背中にロケットを背負った大空小姫が引っ越して来た。小姫の父親である大空大王は、石橋家に挨拶がてら小姫が実はサイボーグであることを伝えるが、石橋家の面々は偏見も持たずに新たな隣人を歓迎する。しかしその晩、大王が新しいロボットを作ろうとしたところ、作業が失敗し家が爆発してしまう。

その結果、小姫と大王はそろって石橋家の居候となる。家にいる間、甘悟はサイボーグの小姫に勝つことができず、校内で喧嘩が一番強いという威厳が丸つぶれとなってしまう。甘悟は自らのプライドのために小姫に再戦を申し込むが、小姫は自分が邪魔なのだと勘違いして泣いてしまう。姉である石橋美甘から「強さを示すなら女の子を守るカッコイイ男になれ」と言われ、甘悟は考えを改めて小姫のナイトになることを決意する。

一方の小姫は、甘悟と行動をともにしているせいで、生徒会副会長の古村千里に目の敵にされたり、大地帝に操を狙われたりと、何かと戦いを強いられる日々を送ることになってしまう。「喧嘩大いに結構」という石橋甘吉学園長の名のもとに、小姫は学内でさまざまな戦いに挑み、甘悟はこれをサポートするのだった。

登場人物・キャラクター

石橋 甘悟 (イシバシ カンゴ)

ピエール学園に通う高校1年生。短髪で三白眼の男子。学校の成績は悪いが喧嘩では負け知らずで、校内No.1の実力を誇る。しかし、サイボーグである大空小姫にはどうしても勝てず、初めて敗北を味わう。その後小姫に再戦を申し込むが、結果的に小姫のことを泣かせてしまう。この出来事を機に、喧嘩ばかりするだけの生活から、男らしく小姫を支える存在になることを決意する。

大空 小姫 (オオゾラ コヒメ)

ピエール学園に転入して来た高校1年生の女子。桃色の長い髪を持つ。父親である大空大王によって改造されたサイボーグで、いつも背中にはロケットの小小姫を背負っており、「ロケット・プリンセス」の異名を持つ。怪力の持ち主で、空を飛ぶことができ、さらには頭が良く成績も優秀。甘悟と出会う3か月前までは人間だったが、病により入院していた。 そこで柴田圭一に出会って勇気づけられ、サイボーグになることを決心した。

石橋 甘吉 (イシバシ カンキチ)

ピエール学園の学園長であり石橋甘悟の祖父。年齢は63歳で、「強いものは正義」という考えを持っている。そのため喧嘩ばかりしている甘悟に甘く、喧嘩に勝って帰って来ると小遣いを渡している。校内でも、強い者にはすぐに小遣いをあげてしまう癖がある。

石橋 良枝 (イシバシ ヨシエ)

石橋甘悟の母親。短髪で穏やかな性格の女性。甘悟には喧嘩をしない穏やかな子に育ってほしいと思っているが、当の本人は喧嘩ばかりして来るので困っている。甘悟の喧嘩を助長する石橋甘吉の言動に対しては、たびたび怒りをあらわにする。

石橋 美甘 (イシバシ ミカン)

石橋甘悟の一番上の姉で、ピエール学園の現国教師。髪が長く色気のある23歳の女性で、よく煙草を吸っている。大空小姫を気に入って可愛がる一方、甘悟に対しては、「強さを示すなら女の子を守るカッコイイ男になれ」と指導をする。

石橋 伊代甘 (イシバシ イヨカン)

石橋甘悟の二番目の姉。ショートヘアの髪型をした女子大生で19歳。行動的で、思ったことはすぐに口にするタイプ。甘悟が大空小姫に負けた時には、「甘悟が女の子に負けた」と、姉の石橋美甘と大いに馬鹿にして笑った。

大空 大王 (オオゾラ ダイオウ)

大空小姫の父親。オールバックの髪型で鼻の下に髭を生やし、丸眼鏡をかけた壮年男性。科学者であり、病に侵されながら延命を望んだ小姫をサイボーグに変えた人物。かつて大きなプロジェクトに科学者として参加していたことがあるが、現在は1人でロボットを作る研究をしている。

古村 千里 (コムラ センリ)

ピエール学園に通う17歳の女子高生。髪はセミロング、右側の耳にだけイヤリングを付けている。生徒会副会長・風紀委員長を兼任しており、学内の風紀を乱す者に対しては、手にした鞭を振るって厳しくあたる。これまでは石橋甘悟を敵視していたが、背中にロケットを背負っている大空小姫のことも問題視し敵意を向ける。

高山 浩行 (タカヤマ ヒロユキ)

ピエール学園に通う16歳の男子高校生で、眼鏡をかけている。学内・学外を問わず古村千里のお供をしている。高校生ながら天才的な発明の才能を持ち、キャタピラブレードやスクリューブレスレットを開発する。大空小姫が背負っている小小姫の性能を高く評価している。

瀧 則正 (タキ ノリマサ)

ピエール学園に通う高校1年生の男子。強面で鼻の下にはひげを生やしている。喧嘩が強く、同じ学年の石橋甘悟に続いて学内No.2の地位にある。男気があり、周囲から慕われる存在。女性には優しく、古村千里から攻撃されても自分から手を出すことは決してしない。大空小姫からは親しみを込めて「瀧ちゃん」と呼ばれている。

水谷 留以 (ミズタニ ルイ)

ピエール学園に通う18歳の男子高校生。控えめな性格の好青年で、生徒会長を務めている。頭脳明晰で成績は学年トップ。古村千里に想いを寄せられているが、水谷留以本人はそのことにまったく気づいていない。また、古村の暴力的な面も知らずにいる。

柴田 圭一 (シバタ ケイイチ)

大空小姫の友人。小姫が石橋甘悟と出会う3か月前、入院していた病院で仲良くなった少年。大きな病を抱えていたが、小姫の励ましにより無事に手術を乗り越えることができた。今では元気に学校に通っており、小姫が大好きなお菓子を持って、小姫のもとを訪ねて来る。将来は小姫と結婚すると宣言している。

大地 帝 (ダイチ ミカド)

ピエール学園に、大空小姫より後に転入して来た16歳の女子高生。長い髪をポニーテールにしており、スリットが入った丈の長い制服のスカートを身に着け、足には常にローラーブレードを履いている。喧嘩が非常に強く、転入早々石橋甘悟や瀧則正を倒した。男のような荒っぽい性格で、一人称は「オレ」。さらに同性愛者であり、小姫を自分のものにしようと勝負を挑む。 高山浩行からキャタピラブレードを提供されてからは「キャタピラ・クイーン」と呼ばれるようになる。

平沢 雄一 (ヒラサワ ユウイチ)

ピエール学園に通う高校生3年生の男子。切れ長の目で、左耳にピアスをしている。実家は空手道場を営んでおり、平沢雄一自身も空手の有段者。大空小姫が大地帝と戦うことになった際、その修行の場所として道場を提供した。当時、石橋甘悟のことを喧嘩のことしか考えていない猿だと思っていた。

船木 海 (フナキ ウミ)

ピエール学園に通う高校生1年生の女子で、水泳部に所属している。ノーと言えない気の小さい性格。石橋甘悟に好意を寄せており、大空小姫が甘悟をいじめていると古村千里に吹き込まれ、高山浩行から渡されたスクリューブレスレットを用いて小姫と戦うことになる。この戦い以降、「スクリュー・レディ」の異名を取るようになった。

城池 勝幸 (シロイケ カツユキ)

忍者の格好をした下着泥棒で年齢は30歳。前科13犯の犯罪者で、ピエール学園で大空小姫や古村千里、大地帝、船木海など名だたる女子生徒の下着を狙う。ちなみに「城池勝幸」という名前は、作者の安西信行の旧友にして漫画家・小説家の中山文十郎の別ペンネームに由来している。

場所

ピエール学園 (ピエールガクエン)

石橋甘悟や大空小姫が通う高校。石橋甘吉が学園長を務めているため、学園内で喧嘩があってもそれがとがめられることはなく、それどころかもめ事が生じればそれで大会が開催されることもある。ちなみに石橋美甘もこの学園で現国教師として教鞭を執っている。

その他キーワード

小子姫 (ココヒメ)

大空大王によって開発されたロケット。大空小姫の宝物であり、背中に装着することで空を飛ぶことができる。オンボロで古臭い見た目だが機能はしっかりしており、古村千里に壊されそうになった際も特に問題はなく無事であった。

キャタピラブレード (キャタピラブレード)

高山浩行によって開発されたローラーブレード。大空小姫と戦う大地帝に提供された。通常のローラーブレードの5倍の速さで走ることができるうえ、ロケット機能によって空を飛ぶことも可能。

スクリューブレスレット (スクリューブレスレット)

高山浩行が対大空小姫用に船木海に与えた機械。鋭いフォルムの甲型と船のエンジンの形をした乙型の2つのパーツからなり、それぞれ腕に装着することで魚雷を発射したり、機雷を張ることが可能になる。このアイテムの存在により、小姫は海に苦戦を強いられることになる。

機兵ベクトル (キヘイベクトル)

高山浩行が開発した巨大ロボット。大空大王が作ったサイボーグである大空小姫を超えるために作られた。人間では耐えることができない高圧電流を放ったり、小小姫を使った小姫と同じスピードで飛ぶことができる。石橋甘悟の介入によってシステムが故障し、暴走を始めてしまう。

R-28号 (アールニジュウハチゴウ)

大空大王が小小姫を完成させる前に開発したロケット。人工知能が搭載されており話すことができる。見た目は可愛らしいクマのぬいぐるみであることから大空小姫が「くまタンちゃん」と命名し、しばらくの間は小小姫の代わりに小姫のロケットとなった。しかし、見た目とは違い言葉遣いが悪く暴力的。おまけにスケベな性格のため、小姫をはじめ石橋姉妹や古村千里、大地帝といった女性陣がセクハラをされたり服を切られるといった被害を受ける。

書誌情報

R・princess 全3巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉 完結

第1巻

(1994年12月発行、 978-4091234711)

第2巻

(1995年2月発行、 978-4091234728)

第3巻

(1995年5月発行、 978-4091234735)

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