Under the Rose

Under the Rose

19世紀ヴィクトリア王朝時代のイギリスを舞台とした、ある貴族の一家の物語。シェイクスピアや聖書からの引用を交え、人間関係や登場人物の心理を細やかに描いている。季節の名前を冠した章ごとに物語が分かれており、各章で主人公が異なる。また、電子書籍でのみ購読可能な『Honey Rose』が先んじて発表されており、こちらは本作『Under the Rose』の十数年後が描かれている。

正式名称
Under the Rose
作者
ジャンル
貴族
レーベル
バーズコミックスデラックス(幻冬舎)
巻数
既刊10巻
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

美しく華やかな侯爵令嬢グレース・キング。没落した生家を捨て、裕福なロウランド伯爵家で愛人生活を送っていた彼女が不可解な死を遂げた。それを機に、グレースの息子であるライナス・キングロレンス・キングは父方のロウランド家へと引き取られ、正妻のアンナ・ロウランドが産んだ4人の息子と共に暮らすこととなる。

母の死に疑惑を抱くライナスは、その真相を暴こうと母の痕跡を辿っていく。

登場人物・キャラクター

主人公

11歳の少年。グレース・キングが産んだ一番目の息子でアーサー・ロウランドの第五子にあたるが、父親には似ておらず、兄弟の中で唯一の赤毛である。キング侯爵家の嫡子として育てられたため誇り高く、愛人としての... 関連ページ:ライナス・キング

主人公

グレゴリー・ロウランド、アイザック・ロウランド、ロレンス・キングを教えるためにロウランド家に雇われた女家庭教師(ガヴァネス)。スラリとした長身と流れるような黒髪を持つ、眼鏡をかけた美女である。牧師の父... 関連ページ:レイチェル・ブレナン

グレース・キングが産んだ二番目の息子で、アーサー・ロウランドの第七子にあたる。8歳の少年。ライナス・キングを慕っていて、いつも後を付いてまわっている。年齢の割に幼く、人懐っこいため腹違いの兄弟たちにも... 関連ページ:ロレンス・キング

グレース・キング

派手やかで美しく奔放な侯爵令嬢で、才能溢れる詩人。社交界の華と呼ばれ、周りには常に人が集まる存在だった。ロウランド伯爵家で女家庭教師(ガヴァネス)兼愛人として優雅な生活を送っていたが、突如謎の死を迎える。死因は屋上からの転落死。

ロウランド伯爵家の当主で医師。優しく穏やかで気さくな性格で、使用人や領民からも慕われている。12人兄弟だったが、不慮の事故で姉のモルゴース以外の家族をすべて失い、以来大家族に憧れている。正妻のアンナ・... 関連ページ:アーサー・ロウランド

アーサー・ロウランドの正妻。彼に一目惚れされたため、経済難にあえいでいた生家のリッケンバッカー侯爵家より半ば売られる形でロウランド家に嫁ぐ。気難しく、病弱で引きこもりがちなので、女主人としての役割を放... 関連ページ:アンナ・ロウランド

アルバート・ロウランド

アンナ・ロウランドが産んだロウランド家の嫡子、19歳。頭が切れ、面倒見が良く快活な性格。大学在学中のため休暇時にしか帰省しないが、兄弟全員から慕われており、父親からも信頼を置かれている。女性からモテるが、使用人の何人かに手を付けているなど女癖は悪い。

ウィリアム・ロウランド

アンナ・ロウランドが産んだロウランド家の次男、16歳。沈着冷静で子供の頃からもの静かな性格だったせいか、彼だけは母親の側にいることを許されている。眼鏡をかけており、兄弟の中で父親に一番容姿が似ている。

グレゴリー・ロウランド

アンナ・ロウランドが産んだロウランド家の三男、13歳。勤勉で思慮深く、努力家である。生真面目な性格なだけに、優秀なアルバート・ロウランドやウィリアム・ロウランド、ライナス・キングにコンプレックスを抱いている。兄弟の中で唯一、髪色が淡い。

アイザック・ロウランド

アンナ・ロウランドが産んだロウランド家の四男、12歳。わんぱくで勉強が苦手。貴族の息子でありながら料理が好きで、その腕を褒めてくれたグレース・キングにとても懐いていた。カードゲームとチェスを得意としている。

モルゴース

アーサー・ロウランドの姉。他家へ嫁いだが子供はなく、夫にも先立たれている。そのためロウランドの家に未だ固執し、家中のことに度々口を挟もうとする。

アーサー・ロウランドの妾で女医。ヴィンセント・スタンリーとディック・スタンリーの母親。そもそもはアーサーの助手としてロウランド家にやってきたが、自ら望んで妾となった。子供は平民として育てたいという希望... 関連ページ:マーガレット・スタンリー

ヴィンセント・スタンリー

マーガレット・スタンリーが産んだ一番目の息子でアーサー・ロウランドの第六子にあたる。9歳の少年。背が高く、すでにウィリアム・ロウランドよりも大きい。優しい性格で、母親に代わり家事をこなしている。村の学校へ通っており、友達が多く女子にも人気がある。

ディック・スタンリー

マーガレット・スタンリーが産んだ二番目の息子でアーサー・ロウランドの第八子にあたる。6歳の少年。内気で人見知り。猫が好きで「ことら」という子猫をとりわけ可愛がっている。

ミス・ピック

グレース・キング以前の女家庭教師(ガヴァネス)で、アーサー・ロウランドの父親の代からロウランド家の子供たちの教育を任されていた。元は侯爵令嬢。厳しく旧時代的な教育観の持ち主で、生徒に罰を与えるために鞭を使うことも是としている。高齢で糖尿病を患っているため療養中。

ローズ・ロザリンド

以前、ロウランド家で働いていたメイド。ハチミツ色の輝くような金髪を持った明るい女性。アーサー・ロウランドにとっては初めての友人であり、妹のような存在。アルバート・ロウランドにとっては初恋の相手である。屋敷内の使用人の中で、彼女だけが方言でしゃべる。

ジャック・クリストフ・ベインズ

数多くいたグレース・キングの取り巻きの一人。赤毛の詩人である。グレースは死の2週間ほど前、新しく出す本について彼に相談の手紙を送っていた。

書誌情報

Under the Rose 既刊10巻 幻冬舎〈バーズコミックスデラックス〉 連載中

第1巻 冬の物語

(2003年10月24日発行、 978-4344803169)

第2巻

(2004年9月24日発行、 978-4344804555)

第3巻

(2005年10月24日発行、 978-4344806528)

第4巻

(2006年11月24日発行、 978-4344808669)

第5巻

(2008年3月24日発行、 978-4344811713)

第6巻

(2009年5月23日発行、 978-4344816480)

第7巻

(2011年9月26日発行、 978-4344822948)

第8巻

(2013年12月24日発行、 978-4344829909)

第9巻

(2015年11月24日発行、 978-4344835696)

第10巻

(2017年12月21日発行、 978-4344841222)

SHARE
EC
Amazon
logo