時計野はりの代表作の一つ。私立森ノ宮学園を舞台に、両親を事故で失った中学生の竜一が、弟の虎太郎と共に学園理事長に引き取られ、保育ルームでベビーシッターとして働く物語。同級生の隼や保育士の兎田との出会いを通じて、竜一は保育者としての経験を重ねていく。保育ルームには、虎太郎、鷹、奇凛、双子の拓馬・数馬など、個性的な子供たちが通園している。本作は少女漫画でありながら、保育をテーマにした独自の内容が特徴的で、保育現場での出来事を中心に、子供たちの成長と大人たちとのかかわりが描かれる。学園内の保育施設という設定により、教育と保育が交差する世界観が構築されている。白泉社「LaLa」2009年11月号から連載。テレビアニメが2018年1月から放送された。