「フダツキ」の怪物!? キョンシー現るオススメ漫画5選19 Pt.

キョンシーとは、大まかに言うと中国版のゾンビのこと。ゾンビというと腐った死体というイメージがあるが、キョンシーは生前とほぼ同じ姿で、腐敗もしない。その上、仙術を駆使するタイプもいる。一方で、凶暴な人食いであるという部分はゾンビに近い。今回は、そんなキョンシーが登場する作品を紹介しよう。

作成日時:2019-04-23 10:00 執筆者:マンガペディア公式

「フダツキ」の怪物!? キョンシー現るオススメ漫画5選

出典:小学館


『ふだつきのキョーコちゃん』

『ふだつきのキョーコちゃん』

出典:小学館

キョンシーの妹を持つ兄の悪戦苦闘の日々を描く、ユニークな学園ラブコメディ。主人公・札月ケンジは、同じ学校に通う妹・キョーコが心配で堪らない高校生だ。妹に近寄る男には一切容赦せず、話題にすることすら許さない。その上、休み時間ごとに妹のクラスに足を運ぶ。ついた渾名はシスコンヤンキー。ただし、彼が妹を心配するのには大きな理由があった。なんとケンジの妹・キョーコは、キョンシーだったのだ。

本作に登場するキョンシーは、主人公・札月ケンジの妹・札月キョーコである。校内でも指折りの美少女として評判のキョーコだが、実は人間を遥かに凌駕する身体能力を備え、兄の生き血を糧とする恐ろしい存在なのだ。キョーコは、キョンシーとしての吸血衝動を抑えるため、お札と同じ効果を持つリボンが欠かせない。ケンジはそのリボンが外れ、妹の正体がバレることを心配しているわけだ。ただし、事情を知らない生徒たちは、ケンジを重度のシスコン兄貴だと思っている。ちなみにキョーコは、ケンジの過保護ぶりを鬱陶しそうにしているが、心の底では感謝している。リボンが取れてキョンシーの衝動が解放されたときは素直になり、甘えん坊な一面を覗かせるのだ。


『シャーマンキング』

『シャーマンキング』

出典:講談社

主人公の男子中学生・麻倉葉が、霊と交信し、その力を行使するシャーマンとして成長していく姿を描いた、霊能力バトルアクション。物語は、葉が東京の私立森羅学園に転校してくるところから幕を開ける。葉が上京した目的は、強者たちの霊を「持ち霊」とし、シャーマンとしての格を上げること。やがて葉は、全知全能の精霊王と交信可能なシャーマンの頂点「シャーマンキング」を目指していく。2001年にテレビアニメ化。

本作に登場するキョンシーは、李白竜(リー パイロン)。主人公・麻倉葉のライバルである道蓮(タオレン)の姉・道潤(タオジュン)が「持ち霊」として使役するキョンシーだ。生前はカンフー映画のスターであり、自ら編み出した独自の武術「導弾道(ダオダンドウ)」の使い手でもある。そのモデルは、伝説のカンフースター・ブルース・リーだ。ヌンチャクを駆使し、独特の「怪鳥音」を叫びながら闘うその姿は、まさにブルース・リーと瓜二つ。そんな李白竜は、最高の屍兵器として蘇り、道潤に操られながら、麻倉葉の前に立ちはだかる。


『グレイトフルデッド』

『グレイトフルデッド』

出典:講談社

清朝末期の中国・上海を舞台に、霊幻道士と僵尸(キョンシー)の戦いを描いた、ファンジー・バトルアクション。主人公・コリンは、娼館「壺中天」で働く年若い娼婦。男のあしらいもまだまだ未熟で、気弱な面もあるコリンだが、それは彼女の表の顔に過ぎない。コリンの裏の顔は、僵尸を狩る霊幻道士。彼女は、社会に潜んで人を喰らう僵尸を次々と仕留めていく。

本作には数多くの僵尸(キョンシー)が敵として登場する。本来僵尸は、道士によって操られる生ける屍だが、本作では自らの意志を持って行動している。彼らは、社会に潜みながら人間を襲い、その肉を喰らう。中には警察の警部として、長年に渡って活動している僵尸もいる。ちなみに僵尸は、生前の能力とは無関係に怪力を発揮し、重ねた年月に応じてより力が増す。主人公・コリンは、そんな僵尸を狩る霊幻道士である。自らの身を顧みず、過酷な闘いを続けるコリンは、やがて僵尸を用いた巨大な隠謀に立ち向かうこととなる。


『ネクログ』

『ネクログ』

出典:講談社

謎多き道士・胡才良(ソン・ユーシェン)と、彼が使役するキョンシー・白杏(パイシン)、そして胡の弟子・宋玉生(フー・ツァイリャン)の3人が、道士や妖術に絡む様々な事件に挑む様子を描いたファンタジー・ミステリー。物語の舞台は中華民国初期の中国。宋玉生は、姉のように慕う白杏を甦らせるため、仙術を操る道士・胡才良に弟子入り。胡の指導の下、冥府の鬼録に記された罪人道士を探っていく。

本作に登場するキョンシーは、主人公の道士・胡才良が使役する白杏。作中ではキョンシーではなく、僵屍(チィアンシー)と称されているが、これは中国の公用表記と発音に準じたものだ。白杏は通常時、笑顔を絶やさない温厚な従者だが、胡の制御を外れると、鬼のような形相で人に襲いかかり、その肉を喰らう。恐るべき二面性を持った僵屍だ。ちなみに白杏は、生前の名を薛(シュエ)といい、宋玉生と同じ村で暮らしていた。しかし、盗賊に攫われ、非業の死を遂げる。死の直後、薛は胡に拾われ、僵屍となったわけだ。宋玉生は「反魂法」で白杏を甦らせようとするが、その顛末は本作の大きな見所の1つだ。


『鬼灯の冷徹』

『鬼灯の冷徹』

出典:講談社

日本の地獄を舞台に、古今東西の神話や伝承、昔話の登場人物たちの日常をユーモアたっぷりに描いたブラック・コメディ。戦後の人口爆発と、悪霊の凶暴化で、あの世は前代未聞の混乱状態。そんな中、主人公の鬼神・鬼灯は、閻魔大王第一補佐官として、地獄の各所で発生する問題を冷静に解決していく。

本作に登場するキョンシーは、地獄の裁判官・五道転輪王の第一補佐官を務める中(チュン)。若い娘の僵尸(キョンシー)である。上司である五道転輪王は、生前は中国の道士であり、チュンも彼によって召喚された。チュンが働く裁判所「泰山庁」は亡者に最終判決を下す場所だが、それ故に判決に不服を抱いて脱走する者が後を絶たない。それらの亡者を力ずくで連れ戻すのが、チュンの役割だ。補佐官という役職なのに力仕事が中心なのは、チュンが読み書き計算などの頭脳労働ができないため。その代わり腕力は驚異的で、主人公である鬼神の鬼灯をも吹っ飛ばすほど。また、チュンは大昔に亡くなったため、容姿こそ若い娘だが、かなり古風な一面を持つ。


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