読み応え充分! 10巻までに完結するオススメのマンガ6選!!298 Pt.

オモシロいマンガはずっと読んでいたい! とはいえ長く続いているマンガを新たに手を出すのはちょっと厳しいという人も多いはず。そんな人達にオススメなのが10巻までに完結するマンガだ!! 5巻以内だと物足りない人にオススメ!!

これぞ王道! これぞ少年マンガ! と言いたくなるような気持ちのいいマンガだ。主人公は巨大な怪物に襲われていた少女を助けようとして命を落とした。しかし翌日彼は無傷で目を覚まし、「新しい命」を手にいれる。新しい命である「核鉄（かくがね）」を手に入れた主人公はこれまでの生活とはかけ離れた戦いの舞台に身を置くことになる。主人公が非常に気持ちのよい性格であり、だからこそ集まってくるキャラクター達も光り輝く。テンポのよいストーリーの中に、ギャグとシリアスな部分が絶妙なバランスで織り込まれており、王道ストーリーを際立たせている。特に主人公のライバルである「パピヨン」は一見の価値あり!

「蟲師」を生業とする主人公は様々な「蟲」によって引き起こされる事象に対峙していく。この世界の「蟲」とは昆虫などの小動物の総称としての虫ではなく、精霊・幽霊・妖怪といった怪異によって起きる現象として表現している。独特な世界観を持つファンタジーマンガであるはずなのだが、どことなく既視感を覚え自身がマンガの中に引きずり込まれるような感覚に陥る。不思議を題材としたマンガで、不思議な気持ちになってみるのもたまには良いのではないだろうか。

ダークファンタジーの最高傑作である本作は説明することが難しい。内容が難しいのではなく、「良すぎる」ために語り出すと原稿用紙がいくらあっても足りない。それほどの魅力がたった10冊に込められている。吸血鬼を題材にしたマンガというのも珍しくはないが、ここに近代的な戦闘が加わるとここまでハードなファンタジーに仕上がるのかと思うとため息が出る。重いシーンかと思えば突然ギャグシーンも割り込んできたりと本作の良さは読んでみて初めて理解できると言っても良いだろう。

「完成されたギャグマンガ」と評価したいのが本作である。ハイテンションなギャグも面白いのだがちょっとシュールな演出もクスっとくる。稀によく分からないネタもでてくるのだが何故か笑えてしまう。とにかく最終的に行き着く先が「笑い」なのだ。それはギャグマンガにとっては素晴らしいことであり、「完成されている」と評価したい一番の理由である。

読み終えた後に「本当に7冊だったのか? 」と思わずにはいられない圧倒的な読みごたえ、そして情報量である。『風の谷のナウシカ』はおそらく知っている人が圧倒的に多いアニメ映画の一つだ。しかしそれのマンガ版と言うにはこのマンガはあまりにも違いすぎる。アニメしか見たことない人にとっては『風の谷のナウシカ』がここまで深いマンガだったとは想像すら出来ないだろう。読みごたえは抜群ではあるが、全7巻なので読み出すとあっという間に読み終えてしまう。是非ともアニメ版との違いを確かめて頂きたい。

美術大学を舞台に繰り広げられる青春群像劇。楽しいエピソード、感動的なシーン、恋愛に不器用な学生達の報われない恋など、本作には欲しかったものがたくさん詰まっている。「本当に同じマンガを読んでいるのか?」と思わずにはいられない緩急のついたストーリーは独特の世界観である。キャラ1人1人の心情が丁寧に描かれており、青春時代の懐かしい気持ちをを思い出させてくれる、そんな作品である。