ある日突然、海底人の末裔であると知らされた少年が大冒険を繰り広げるSFギャグ漫画。男子中学生の新巻圭は、ある日目覚めると手には水かきが、首にはエラが生えていた。驚く圭に、父親は彼が海底人類の生き残りである、という真実を告げる。圭はそのまま訳もわからず家を追われ、海に向かうことになった。そこで圭は、自らの祖先に関わる低レベルな戦いに巻き込まれていく。
本作に登場するハリセンキャラは主人公の圭だ。彼はアンチョビー王国の末裔で、王族しか使えない金属「オリハルコン」を継承した。オリハルコンは古代文明の遺産である金属で、所有者の望んだ形状の武器になるという特殊な力を持つ。アンチョビー王国を滅ぼした宿敵、ホンダワラ帝国の刺客オキアミスとの闘いでピンチになった圭は、「戦いは嫌いだが、ドツキ漫才は好き」という意思により、オリハルコンをハリセン状の武器「オリハリセン」に変化させてしまった。オリハリセンは冗談のような見た目をしていながら、ビームが出たりと海を切り裂いたりと、とてつもない威力を秘めている。だがアンチョビー王国のものにしか使えないというのは真っ赤な嘘であり、誰でも使用できることが後に明らかになるなど、ハリセンらしくツッコミ所満載の武器だ。
魔法使いの少年先生と女生徒たちの日々を描いた恋愛ファンタジー作品。わずか10歳にしてメルディアナ魔法学校を主席で卒業した天才、ネギ・スプリングフィールド。彼は行方不明の父親を捜すために優秀な魔法使いを目指していた。そんなネギに、日本の学校で教師をするという課題が課せられる。2005年TVアニメ化、2007年実写ドラマ化。
本作に登場するハリセンキャラは、メインヒロインの神楽坂明日菜だ。主人公のネギは魔法使いであることを隠し、麻帆良学園に教育実習生としてやってきた。だが担当する2年A組の生徒のひとり、明日菜に魔法使いであることがバレてしまう。さらにその後、魔法使いであることが度々生徒たちにバレながらも、ネギは教師として奮闘していく。そんな中、生徒たちの中にも魔法世界に関りを持つ者たちがいることが明らかになっていくのだが、明日菜もそのうちのひとりだった。彼女の正体は魔法世界の小国、ウェスペルタティア王国の姫。魔法を無効化する能力を持ったアーティファクト「ハマノツルギ(エンシス・エクソルキザンス)」を持っているが、初期の頃はアスナの術が未熟なため、ハリセン状になってしまっていた。
人気ゲームのコミカライズ作品。大学生の主人公が、仲間たちと同人誌制作を通じて絆を深めていく青春ラブコメディー。第一志望の美大に落ち、目標を見失っていた大学生の千堂和樹。彼は悪友の九品仏大志に誘われて、同人誌即売会「こみっくパーティー」に参加することになる。そこで和樹はみるみる頭角を現し、コスプレデビューした幼なじみの瑞樹や、即売会に参加する女の子たちと交流を深めていく。2001年TVアニメ化。
本作に登場するハリセンキャラは、ヒロインのひとり猪名川由宇だ。原作ゲームにおいて、彼女が進行役を務めるファンディスク『猪名川でいこう!!』が作られるほどの人気キャラである。彼女は普段神戸に住んでいるが、で「こみっくパーティー」の度に上京している中堅の同人作家。同人活動に熱心に取り組みすぎて、周りが見えずに暴走してしまいがちなため「こみパ」準備会からブラックリストに入れられてしまうこともある。そんな猪名川を象徴するアイテムが「ハリセン」だ。関西人としてツッコミの精神をいつでも忘れない彼女にとって、ハリセンは必須アイテムであり、彼女に関するイラストやグッズでもハリセンが描かれていることが多い。ツッコミだけではなく、和樹に対しても色々と手助けをしてくれる面倒見の良さも持ち合わせている女性だ。
お嬢様学校の生徒会メンバーたちの、ドタバタな日常を描く学園コメディ。名門校「私立藤崎女子中学」の生徒会は、真面目な生徒会長の真木夏緒(マキ)によって運営されていた。そんなある日、マキが生徒会室で人形相手に恋愛の練習をしているのを目撃してしまった倉橋莉子は、会長補佐として生徒会メンバーに引き込まれてしまう。2012年TVアニメ化。
本作に登場するハリセンキャラは生徒会メンバーで書記の棚橋鈴音だ。生徒会は会長であるマキの意向で、恋愛を研究する「恋愛ラボ」としても活動している。そしてメンバーの一員である鈴音は会長補佐である莉子(リコ)に憧れており、彼女をあだ名の「ワイルドの君」略して「ワキ」と密かに呼んで慕っていた。そんな鈴音の特技は、ハリセンを作る事。マキのボケっぷりにツッコミを入れるのが大変だとこぼすリコに対し、鈴音は手作りのハリセンをプレゼントする。リコはそのハリセンを見事に使いこなし、マキに激しいツッコミを入れるのだった。また鈴音はベニヤ板を仕込んだタイプや柔らかいタイプなど、様々な特殊なハリセンも制作している。
自由奔放な天才ピアニストと、若きエリート指揮者の音楽への情熱と恋を描いたヒューマンドラマ。桃ヶ丘音楽大学の生徒である千秋真一は、ピアノ科に所属するも本来は指揮者を目指していた。そんなある日、彼はあまりにも自由で奔放な演奏をするピアニスト、野田恵と出会う。2006年TVドラマ化、2007年TVアニメ化。
本作に登場するハリセンキャラは、桃ヶ丘音楽大学のピアノ科の教授である江藤耕造だ。彼が受け持つレッスンは「江藤塾」と呼ばれ、選ばれた才能のある生徒だけが教えを受けることができるというカリスマ教師。そのレッスンは厳しく、手にしたハリセンで気合の入らない生徒をビシバシと指導する。父親がピアニストで自身もピアノ科に所属する千秋は当初江藤に師事していたが、指揮者になりたいという気持ちから演奏にムラが出てしまう。当然江藤は千秋の演奏にハリセンで活を入れるのだが、我の強い千秋はそれに反論してしまい、レッスンを追い出されてしまう。江藤はその後、主人公の野田恵にもレッスンを拒否されてしまい、ハリセンを捨てて指導スタイルを変えることになるのだった。