先生と生徒が禁断の関係になる漫画！ オススメ５選！3 Pt.

主人公である女性教師の律は、伊達眼鏡におかっぱ頭という垢抜けない出で立ちで、生徒受けもイマイチ。一方、男子生徒の相沢忍は、快活で屈託のない性格でクラスの人気者だ。律は、遠慮など一切なく友人のように接してくる忍に、苦手意識を抱いていた。そんなある日の放課後、律は偶々忍が投げたバスケットボールを顔面に受け、伊達眼鏡を壊してしまう。この出来事をきっかけに、律は忍との交流が増え、徐々に他の生徒たちとも打ち解け始める。やがて律は、苦手だった忍に対し、自分が特別な感情を抱いていることに気付いていく。

初恋を迎える年齢は人それぞれ。小学生で初恋をする早熟な人もいるが、本作の主人公である黒岩晶はかなり遅め。そんな彼は、初めて経験する感情に戸惑い、どう対処して良いか解らない。末永聖をかわいいと思うと同時に、彼女を見ると何故かイライラする。その結果、晶は聖との会話中に彼女の頬を叩いてしまう。まさに情緒不安定としか言い様がない状態だ。一方、まだまだ未熟ながらも真面目な教師である聖は、そんな晶の様子が心配になる。もっとも、聖は晶の恋心に気付いているわけではないため、彼女の対応はズレ気味で、むしろ晶の感情を逆撫ですることも。妙に危うさが漂うふたりの関係は、やがて予想外の展開を迎えていく。

文乃と一馬の結婚生活は、冗談のような形で突然始まる。自暴自棄の文乃が行きずりの男に買われそうになっていたところ、彼女を探していた一馬が登場。家に帰ろうと諭す一馬に対し、文乃は邪魔するなら自分と結婚して養ってと、無理難題をふっかける。ところが一馬は、文乃の要求を即座に了承。彼女と弟の鉄平を自分の家に連れ帰り、その場で婚姻届にサインしたのだ。かくして、キスすら交さないまま、文乃と一馬は夫婦となった。一馬は文乃に新妻コスプレを要求するといった悪ふざけはするものの、手を出す素振りは一切なし。一馬と過ごす賑やかな日常は、荒んでいた文乃の心を少しずつ溶きほぐしていく。

本作における先生と生徒による禁断の関係は、ロウランド伯爵家の家庭教師であるレイチェル・ブレナンと、伯爵家の次男ウィリアム。ただし、2人の関係は恋愛などという甘いものとは程遠い悲劇だ。グレッチェンは優秀で勤勉な家庭教師だが、ある理由から新たな勤め先が見つからずにいた。彼女は並外れた器量の持ち主であり、それ故に主人との不義密通を警戒されたのだ。もっとも神父の娘で強い道徳観を持つ彼女に、そんなつもりは毛頭なかった。やがてロウランド伯爵家に迎えられたレイチェルは、さまざまな苦労を重ねつつも、充実した家庭教師生活を送っていく。ところが伯爵家に渦巻く歪みは、予想外の形で彼女に牙を剥くこととなる。

花火の初恋の相手は担任教師の鳴海。幼い頃からの知り合いで、「お兄ちゃん」と呼んで慕っていた人物であり、その想いは彼が教師になる以前から続いていた。高校2年の春、鳴海が赴任してくる事を知った花火は、心を躍らせていた。彼女にとって青天の霹靂だったのは、鳴海が同じく新任の教師である皆川茜に恋愛感情を抱いていたこと。花火は自分の想いを告げる前に失恋してしまったわけだ。一方の粟屋麦も、中学生時代の家庭教師であった皆川茜のことがずっと好きだった。かくして、似た者同士の花火と麦は、鳴海と茜の仲が深まる毎に苛立ちを募らせ、やがて互いを慰め合う奇妙な関係となっていく。