低身長の先輩と高身長の後輩が織り成すラブコメディ。小方悠は図書委員を務める平凡な男子高校生。背が低いことがコンプレックスで、背が高い後輩の大森からは、頭をなでられたり愛でられたりと、妙な懐き方をされていた。年下の女子から子供扱いされ、可愛がられてしまうことは不本意極まりない。しかし、天然で自意識過剰気味の大森の行動は日を追うごとにエスカレートしていき、小方はそんな彼女に日々振り回されるのだった。
本作に登場する高身長女子は、主人公の小方と同じ図書委員の大森。小柄な小方と比べてかなり背が高い後輩女子だ。身長とバストの大きさは関係ないと言われているが、大森のバストはかなり大きく、巨乳の部類に入る。大森自身もそのことを自覚しており、胸の谷間に小方の顔をうずめさせるなど、かなり積極的な行動に出ている。押しが強すぎると嫌われてしまったりもするが、彼女の場合は恥じらいも持ち合わせており、どんな行動でも可愛く見える。二人は図書委員のため、図書室でのやり取りが中心となるが、ラッキースケベな展開になることが多く、大森は小方に求められていると勘違いしてしまう。果たして身長差の大きい二人の間に恋愛は成立するのか、二人の心の変化を見守りたくなることだろう。
女子バレー部のエースと平凡な男子バレー部員の初々しい交際を描いた青春ラブコメディ。三里第三中学女子バレー部は、新聞に活躍が掲載されるほど強く、身長181センチの富士山牧央(ふじやままきお)はそのエースとして活躍していた。一方、男子バレー部は弱小チームで、その一員である上場(かんば)優一は牧央の幼馴染だった。身長も優一は160センチと高くはなく、高身長の牧央と並ぶと凸凹コンビだ。中学に入ってからは疎遠になりつつあったが、ひょんなことから二人は付き合い始めることになる。
スポーツ選手において高身長であることは有利なことが多いが、本作のヒロインである牧央もバレーボール部のエースとして活躍し、高身長であることを活かしている。中学2年生だが、身長は181センチ。しかも発達が進んでいるのは身長だけではなく、バストもかなり大きい。思春期の男子は性的なものに敏感であり、幼馴染で同級生の優一は牧央の着替えを目撃してから異性として意識するようになる。やがて二人は交際をスタートさせるが、二人とも異性と付き合うのは初めてで、何をするにしてもどぎまぎしてしまう。牧央は大人びていてもまだ中学生。幼さが残る二人が共に思い出を積み重ねていく様は見ていて微笑ましく、思春期特有の甘酸っぱさが心に沁みる。
高身長すぎて目立ってしまう小学生女子の日常を描いた物語。小学4年生の古戸蛍(ふるどほたる)は、総菜店「竹宅亭(ちくたくてい)」の一人娘。ごく普通の女の子だが、170センチの高身長であることがコンプレックス。同級生と歩いていると、低学年の子供たちから先生だと勘違いされてしまうことも。しかし、高いところに手が届く蛍は、周囲から頼りにされているのだった。年齢と身長がアンバランスな小学生の女の子を中心に、友人や周囲の大人たちを交えた穏やかな生活を描いた日常系4コマ漫画。
小学生はまだ背が大きくないものだが、本作の主人公の蛍は小学4年生にして背が170センチという高身長。祖父の代から始まった惣菜店「竹宅亭」自慢の料理を食べてすくすくと成長してきた。常連客の男性は大人っぽい蛍のことを小学生だと思わず、異性として好意を抱いていたほどだ。しかし、蛍は高身長であることを恥ずかしく思い、猫背になりがち。友人のちーちゃんこと日高千歳は、そんな蛍に対して、もっと胸を張って歩けば素敵だと励ます。蛍の周囲には家族や千歳以外にも多くの魅力的な友人や大人がおり、季節の移り変わりと共に賑やかな日常が流れていく。高身長な小学生が感じる様々なデメリットやメリットについてユーモラスに描かれており、心がほっこりする作品だ。
凸凹カップルの恋愛模様を描いた学園ラブコメディ。宮本小春は身長が180センチもある高身長の女子高生。クラスメイトには低身長だが秀才で女子からモテる毒舌メガネ男子の峯田清志郎がおり、二人はひょんなことから互いの恋愛事情を知ってしまう。しかし、ほぼ同時期に失恋を経験し、そのことをきっかけに親しくなり、次第に惹かれ合い、付き合うことに。そして、幼い頃いじめっ子だった志村健治を含めた三角関係へと発展していく。
身長の高低は、両親からの遺伝によるところが大きいと言われている。本作の主人公である小春の身長は180センチあり、両親や弟も高身長だ。小春は自分に自信がないために前髪を長くしており、どのような顔をしているのか解りづらい。クラスでも地味なグループに属しているが、実は瞳も大きくてとても可愛い顏をしている。いじめっ子気質の志村も、清志郎とデートをするためにオシャレをしていた小春を見て別人だと勘違いし、一目惚れをしてしまったほどだ。小春と清志郎は身長差の大きい凸凹コンビだが、心を通わせ、様々な壁を乗り越えていく内に絆を深め合っていく。ドキドキさせられる胸キュンな展開に程良くギャグシーンが織り込まれており、テンポ良く読めるのが心地良い。
年上の小柄な男子と年下の高身長女子の日常をユーモラスに描いたラブコメディ。高校3年生の小枝は141センチの低身長であることをコンプレックスに感じていた。一方、後輩女子の大原は183センチという高身長。大原から見れば小枝は小さな子供のようで、行動全てが可愛く見えてしまい、つい頭を撫でてしまうことも日常茶飯事。そのことを悔しく思う小枝だったが、実は男らしさも持ち合わせており、たびたび大原をドキドキさせていることに気付いていないのだった。
本作に登場するヒロインの大原は、高校1年生ながら183センチの高身長。スリムな体型をしており、顏も可愛い。そんな彼女が密かに想いを寄せている相手は、先輩の小枝。彼は大原とは対照的に身長が141センチしかない小柄な少年だ。しかし、時には大原をお姫様抱っこするなど、意外な男らしさを発揮することがある。そのような不意打ちの格好良さに女子は惹かれてしまうもの。普段の大原は生意気で上から目線の口調だが、小枝の男らしさに触れる度にどぎまぎし、調子を崩してしまう。また、大原も相合傘をしたいがために傘を忘れたふりをするなど、可愛らしさも持ち合わせている。大原のこうした可愛さが小枝にもっと伝われば、二人の関係性に変化が訪れるのではないだろうか。