お金を題材にしたオススメマンガ10選!59 Pt.

マネーをテーマに、興奮必至の物語を展開していくオススメの10作品をお届けしていこう!

お金を題材にしたオススメマンガ10選!

出典:Amazon.co.jp

概要

お金をメインテーマに、様々な角度から読者の心を惹きつけていくマネーマンガ。今回は特に読んでほしいと思う、オススメの作品を10作ピックアップしてみた!

『賭ケグルイ』

「私立百花王学園」に通う生徒「鈴井涼太」は、校内のギャンブルの負けにより多額の負債を背負い、奴隷のような最下層の身分での学園生活を余儀なくされていた。そんなある日、転校生「蛇喰夢子」に学園の案内をしたことがきっかけで彼女と仲良くなることに。しかし、ひょんなことからクラスのボス的な存在だった「早乙女芽亜里」にギャンブル勝負をかけられた「夢子」。彼女の身を案じる「鈴井」だったが、実は「夢子」は神がかっているほどのギャンブルの達人であり、同時に、ギャンブルに身を委ねることに激しい快感を覚える「賭ケグルイ」だった。謎の美少女「夢子」が、一癖も二癖もある学生たちや学園全体を牛耳る生徒会の面々と、時には巨額の賭け金を、時には自分の身体を賭けて様々なギャンブルを行うストーリー、それが『賭ケグルイ』だ。2017年にはアニメが放映されたほか、実写ドラマ化も果たしたている注目作品のひとつである。

『砂の栄冠』

学校創立100周年を迎えた年、主人公「七嶋裕之」の所属する「樫野高校野球部」は甲子園出場を賭けた地方選の決勝で惜しくも敗退してしまう。大会後、「裕之」は主将に就任するが、予算を出していた「樫野高校」のOB達は意気消沈し、後援を打ち切ってしまう。また野球部のメンバー達にも覇気は無く、甲子園出場など夢のまた夢。「裕之」もそんな空気に押され、やる気を失っていた。そんな折、「樫野高校野球部」を30年間応援してきた老人「トクさん」が現金1000万円を携え、「裕之」に甲子園のために使ってくれと申し出てくる。悩む「裕之」だったが、偶然出会った高校野球のプロ観戦者「滝本」らに甲子園の様々な知識を教わり、また自信で知力を振り絞ることで甲子園優勝の決意を固めた一人の青年の野球サクセスストーリー『砂の栄冠』。高校野球と金がテーマになっており、一般的な野球マンガと比べて登場人物達の心の闇の部分の描写が頻繁に登場し、 また高校野球を学生のスポーツとしてでなく「興行」の一種であることを強調している点も特徴的な作品である。

『LIAR GAME』

ヒロイン「神崎直」は、相手を騙し金を奪い合う「ライアーゲーム」に無理矢理参加させられてしまう。一回戦は1対1でそれぞれLGT事務局から提供された1億円を奪い合うゲームだったが、バカ正直な「直」は、相手を簡単に信用してすぐに1億円を奪い取られ、稀代の詐欺師「秋山深一」に助けを求めることを決意する。ゲームに勝利して大金を獲得し、次のゲームに進むか、獲得賞金の半額を支払って降りるかーー。それ以外は莫大な借金を背負うことになる「ライアーゲーム」に参加させられた「直」が、「秋山」の助けと持ち前のバカ正直さを武器に幾重にも仕掛けられたゲームの罠を破り、極悪なライバルたちとの熾烈な戦いを繰り広げていく。性善説に立つ「直」とその頭脳である「秋山」のコンビ、非情な支配の論理で君臨する「横谷」との戦いを通じて、「嘘つきの王」を決める「ライアーゲーム」の真の姿が浮かび上がってくるストーリー性も必見の作品である。

『銀と金』

裏社会の「フィクサー」で主人公の「平井銀二」は、もう一人の主人公「森田鉄雄」を見初め、裏の世界に引き込む。「銀二」は自分の後継者として「森田」を成長させていき徐々に彼に絶大な信頼を寄せるようになっていく。仲間と共に欲望が交錯する世界の深みへと身を投じていく昭和後期を舞台としたマネーマンガ『銀と金』。「森田」はどんな状況でも冷静さを失わず機転を利かせ勝ち抜き、「銀二」たちにはない損得を超えた感性、類まれなる強運を併せ持つ青年。共に行動を続ける中で「銀二」に憧れて「銀を超える金と呼ばれる男になりたい」という野望を抱くが、彼らの前に立ちはだかるのはこれまた裏社会で名を馳せようとする曲者ばかり。本作の本筋としてギャンブルを据え置く中で、一つの勝利に向け様々な思考が交差する描写がやみつきになる一作である。

『グラゼニ』

プロ野球チーム「神宮スパイダース」に所属する主人公「凡田夏之介」は、プロ入り8年目にして年俸1800万円、地味な左投の中継ぎ投手。1軍でもそこそこ起用されているが、現在の年俸では引退後の生活など全くもって心許ない状況。そんな「夏之介」は、厳しいプロ野球界の中で、「グラウンドには銭が埋まっている」、略して「グラゼニ」の精神を掲げ、自分の引退後の人生を盤石の物にするため、日々試合に向かう姿を描いた厳しいプロ野球界の中で奮闘する様を描いたプロ野球マンガ『グラゼニ』。試合以外の裏話や選手達の引退後の人生がどうなるかなど細かく取り上げている点も特徴。さらに「夏之介」が野球選手になるまでの学生時代も巻末にて取り上げており、細かい野球の試合の勝敗だけでなく一人の男性の人生の歩み方を垣間見ることができるマンガだ。2018年からはアニメ化を果たしており、主人公「夏之介」役を元中日ドラゴンズ監督「落合博満」の息子でもある、声優「落合福嗣」が演じている。

『トモダチゲーム』

高校2年生の「片切友一」は、貧しいながらも「沢良宜志法」「四部誠」「美笠天智」「心木ゆとり」という4人の友人に恵まれ、楽しい高校生活を送っていた。しかしある日突然、クラス全体の修学旅行費200万円が盗難に遭い、クラス委員の「志法」と「誠」が盗難の疑いをかけられてしまう。2人を心配した「友一」は、「志法」から指定された場所へ向かうが、そこに集まった5人全員が謎の人物に騙されていたことが発覚。揃って見知らぬ場所へ誘拐されてしまう。目を覚ました5人は、訳もわからぬまま「マナブ」と名乗る人物に遭遇し、謎のゲーム「トモダチゲーム」でお金を稼いで身に覚えのない借金を返せと言い渡されることにーー。「お金」と「友情」を天秤にかけられた彼らが、時にお互いを疑いつつもゲームクリアを目指して戦う頭脳ゲームが、この『トモダチゲーム』に描かれている。

『クロサギ』

「黒崎」は詐欺師のみをターゲットにした詐欺師の青年。過去に詐欺によって家族を失った傷を抱え、法律や話術を駆使し、詐欺師をだましていく「黒崎」。詐欺師として上手くいっているように見えたが、詐欺に関心の強い警部補神志名将が目を光らせていたーー。詐欺師が金銭を巻き上げる「シロサギ」や異性を弄ぶ「アカサギ」といった同じ詐欺師をターゲットとし、そして過去のトラウマに立ち向かう姿を描いたサスペンスストリーリー『クロサギ』。小学館漫画賞の一般向け部門受賞したほか、人気アイドル「山下智久」が実写ドラマ・映画での主演を担ったことで知名度が高くなっているなど、多方面からの切り口二よって多くの人々に親しまれるようになっている人気作品である。ちなみに、休刊を経て『新クロサギ』という名で続きの展開は描かれているのでこちらのぜひチェックしてみてほしい。

『闇金ウシジマくん』

10日で5割という法外な金利で金を融資している、無届けの貸金業者(闇金)「カウカウファイナンス」。そこに新人として元ホストの「高田」が加入する。人間味を感じさせない社長「丑嶋馨」に戦々恐々しつつも徐々に仕事に慣れていき、「柄崎貴明」や「加納」ら先輩たちとともに貸し付けおよび取り立て業務に奔走。また、主人公の「丑嶋」や「高田」らメインキャラクター以外の視点で描かれ、そこに「カウカウファイナンス」の面々が密接に絡んでくるという展開でも物語は進む。裏社会や格差社会など、社会の闇を描いた作品で、裏社会で使われている隠語的な用語も頻繁に飛び交う中で、今日もまた金に困った、明日の生活をも知れぬ人々が続々と訪れているのだろう。実写ドラマ・映画で俳優「山田孝之」が主演を演じたことでも有名になった作品である。

『賭博黙示録カイジ』

「カイジ」こと「伊藤開司」は、友人の保証人になったことで多額の借金を抱えてしまったことから、唯一の借金返済の希望、「エスポワール」という船に乗りこみ命がけのギャンブルを行うストーリーだ。死と隣り合わせという緊張感の中で行われるギャンブルから人間の弱み、本性、心理が描かれている。この緊張感の中でのギャンブルはこちらにも伝わってきて、入り込んでしまうほどだ。また、「ざわ…ざわ…」という音はこの作品にかかせないというほど有名なフレーズである。ギャンブルに関しては単純なゲームが多く、分かりやすいためギャンブルのルールを知らない人でも簡単に理解することができるものばかり。実写劇場版では「伊藤開司」役を「藤原竜也」が演じ、また宿敵「利根川」役を「香川照之」が演じており、落ちた人間の切羽詰まった様子や、強者としての傲慢であったり確固たるプレイどの高さであったり、ギャンブルの時の緊張感を見事に演じている。

『ONE OUTS』

沖縄の米兵相手のワンナウト賭博で不敗を誇る「渡久地東亜」が、不運の天才打者「児島弘道」と出会い、プロ野球球団「リカオンズ」に入団。投手としては自称三流の「渡久地」だったが、完全出来高制のワンナウツ契約を強欲なオーナーに自ら提案することにより、野球というゲームを自分の得意とするギャンブルへと変貌させる。巧妙な投球術と勝負師としての「読み」「直感」「心理戦」「情報戦」を駆使し、いずれも一癖のある相手チームを撃破し、オーナーの仕掛けた罠を逆手に取り、莫大な年俸を稼ぎ出していく様子を描いた『 ONE OUTS』。幾重にも仕掛けられた意外性が、現実のプロ野球の矛盾と裏面をもえぐり出しつつ、エスカレートしていくのがなんとも面白い作品で、普通のスポーツマンガとは一線を画した作風は興奮必至。普段は野球をあまりみない方にもぜひ手にとってみてほしい作品だ。

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