失われた笑顔と最強のボディーガード
エミは大企業の社長令嬢として育ち、いつも笑顔を絶やさず、周囲の人々にも笑顔をもたらす存在だった。しかし、若くして社長に就任してからは、その笑顔を失ってしまう。現在は無表情を貫き、周囲からは恐れられる存在となっている。そんなエミの「失われた笑顔」を取り戻そうと奮闘するのが、クラスメイトであり専属ボディーガードのシオン。かつて殺し屋として名を馳せたシオンは、エミを狙う殺し屋たちの襲撃の最中でも、エミの笑顔を最優先に考え、自らが負傷しても彼女にいっさいの不安を与えないよう振る舞っている。特殊弾丸をはじめとする多彩な技術を駆使し、次々と現れる敵と対峙していく。
中学校での殺し屋たちとの命がけの日常
シオンとエミが中学校での生活を送るためには、エミの護衛、じいやから課された絶対条件をクリアしなければならない。それは、「日常的に襲いかかってくる殺し屋たちの攻撃を退けつつ、周囲の誰にも気づかれずに学生生活を送る」というもの。登下校はもちろん、授業中や休み時間であっても、殺し屋たちは人目をはばからず銃弾やナイフで襲いかかってくる。そんな絶体絶命の状況を、シオンとエミがどのような奇抜な発想で切り抜け、平穏な日常を守っていくのかという緊迫感あふれる展開こそが、本作の大きな魅力の一つとなっている。
登場人物・キャラクター
緋楽木 シオン (ひいらぎ しおん)
中学1年生の男子。クラスメイトのエミのボディーガードを務めている。水色のショートボブヘアに、左側だけ三つ編みのリングエクステをつけている。動体視力は弾丸を素手で止められるほど優れており、銃撃も軽々とかわす高い身体能力を持つ。エミに差し向けられた殺し屋たちを殺さずに撃退する実力者。かつては自身も殺し屋で、わずか7歳の時に敵対していた巨大な殺し屋組織を壊滅させたことで、裏社会にその名を轟(とどろ)かせている。実弾を装填できない特殊な銃を携帯し、麻酔針やワイヤーが内蔵された特殊弾丸を駆使して、多彩な戦術で敵に対処する。エミを笑顔にすることを最優先に考えているため、彼女の前ではおどけた態度を見せることが多い。
財院 エミ (ざいいん えみ)
中学1年生の女子。シオンのクラスメイト。赤いロングヘアにカチューシャをつけている。エンターテインメント業界の大手企業「EEYAN」の社長を務めており、親から受け継いだ会社をさらに急成長させた天才的な経営手腕の持ち主。一方で、ほとんど表情を変えないことから、周囲からは「冷徹王女」と呼ばれ恐れられている。かつてはよく笑う少女だったが、ライバル企業から命を狙われ、つねに護衛に囲まれて過ごす日々を強いられていた。その過程で親しかった友人たちを巻き込み、失ってしまった悲しみから次第に表情が乏しくなっていった。シオンが自分の護衛だと知った際には、彼の身を案じて大人の護衛に替えようとする優しさも見せた。じいやから課された「日常的に襲ってくる殺し屋たちの襲撃を退け、学校の誰にもバレずに学生生活を送ること」という条件をクリアするため、戦闘以外の面で密かにシオンをサポートしている。








