佐藤友生の代表作で、原作者としての山口ミコトにとっても代表作の一つ。男子高校生の友一が、修学旅行費の盗難事件をきっかけに400万円の借金を背負わされ、四人の友人と共に「友情さえあれば簡単にクリアできる」とされる謎のゲーム「トモダチゲーム」に強制参加させられるところから物語は始まる。「コックリさんゲーム」「陰口スゴロク」「友情かくれんぼ」など、各ゲームを通じて参加者たちは友情と金銭のあいだで選択をせまられ、彼らの信頼関係は徐々に変化していく。本作は、表面的なルール説明と求められる本質が異なるゲーム設定や、参加者間の心理的駆け引きが特徴の心理サスペンス。「トモダチゲーム運営」という組織が参加者を監視・管理する世界が構築されており、物語の進行を通して、ゲームの背後に存在する複雑な目的や思惑が徐々に明らかになっていく。講談社「別冊少年マガジン」2014年1月号から2024年9月号まで連載。テレビドラマ第1作が2017年4月、第2作が2022年7月から放送。実写映画が2017年6月と9月に公開。テレビアニメが2022年4月から放送された。