妖怪や宇宙人との間にも、友情は成立する。そんな考え方を信じたくなる、5つの漫画をピックアップ。様々な苦難を乗り越え、種族を超えた友情を築き上げていく様に注目だ。
人間と、それ以外の生き物との、種族を超えた友情を描いた漫画を紹介
出典:小学館
妖怪や宇宙人との間にも、友情は成立する。そんな考え方を信じたくなる、5つの漫画をピックアップ。様々な苦難を乗り越え、種族を超えた友情を築き上げていく様に注目だ。
出典:マンガペディア
同名のビデオゲームの発売に先駆けて「コロコロコミック」にて連載が開始されたドタバタ妖怪ギャグコメディ。小学5年生の主人公の少年・天野ケータは、偶然、超怪しげなガチャガチャマシンから妖怪執事ウィスパーを解放した。封印を解いたお礼として、ケータは、ウィスパーから妖怪が見えるようになる「妖怪ウォッチ」を渡される。ケータは、妖怪ウォッチを使って様々な妖怪と出会い、種族を超えた友情を育んでいく。
本作では、主人公である少年・天野ケータと、妖怪たちとの種族を超えた友情が描かれる。ケータは昆虫採集中に、とても怪しげなガチャガチャマシンを見つける。怪しい歌が聞こえてくるそのマシンに100円を入れてみると、妖怪執事・ウィスパーが現れた。そしてウィスパーから、妖怪と人間との橋渡し役を頼まれる。引き受けたケータは、ウィスパーから、妖怪が見えるようになる「妖怪ウォッチ」を渡され、妖怪と関わるようになる。登場する妖怪たちは悩んでいたり、イタズラがやめられなかったりと、それぞれ様々な悩みを抱えている。ケータは、妖怪の悩みを解決することで、彼らと友達になっていく。ケータと妖怪たちとの関係は、騒がしくも微笑ましい。時にはホロリと涙するようなエピソードも挟まれ、子どもから大人まで楽しめるエンターテインメントに仕上がっている。
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『家庭教師ヒットマンREBORN!』の作者・天野明がフルカラーで描くSF活劇。体内から謎の声が聞こえる主人公の中学生・九ノ瀬宙太は、とある事件をきっかけに、宇宙警察「エルドライブ」にスカウトされる。宙太は、同僚となった宇宙人たちと、種族を超えた友情を深めていく。そして、同僚や心惹かれているクラスメイトとともに、宇宙で起きる犯罪に立ち向かっていく。
本作では、主人公・九ノ瀬宙太と、宇宙人との種族を超えた友情が描かれる。本作には様々な宇宙人が登場する。特に、宙太の体の中で共生している人工生命体「ドルー」は、宙太の唯一無二の相棒と呼べる存在になっていく。宙太は、幼い頃からドルーの声が聞こえていたが、姿を見たことはなかった。「姿の見えない誰か」と会話している宙太を、周囲の人々は変わり者扱いしていた。そのため、宙太はネガティブな性格に。しかし、とある事件がきっかけで、ドルーが宙太に姿を見せてからは、少しずつ自信を取り戻していく。宙太とドルーは、命やイメージを共有している。そのため、宙太が得意な裁縫をイメージし、それをドルーが攻撃に生かすことで、強力な宇宙犯罪者たちを捕まえられるほどの力を出せる。宙太とドルーの種族を超えた友情はもちろん、彼らを取り巻く宇宙警察の仲間たちとの友情や恋、凶悪な犯罪者との戦いが描かれる正統派の少年漫画だ。
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藤田和日郎の連載デビュー作である妖怪伝奇バトルアクション。主人公・蒼月潮は、妖怪を滅するものの使用者の魂を喰らう「獣の槍」の使い手に選ばれた。獣の槍に封印されていた妖怪・とらとともに、人に仇なす妖怪との戦いに挑んでいく。潮ととらは種族を超えた友情で結ばれ、やがて潮は最強の妖怪「白面の者」に対峙することになる。2015年、2016年にテレビアニメ化された。
本作では、主人公・蒼月潮と、人を喰らう妖怪との種族を超えた友情が描かれる。「獣の槍」によって封印されていた妖怪・とらは、人を喰らう大妖怪だ。封印から解放されたとらは、長年の飢えを満たすべく、好き勝手に暴れまわろうとする。しかし、獣の槍に選ばれた潮には逆らえず、人を喰らうことができない。とらと潮は、反発しながらも離れられない腐れ縁の関係となる。そんな彼らだが、強敵との戦いの中でやがて互いを信頼しあい、背中を預け合う相棒の関係へと成長していく。明るくまっすぐな性格のおかげで、潮はとら以外の様々な妖怪たちと種族を超えた友情を結んでいく。彼らの絆が最終決戦で花開く様は感涙モノだ。
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実写映画化、テレビアニメ化を果たした岩明均の代表作であるSF作品。ある日、主人公の男子高校生・泉新一は、「寄生生物(パラサイト)」に襲われた。その際、頭部は守ったものの、右手を奪われてしまう。新一は、自らをミギーと名付けた寄生生物と、奇妙な共同生活を始めることとなる。そして2人は、人間の体を乗っ取った他の寄生生物との戦いに巻き込まれていく中で、種族を超えた友情を育んでいく。
本作では、主人公・泉新一と、「寄生生物(パラサイト)」のミギーとの種族を超えた友情が描かれる。新一の右腕に寄生したミギーは、凄まじい勢いで知性を獲得していったが、感情という概念は持ち得なかった。そのためミギーは、宿主である新一の生命以外に頓着しない。他の寄生生物たちの残虐行為を見過ごし、そのため新一と対立することが多かった。だが、とある事件がきっかけで、ミギーに変化が起こる。ミギーはだんだんと感情を理解していき、新一とも種族を超えた奇妙な友情を育んでいく。一方、新一には、ミギーとは逆に、人間らしい感情を失っていくという変化が起きる。そんな1人と1体が行き着く先が気になって、ページをめくる手が止まらなくなる、ストーリーSFの金字塔的作品だ。
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中平正彦の代表作であるSFアクション。主人公である不良の男子高校生・椿定光は、ある日、宇宙の犯罪者「流刑体」を管理する電子生命体「ポンコツ」と出会う。定光は、ポンコツの代わりに、流刑体との戦いに巻き込まれる。その中で、貞光自身の持つ未来予知能力や出生の秘密、そして平行宇宙を含めたすべての運命を知る。定光とポンコツは、種族を超えた友情を深めながら、数奇な運命に挑んでいく。2001年にテレビアニメ化された。
本作では、主人公の少年・椿定光と、宇宙の犯罪者「流刑体」を管理する電子生命体「ポンコツ」との種族を超えた友情が描かれる。ポンコツは、一見すると、ヘルメットにしか見えない姿をした電子生命体だ。本来は、ヘルメットだけではなく、人間の体に相当するボディ「ユマノイド・デバイス」の頭部に乗った状態で稼働している。しかし、ボディを流刑体に破壊されたため、居合わせた貞光に協力を仰ぐ。以降は定光の戦闘をサポートする役回りとなる。ポンコツは、当初は融通の効かない堅い性格だった。だが、「清く正しい不良」である定光の男気あふれる行動に触れていくうちに、次第に人間味のある性格となる。ポンコツと定光は種族を超えた友情を深め、良きパートナーとして互いに信頼を築き上げていく。そんなポンコツが見る、定光のたどる複雑に絡まった数奇な運命の行方は必見だ。
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