マンガペディア 最新のおすすめ作品36 Pt.

11月にマンガペディアにアップされた作品の中から、特におすすめの作品をご紹介!

マンガペディア 最新のおすすめ作品

出典:小学館

11月、マンガペディアに新規及び加筆してアップされた作品の中から、一風変わった設定やストーリーを持つ作品をピックアップ! いずれの作品の紹介記事も読み応えがあるものばかりなので作品と合わせて堪能して欲しい。


『どうぶつずかん』

出典:小学館

主人公の男子高校生・宍戸牙王(ししど がおう)が惚れた同級生の少女・日辻萌衣(ひつじ めい)は、動物園の園長だった。さびれかけた動物園を立て直そうと奮闘する萌衣と、彼女を助けようとする牙王の、青春ラブストーリー。動物園を舞台に、動物たちと真剣に向き合う飼育員や、来演者たちの様々な思いといった人間模様も描かれている。

男子高校生・宍戸牙王は、文芸部に所属している。牙王は、同じく文芸部員の少女・日辻萌衣が、部活に出席しなくなったのを心配していた。牙王は、学校帰りにそっと萌衣を尾行。すると萌衣は、怪しげな扉の中に姿を消した。牙王が忍び込んでみると、そこには血まみれの肉塊と、猛獣の姿があった! この作品での一風変わった設定は、女子高校生が動物園の園長というところだ。萌衣は、失踪した父親の代わりに、経営不振で苦しむ動物園を支えようとしていた。牙王は、放課後も萌衣と一緒にいられるという下心もあって、アルバイトとして動物園を手伝うことにする。動物園の漫画らしく、登場する動物たちの正式名称や分類、特徴が詳しく描かれている。普段は目にすることがない、動物園の舞台裏について知ることができるのも、この作品の魅力だ。


『封神しない演義』

出典:KADOKAWA

中国神怪小説の代表作として人気の高い「封神演義」を大胆にアレンジした作品。主人公の女子高校生・大和さきは、「封神演義」が大好きな母親が秘蔵していた巻物を手にしたことで、殷王朝の世界に飛ばされてしまう。そこで出会った道士の青年・姜子牙(きょう しが)と共に「太公望」として活躍する、SFアドベンチャー。

作品名にもある通り、この作品は「封神演義」をベースとしている。この作品での一風変わった設定は、原作である「封神演義」の世界観を踏襲しつつも、「封神しない」というストーリーとなっている点だ。主人公・大和さきは、怪力と貧乳がコンプレックスの女子高校生。母親が秘蔵していた巻物の力で飛ばされた異世界は、「封神演義」の舞台である殷王朝だった。そこで出会ったのは「封神演義」の主人公・姜子牙。後に太公望となる男だが、さきが出会った姜子牙には、まったくやる気がなかった。さきは、異世界でさまざまな出来事に巻き込まれながら、自分の置かれた状況を理解していく。そして、姜子牙と協力して2人で太公望となり、「封神しない」世界を作ることを目指すのだった。単なる「封神演義」のリメイクではないので、原作を知らなくてもSF作品、ラブストーリーとして十分楽しめる作品だ。


日本の昔話「桃太郎」をベースとした、怪異ファンタジー作品。主人公・陸奥九世(むつ ここのせ)は、鬼の末裔・陸奥家9代目を名乗る9歳児。9歳とは思えない知識、精神力、行動力を持ち、常にクールな立ち居振る舞いをみせる。九世は、桃太郎に退治された先祖の復権をめざしていた。

誰もが知っている昔話の「桃太郎」。この作品での一風変わった設定は、物語の舞台が、桃太郎によって平和になった現代であるところ。そして、桃太郎に退治された、鬼の末裔の視点で描かれていることだ。「桃源島」は、初代・桃太郎が鬼を退治し、代々、その子孫である歴代の桃太郎によって、平和に治められている絶海の孤島だ。ここには、鬼を倒す特殊能力を持つ「殲鬼師」を育成する養成所「桃源殲鬼学校」があった。桃太郎に退治された鬼の末裔である主人公・陸奥九世は、弱冠9歳ながら、鬼の復権という一族の悲願を背負って、この養成所に潜入する。本作は、単純な復讐劇ではない。鬼と桃太郎の間に存在した「隠された真実」を巡って、幾重にも貼られた伏線が、最後の山場へと盛り上がっていく。ぜひ全巻通して最後まで読んで欲しい作品だ。


『グレートヤンキーみちるくん』

出典:秋田書店

可憐な容姿を持つ男の子が、見た目を武器に不良たちのトップにのし上がっていくヤンキーギャグ漫画だ。不良の楽園と呼ばれ、教師も指導することを諦めたという男子校・私立京北高校。転入生である主人公・大河みちるは、可憐な女の子にしか見えない外見のカワイイ男の子だった。みちるが放つ「カワイイ波動」は、次々と不良たちをみちるの虜にしていく。ついには、近隣の学校をも束ねていく。

「神奈川の虎」と呼ばれる猛者が転入してくるらしい。そう噂する在校生たちが、最初にガツンと締めてやろうと待ち構えているところに現れたのは、可憐な女の子にしか見えない主人公・大河みちるだった。この作品での一風変わった設定は、ヤンキー漫画の主人公が可愛い男の子、というところだ。ヤンキー漫画の概念を覆すと言っても、過言ではないだろう。みちる以外の登場人物は、ヤンキー漫画でおなじみの強面の不良たちだ。みちるは、不良たちがどんなに凄んで迫ろうとしても、自分に都合が良いように解釈して、カワイイ路線を崩さない。やがて不良たちは、自分の内にも「カワイイ物への関心」があると気づかされて、みちるのファンになっていく。荒れるヤンキーたちが描かれた壮絶な場面が、みちるが登場するとキラキラと花が散りばめられて、少女漫画と見間違えるような場面になるというギャップも必見だ。


『Back Street Girls』

出典:講談社

性転換した3人の暴力団の若手が美少女アイドルとして大活躍する姿を描いたコメディ。暴力団・犬金組の若手構成員3人は、仕事で大失敗をして組長の逆鱗に触れた。組長は、命だけはと土下座する彼らに、性転換してアイドルになれと言う。裏路地系アイドル「ゴクドルズ」としてデビューした3人は、本人たちの予想を超えた大人気を獲得。ヤクザの世界だけでなく、芸能界では表に出ない、アイドルの裏事情も面白く描いた作品。2018年7月にテレビアニメ化された。

この作品での一風変わった設定は、ヤクザが美少女アイドルになる、というところだ。アイドルになる前の3人は、オールバック、角刈り、パンチパーマという、ヤクザならではのヘアスタイル。ヒゲや向こう傷がある、凄みのある面構えだった。仕事で大失敗をした3人は、組長から「アイドルやれよ」と命じられた。言われるままにタイで性転換と全身整形手術を受けた3人は、スタイル抜群の可愛い女の子となって帰国。特訓の成果もあって、1年後には大人気アイドルに成長。しかし、3人の中身は、俠気溢れるヤクザのままだ。外見は可愛い女の子なのだが、ついヤクザとしての男の素顔が、言葉遣いや行動に出てしまう。そのギャップがこの作品の面白さだといえる。アイドル漫画とヤクザ漫画が同時に楽しめる作品だ。


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