バトルシーンに魅せられて！「中平正彦」作品を５作オススメ0 Pt.

本作は長ランを身に纏った男装の少女であるジュウベイが、幼馴染で戦況分析に優れた紺碧と共に喧嘩で全国の高校制覇を目指すバトルアクション作品である。主人公のジュウベイは小柄で少年のような顔立ちをしているが、れっきとした女の子。しかし本来は男しか扱えない「気」を操り、まだ未熟な部分もあるが男たちと対等に戦える戦闘力を有している。そんなジュウベイをサポートする頭脳担当が幼馴染の紺碧だ。戦況に冷静に分析し、ジュウベイに的確なアドバイスを送っている。ジュウベイが日本制覇を目指すのは、その先にいる現日本国総理、獅子神吼。ジュウベイの父である柳生石集斎は前日本国総理で、学生革命の際に獅子神に襲撃されて命を落としたのだった。

本作は宇宙から来た凶悪なエイリアン「流刑体」をポンコツと共に闘っていく主人公・定光の物語。ある時、宇宙の犯罪者で宇宙を流浪する刑に処されている二千万の流刑体が、手違いによって地球に降り注ぐ事態となった。流刑体を監視する役目を追っていた「随行体」は地球での戦闘によってボディが破損。ヘルメット状態の「ポンコツ」となり、偶然手にした定光の力を借りて流刑体と闘うことに。そんな定光は元々喧嘩に明け暮れていた不良少年。流刑体との闘いで死体と瓦礫の山を築いているところから「破壊魔」と称されていた。だが、その「破壊魔」には別の意味があった。定光は並行宇宙の存在と自身の出自に関する秘密を知り、迷いと苦悩に苛まれる。

本作はカプコンの人気格闘ゲーム『ストリートファイターZERO2』の使用キャラ・春日野さくらを主人公にしたオリジナルストーリー。女子高生のさくらはストリートファイターである「あの人」に憧れ、自身もその道に進む。さくらの憧れたあの人とは、シリーズの主人公のリュウである。リュウを「心の師匠」と呼び、再び彼に会うためにファイターとなった。その後、様々な格闘家たちと対戦してくさくらは、元々のすぐれた格闘センスを開花していく。またその真っすぐさに影響されていく者もいた。そして本作のオリジナルキャラでさくらをライバル視するお嬢様キャラ「神月かれん」は、その後『ストリートファイターZERO3』に逆輸入され、使用キャラとして登場する。

本作は数多くの『ストリートファイター』シリーズで主人公を務めた格闘家であるリュウを中心としたストーリー。原典となっている『ストリートファイターIII』の本来の主役はアレックスという格闘家で、本作でもリュウから想いを受け継ぐ形で最終話に登場する。真の格闘家を目指すリュウはそれがどのようなものなのか未だ自分の中で答えが見つかっていなかった。ケンは家族のための拳であると答えを見つけていた。迷いの中、リュウは謎の仙人オロと出会い、様々なファイターとの闘いを通じて敵を「倒す」のではなく「勝つ」ための力だと悟る。そしてリュウは越えなければならない「真の格闘家」との闘いに赴く。また本作は『さくらがんばる!』を踏襲した描写も登場する。

本作は宮部みゆきの小説『ドリームバスター』をコミカライズした作品。主人公のシェンはテーラ人の少年で、意識体となった50人死刑囚を追う「ドリームバスター」を生業にしている。彼は孤児だった自分を拾い、ドリームバスターとして育ててくれた相棒マエストロと共にその腕前を買われていた。場面が変わって地球では、謎の悪夢を見るようになった人々が描かれる。トラウマを刺激するような悪夢は「プロジェクト・ナイトメア」で精神体となった死刑囚が、地球人の意識を乗っ取ろうとしているものだった。人々をその悪夢から解放してくれる存在が、「ドリームバスター」であった。シェンは悪夢を退治すると、夢の中で彼らに真実を語っていく。