面白い!忘れられない!アニメの略称・愛称を集めてみた60 Pt.

ファンの間で親しまれる愛称や、公式が用いた略称など、スタンダードなものからセンスが光るものを集めて紹介する。

面白い!忘れられない!アニメの略称・愛称を集めてみた

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概要

テレビアニメのタイトルは、もちろん例外もあるが、しばしば4文字に略されることがある。また、ライトノベルを原作にしたアニメなど、20文字を超えるような長いタイトルも略されることが多い。公式から発表されている他にも、ファンの間で親しまれる愛称もある。今回は、スタンダード、または個性的な略称・愛称が使われているアニメを紹介する。

『彼女がフラグをおられたら』 → 「がをられ」

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「旗ヶ谷学園」に転入してきた主人公「旗立颯太」は、とある事件に遭遇して以来、人生の選択肢「フラグ」が見えるようになってしまった。それだけではなく「フラグ」の種類や折り方も分かるため、自身に近寄ってくる人の「フラグ」をぞんざいに扱い、「フラグ」が立っても“「フラグ」を折ってしまう”。しかし、他人とは距離を置いて生活する「颯太」に興味を持つ美少女たちが次々と現れ、彼ひとりしか入居者がいない男子寮に一緒に住むと言い出すのだった……。本作の魅力は、他人とは関わらないように努めている主人公のもとに、個性豊かな女の子が集まって彼を甘やかしてくれるところだ。ラブコメ要素が強く、視聴者も癒されてしまう『彼女がフラグをおられたら』の公式略称は『がをられ』。この略称になったのは、原作のライトノベル第1巻のあとがきで作者が言及しているからである。さすが作者、言葉選びのセンスが良いと言わざるをえない。また、語感も良いので覚えやすく、面白い略称だと印象に残りやすい。

『僕は友達が少ない』 → 「はがない」

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「聖クロニカ学園」の高等部に通う「羽瀬川小鷹」は、転校初日から大遅刻、自己紹介も大失敗してしまう。そのうえヤンキーのような見た目から周囲を怖がらせてしまい、転校から1ヶ月経っても友達がひとりも出来ず、クラスから浮いてしまっていた。そんなある日の放課後、クラスメイト「三日月夜空」がひとり楽しげに“エア友達”の「トモちゃん」と喋っているところを目撃する。彼女もまた、「小鷹」と同じように友達がいなかったのだ。これきっかけとなり、「夜空」は友達を作るために「隣人部」を創設。「小鷹」も強制的に部員となる。やがて「隣人部」には、友達がいない“残念”な美少女たちが次々と入部してくるのだが……。どこか“残念”なところがあるキャラクターたちが織りなす、残念系青春ラブコメディ『僕は友達が少ない』。公式略称は『はがない』である。由来は原作のライトノベル第1巻、作者あとがきから。『僕“は”友達“が”少な“い”』と平仮名から取って『はがない』だ。作者が勝手に使っていた略称がいつの間にか公式の略称として定着していたらしい。確かに友達がいないキャラばかりなので、的確な略称なのかもしれない。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』 →「はまち」「俺ガイル」

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交友関係を一切持たず、ひとりぼっちを貫く高校生「比企谷八幡」は、「青春とは嘘であり、悪である」と作文に書いたことで生活指導担当の教師「平塚静」に目をつけられる。彼の捻くれた性格を問題視した「静」は、彼を「奉仕部」に無理矢理入部させる。そこは、校内で有名な完璧美少女「雪ノ下雪乃」が部長を務める、生徒の悩みを解決する相談所のような部活だった。「雪乃」もまた「八幡」と似たような境遇の人物ではあったが、考え方は根本から異なっており、2人の意見は対立する。そこで「静」は、「奉仕部」に舞い込む依頼をより多く解決した方が勝ち、という勝負を提案したのだった。いわゆる「残念系ラブコメ」とされる『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』だが、略称は『はまち』または『俺ガイル』。元々、原作者が略称の募集をかけたのだが、正式な略称は決まらず、応募されたうちの『はまち』『俺ガイル』を使っていたようだ。しかし、近年よく見かけるのは『俺ガイル』で、アニメでの略称も『俺ガイル』だった。どちらの略称にもユーモアがあり、約20文字の作品タイトルからこの文字を選んだセンスに脱帽である。

『繰繰れ!コックリさん』 → 「ググコク」

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自称・人形の電波少女「市松こひな」は、タブーとされる「一人コックリさん」をして狐の物の怪「コックリさん」を呼び出した。初めこそ「こひな」に取り憑くつもりの「コックリさん」だったが、一人ぼっちのうえに不健康な食生活をする「こひな」を心配し、献身的に家事をこなす。その姿たるや、“おかん”そのもの。そこから「こひな」を溺愛する物の怪「狗神」、女好きな物の怪「信楽」まで加わって、「コックリさん」の苦労は増すばかり。そんな物の怪たちと、「コックリさん」にノリと意地で取り憑かれた電波少女の不思議な非日常が始まる。本作は、不条理なギャグやシュールな描写が魅力的である。また、物の怪でありながらツッコミ担当で苦労人な「コックリさん」など、個性的なキャラクターも見どころのひとつだ。そんな本作の略称は『ググコク』。アニメの公式サイトアドレスにも「gugukoku」の文字が使われている。おおよそ元のタイトルが分かりやすく、スタンダードな略称だと思われる。

『好きっていいなよ。』 → 「好きなよ。」

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小学生時代、友達に裏切られたことがきっかけとなり、人を信じることが出来ない主人公「橘めい」。16年間、友達も彼氏も作らずに生きてきた。ひとりで行動する「めい」は同級生にからかわれてきたが、ある日、とある男子生徒のイタズラにとうとう怒りを爆発させ、誤って「学校一のモテ男」である「黒沢大和」に回し蹴りを入れてしまう。ところが、「大和」は怪我を負ったにも関わらず「めい」を気に入り、「友だちになろう」と迫ってきてきたのだった……。人を信じられない主人公と、その彼女にアプローチをするイケメンの恋愛がメインの本作、略称は『好きなよ。』である。アニメの公式サイトやTwitter公式アカウントに、ローマ字で「sukinayo」と使われているのが確認出来る。こちらもスタンダードな略称だが、より言いやすいのではないだろうか。

『人類は衰退しました』 → 「人退」「人衰」

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人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。地球には、人類より不思議で高度な文明を持つ「妖精さん」が誕生していた。彼らは身長約10センチの3頭身で、お菓子が大好きと大変可愛らしい存在だ。衰退していく「旧人類」の「わたし」は、「祖父」の仕事を継ぐために「妖精さん」と「旧人類」の間を取り持つ重要な職「調停官」となり、故郷の「クスノキの里」に帰ってきた。老齢の「祖父」でも現役で仕事をしているのだから、さぞ楽なのだろうと思いきや、「妖精さん」は気まぐれで、予測もつかない行動を引き起こす存在だった。これは、“ちょっぴり不思議でほんの少し不条理”な物語。本作は、ほのぼのとした癒し系の作品のように見えるが、実はブラックユーモアや様々なオマージュなどが織り込まれている。背景にある世界観を読み解くのが面白い。この『人類は衰退しました』は、原作者によって『人退』と略されている。しかし、『人衰』の略称を使っている読者もいるようだ。

『革命機ヴァルヴレイヴ』 → 「VVV」「ヴァルヴレ」「ヴヴヴ」

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時は「真歴」71年、総人口の7割が宇宙で生活する時代。世界はロシアなどのユーラシア大陸を主体とした「ドルシア軍事盟約連邦」と、アメリカ合衆国を主体とした「環大西洋合衆国」、通称「ARUS(アルス)」の二大勢力に分かれていた。その中で中立平和を保つ東アジアの小国「ジオール」は、ある日「ドルシア軍事盟約連邦」から攻撃を受ける。「モジュール77」に住む普通の高校生「時縞ハルト」は、校舎の地下から現れた謎の人型兵器「ヴァルヴレイヴ」に乗り込み、侵攻してきた「ドルシア軍」を撃退。友人と学園の危機を救った。これがきっかけとなり、「ハルト」は世界規模の戦いへ身を投じることとなる。本作は「サンライズ」制作のオリジナルロボットアニメで、公式サイトなどでは主に『VVV』の略称が使われた。その他にもファンの間では『ヴヴヴ』『ヴァルヴレ』なども使われたが、特に『ヴヴヴ』の略称は印象的である。

『結城友奈は勇者である』 → 「ゆゆゆ」

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時は「神世紀」300年の四国。平凡な日々を過ごす普通の中学生「結城友奈」。唯一“普通ではない”点を挙げるなら、彼女は「勇者部」という部活に所属していることだ。校内外を問わず、「友奈」たち「勇者部」は、人のためになる様々な活動に勤しんできた。しかし、「勇者部」の真の目的は別のところにあった。ある日「友奈」たちは、人々が生きるための恵みを与える樹木「神樹」のこと、謎の生命体「バーテックス」が敵であること、「バーテックス」が「神樹」に達すると人類は滅亡することを知る。人類を守るため、「友奈」たちは「神樹」に選ばれた勇者として「バーテックス」に立ち向かうのだった。本作は、「Studio五組」製作のオリジナルアニメ。その他ゲーム、イラストノベル、マンガなど様々なメディアで展開された。中学生の少女たちが勇者として戦う『結城友奈は勇者である』の公式略称は『ゆゆゆ』。公式サイトのアドレスにはローマ字で「yuyuyu」が採用されている。『“結”城“友”奈は“勇”者である』から『ゆゆゆ』なのだろう。面白く覚えやすい略称である。

『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』 → 「すかすか」

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かつて、地上では「人間族」(エムネトワイト)と「怪物」(モンストラス)が領土を巡って争っていた。しかし「人間族」を含む多くの種族は、突然現れた規格外の獣に蹂躙され、滅ぼされた。そこから数百年後。「人間族」の元「準勇者」「ヴィレム・クメシュ」は、「浮遊大陸群」(レグル・エレ)で目を覚ます。この島は、かろうじて生き残った種族が暮らす浮遊島だった。生き残った「人間族」は「ヴィレム」ただ一人。守りたいものを守れず、自分だけが生き残ってしまった絶望から世捨て人のような生活を送っていたが、とある経緯で始めた兵器管理の仕事の中で、ある少女たちと出会う。そして、彼女たちの存在理由を知った「ヴィレム」は彼女たちとの交流を経て、“父親”としての役割を見出していくのだが……。過去に縛られた元「準勇者」が主人公の『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』、アニメでの略称は『すかすか』である。原作者曰く、『すかすか』は愛称で、『終末な(略)』は略称をイメージしているそうだ。

『ストライクウィッチーズ』 → 「スト魔女」「ストパン」「ストウィ」「SW」

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地球とよく似ているが“魔力”という存在がある世界の20世紀初頭。突如正体不明の敵「ネウロイ」が現れ、圧倒的な戦力と瘴気の汚染で人類を侵略していった。これらに対抗すべく組織されたのは、「魔女(ウィッチ)」である少女たちからなる精鋭部隊「第501統合戦闘航空団」、通称「ストライクウィッチーズ」だった。魔力を動力とした飛行装置「ストライカーユニット」を駆使して、「ネウロイ」と戦う「ウィッチ」たち。物語は、治癒魔法が使える「宮藤芳佳」が「ストライクウィッチーズ」から勧誘を受けるところから始まる。本作は、「島田フミカネ」、「Projekt Kagonish」原作「角川書店」企画のメディアミックス作品。「ストライカーユニット」を駆使して空を飛び、異形の敵と戦う少女たちの姿は印象的だ。ファンからは『スト魔女』『ストパン』『ストウィ』『SW』などの略称で呼ばれているようだ。この中の『ストパン』だが、この“パン”は本作に関連したキャンペーン「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!キャンペーン」や、「ウィッチ」たちの履いているズボンがパンツのように見えることが由来だと思われる。

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