戸塚慶文の代表作にして初連載作品。現代日本を舞台に、触れた相手に不運をもたらす能力を持つ少女・出雲風子と、不死の体を持つ男・アンディが、謎の組織「ユニオン」にかかわる物語。両親を含む200名以上を死に追いやった過去を持つ風子と、死ぬことができない体質に苦悩するアンディは、「最高の死」を求めてユニオンに入団し、特殊チーム「円卓」のメンバーとなる。そして、「UMA」と呼ばれる存在と対峙し、やがて世界の真実を巡る戦いに身を投じていく。本作は「否定者」と呼ばれる特殊能力者たちの戦いを軸に展開するバトルファンタジー作品である。世界の理を司る「上位十理」、対立する組織「ユニオン」と「アンダー」、さらには特殊アイテムの「古代遺物(アーティファクト)」など、独自の世界設定が構築されている。また、神による世界の破壊と再生の「ループ」や、アンディの1865年からの記憶が、物語の謎を解く重要な鍵となっている。集英社「週刊少年ジャンプ」で2020年8号から2025年9号まで連載。2020年に「次にくるマンガ大賞2020」コミックス部門第1位、2021年に「第5回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」第7位を獲得している。テレビアニメ第1期が2023年10月から連続2クールで放送。テレビスペシャルが2025年12月に放送。