概要・あらすじ
「アー」「ウー」など、無意味に思えるソンビたちの発声には、実は意味があった。彼らはゾンビ語で流暢に会話をしているのだ。たとえば、クローゼットに潜み、人間を脅かそうとするゾンビ二人は、ペア感を出すのが嫌で、どちらが出ていくかで揉めている。また、あるゾンビは自分のことを庇って死んでしまった仲間の敵を取るために旅立ち、道中のゾンビたちに手がかりを聞きまくっている。またあるいは、兄貴分のゾンビは、舎弟のゾンビに人間が逃げ隠れた便所への特攻(ブッこ)み方についてレクチャーをしているといった具合である。ゾンビ映画で見かけるようなシチュエーションを舞台に、ソンビたちは様々なことについて語り合っているのだった。