子どもが子どもらしく頑張るアニメ5選362 Pt.

幼い子どもが主役の、子どもが子どもらしく頑張る姿に勇気をもらえるアニメ作品はこれだ!

作成日時:2017-04-17 07:00 執筆者:マンガペディア公式

子どもが子どもらしく頑張るアニメ5選

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概要

昨今、幼いながらも大人びているアニメキャラクターが増える中で、子どもの思考で子どもなりに行動を起こす、等身大の子どもを描いたアニメ作品も存在している。その中から、コレ! と、オススメしたい作品を紹介しよう。

『電脳コイル』

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本作は、今よりも少しだけ未来の202X年、子どもたちの遊び場となっていた「電脳世界」と呼ばれる空間をめぐって起きた騒動を描く、AR(拡張現実)の技術が発展した近未来を舞台とした作品である。「電脳世界」は、子どもたちの間で流行っている遊び道具「電脳メガネ」と呼ばれる、眼鏡型のコンピューターを介してのみ認識できる仮想空間。その空間の中では、「電脳世界」に存在する「電脳ペット」を愛でたり、電脳空間内で使用できる便利なアイテム「電脳ツール」を使った疑似的な戦闘ゲームを楽しむことができたりする。金沢市から本作の舞台となる大黒市へ引っ越してきた、小学6年生の「小此木優子(ヤサコ)」を含む子どもたちは、そんな現実世界に重なり合う仮想世界で遊んでいるうちに、数々の事件や不思議と出会っていくことになる。放送当時はまだ普及していなかったAR技術をいち早く取り込んだ作品であるが、舞台となる大黒市は、現代の街の様相と比べてもこれといった未来感はない。次第に危険な目に遭うことになりながらも、過去の出来事の真相を知るために子どもたちが活躍する『電脳コイル』は、現代における要素と未来の要素の絶妙な融合が果たされた、未来の可能性を示しつつもノスタルジックな雰囲気を醸す作品となっている。

『東京マグニチュード8.0』

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2012年7月21日(土)――。東京は、一瞬のうちにその姿を変えた。夏休み初日となるこの日に弟のお守りを任された中学1年生の「小野沢未来」は、弟「悠貴」のたっての希望で、お台場で開催されている「ロボット展」を訪れていた。最近は何かにつけてイライラとした感情が沸き起こり、家族の仲も順風満帆とはいかない……。そんな、何もかもうまくいかない毎日に嫌気がさし、不満を募らせた心から、ふいに言葉がこぼれた。「こんな世界、壊れちゃえばいいのに」――。その瞬間、地面は激しく揺れ、周囲の建物は音を立てて崩れていく。瞬く間に変貌を遂げた東京を襲ったのは、海溝型の「マグニチュード8.0」の大地震だった。本作は、地震によって甚大な被害を受けた東京を舞台に、姉弟がお台場から世田谷の自宅へ帰る様子を描いた作品である。反抗期真っ只中である「小野沢未来」の、中学生特有の不安定な心の状態や素直になれない様子、また、明日の自分がどうあるかも保証されない、災害時という状況下での民衆の動きがリアルに描かれているため、必ずしも晴れやかな気持ちで本作を観ることはできないだろう。しかし、世田谷への帰路にて襲い来る出来事に向き合ううちに、家族の大切さを認識して成長していく姉「未来」と、大好きな姉を想い、幼いながらも懸命に姉の支えであろうとする弟「悠貴」の迎える結末は、視聴者の心をも大きく揺さぶることだろう。

『BLUE DRAGON』

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辺境にある「タタの村」は、来訪者もほとんどなく、いつものどかで平穏な時間が流れていた。そんな「タタの村」に住む主人公「シュウ」は、騎士の最高位である「ナイトマスター」に憧れる、10歳の少年だ。冒険心に溢れ、いつの日か「ナイトマスター」になるという夢を持っていた。ある日、平和な「タタの村」に2人組の剣士が訪れることから、物語は始まる。本作は、世界征服を企む「グランキングダム」の王「ネネ」の野望を阻止するため、秘められていた「影」の力を用いて、少年少女たちが悪に立ち向かう王道冒険物語である。子供向けアニメとされているが、王道中の王道を突き進みつつも意外性を上手くおりまぜている熱いストーリーで、子どもから大人まで、全ての人が最後まで飽きることなく楽しめる、完成度が高い作品となっている。登場するすべてのキャラクターが魅力的で、特に主人公の「シュウ」を含む主要な少年少女たちが旅を通して成長していく様子は、彼らの境遇もあって、最終回は涙無しには観ることはできないはずだ。

『交響詩篇エウレカセブン』

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英雄の息子「レントン・サーストン」は、辺境の街「ベルフォレスト」に住まう14歳の少年だ。彼の両親は共に他界しており、メカニック屋を営む祖父と2人で暮らしていた。平和で極めて退屈な毎日だったが、唯一の楽しみである、空を自在に滑空することのできる「空中サーフィン」の練習で日々を紛らわしていた。しかし、ある日突然に、ヒト型ロボット「ニルヴァーシュ」が自宅に墜落し、「レントン」の部屋を半壊させてしまう。そんななんとも迷惑極まりないロボットだが、機体から現れたのは、神秘的な美少女「エウレカ」だった。本作は、「レントン」と「エウレカ」の出会いから始まる、SFロボットアニメである。序盤の「レントン」は子どもっぽい言動や挙動が目立ち、周囲に感情をぶつけたり身勝手な行動をとることもあったが、様々な人たちに出会い、多くの困難に立ち向かう中で、心も体も成長していく。しっかりと大人らしい大人がいたり、大人なのに精神的にはまだ子どもっぽいキャラクターがいたり、子どもがしっかり子どもらしかったり……。そんな人間味溢れるキャラクターたちも、『交響詩篇エウレカセブン』の魅力の一つだろう。

『ぼくらの』

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世界の滅亡か、ぼくらの死か――。本作は、「ジアース」と呼ばれる巨大ロボットを操縦し、地球を守る使命を課せられた15人の少年少女たちの物語である。夏休みを利用して自然学校に参加した中学1年生の子どもたちは、「ココペリ」と名乗る謎の人物の誘いで、「ココペリ」が作ったというゲームに参加することになる。ただのコンピューターゲームだと思って軽い気持ちで参加を決めた子どもたちだったが、契約後はゲームを放棄できないことが明かされ、さらに、明らかに地球上の技術で作られたとは思えない巨大ロボット「ジアース」のエネルギー源は、人間の生命力だということを、身をもって知ることとなったのだ。敵を倒さなければ地球は滅んでしまう。敵を倒しても、人知を超えたロボットを操縦する代償として、自らの命が奪われてしまう。『ぼくらの』は、そんな状況下におかれた子どもたちや、子どもたちを守ろうとする大人たち、地球を守る人間の生き様を描く、ハートフルボッコストーリーだ。そもそも、子どもたちを取り巻く環境は決して華々しいものではなく、もしかしたら現実にもこういった境遇の子どもがいるかもしれない、とも思わせるリアリティさがある。そんな子どもたちが、それぞれの目的意識に基づいて「ジアース」を操縦する様には、人間としての美しさ、醜さが集約されている。

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