沙村広明のデビュー作で代表作の一つ。江戸時代を舞台に、不老不死の肉体を持つ男、万次と、両親を殺され復讐を誓う少女、凜の姿を描く。剣客集団・逸刀流に両親を殺された凜が、仇討ちを遂げるため万次に用心棒を依頼することから物語は始まる。「勝つことが剣の道」を標榜し、あらゆる流派を統一しようとする逸刀流を相手に、不死身の万次は凄絶な死闘を繰り広げることになる。本作は、不死身の男、万次を主人公にした剣客アクションである。異形・残虐・悲運といった要素にあふれ、様々な殺人者たちが交錯し葬られる凄惨な剣戟活劇が特徴となっている。また、江戸時代の日本を基盤としながら、時代考証を半ば無視した奇抜な衣装や独創的な武器が多数登場し、通常の時代劇とは異なる戦闘場面が描写されている。講談社「月刊アフタヌーン」1993年8月号から2013年2月号まで連載。1997年に第1回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞を受賞。2008年にテレビアニメ化、2017年には実写映画化された他、2019年に再アニメ化されAmazonプライム・ビデオにて配信された。