日本語に含まれる意味というのは、時代の流れと共に変化して行く事が多い。普段何の疑問も無く使っていたけれど、本来の使い方とは実は違っていた、なんて事を経験した人も少なくないはず。そこで今回は、そんな数ある日本語から「これはあのアニメのこんな部分で言えるな」という言葉をいくつかピックアップしたのでご紹介しよう。
アニメのあんな部分やこんな部分を例として学べる日本語をご紹介。
出典:Amazon.co.jp
日本語に含まれる意味というのは、時代の流れと共に変化して行く事が多い。普段何の疑問も無く使っていたけれど、本来の使い方とは実は違っていた、なんて事を経験した人も少なくないはず。そこで今回は、そんな数ある日本語から「これはあのアニメのこんな部分で言えるな」という言葉をいくつかピックアップしたのでご紹介しよう。
出典:Amazon.co.jp
現在では「悪いと分かっていながらその行為をする」といった意味で使われる事の多いこの言葉。しかし、本来の意味は「道徳的、宗教的、政治的な信念に基づき行われる犯罪、またはその犯人」。つまりどちらかと言えば「この行いは正しい事なんだ、正義の為なんだ」と信じて行われる犯罪、といった意味合いの方が強いという事である。例えば、「死神」になった主人公「黒崎一護」が活躍するアニメ『BLEACH』。この作品からも「確信犯」という言葉を学ぶ事ができる。本編に登場する「東仙要」というキャラクターは、正義感が強く平和を重んじる性格ではあるが、その正義の根底には、過去に慕っていた女性を「死神」に殺された事に対する復讐心があり、それが後に彼を悪の道へと導く要因となっている。ストーリー上にて、かつて共に正義を誓い合った親友「狛村左陣」から、己の正義はどこに行ってしまったのかと問われた際にも、自分の歩む道が正義なのだと一蹴し譲らなかった。最も血に染まらない道を行く、としながらも、道徳に反した道を歩む彼の事もまた「確信犯」と言っても過言ではないと言える。
出典:Amazon.co.jp
「情けをかける事は、結局その人の為にならないから助けない方が良い」という誤った意味で捉えている人も多いこのことわざ。正しくは「人に情けをかけて助けるのは、その人の為になるばかりか、巡り巡って自分の為にもなる」という意味。子供達に大人気のアニメ『忍たま乱太郎』には、この言葉を良く表した話が存在する。それが現在放送中の第25シリーズにて描かれた「水を売って大もうけの段」という回だ。ドケチの「きり丸」が銭を稼ごうと、いつものように「乱太郎」「しんべヱ」を伴って関所に並ぶ人達に水を売りに出かけた所、その道すがら喉が渇いて困っているお婆さんに遭遇。売り上げが減る事を危惧した「きり丸」だったが、結局水をただであげる事になってしまう。しかし、何だかんだあった帰り道で彼を待っていたのは、水を貰った事で元気になったお婆さんと、彼女が用意したお礼の品だった。つまり、渋々でもきちんと助けてあげた事で、結局は良い報いとなって自分に返ってきた訳である。まさに「情けは人の為ならず」な瞬間だったと言えるだろう。
出典:Amazon.co.jp
テレビなどで「豪快でハチャメチャな事をする人」という意味合いで使われる事の多いこの日本語。しかし、それは実は誤りである。例えば、「海賊」を題材としたアニメ『ONE PIECE』に登場する「ゴールド・ロジャー」。彼はまさしく「破天荒」な人物であると言える。「大海賊時代」の幕開けとなるきっかけを作った伝説の海賊であり、歴史上で唯一「偉大なる航路(グラインドライン)」を制覇した「海賊王」。この「歴史上で唯一」という部分がまさに「破天荒」であり、「前人の成し得なかった事を初めて成し遂げる」という本来の意味にぴったりと当てはまっている。「偉大なる航路(グラインドライン)」を航海するというのは非常に過酷な事であり、何の予兆も無く発生する嵐やめちゃくちゃな天候など、人間の常識が一切通用しないその海では、島から島へと向かうのも容易な事ではない。「ロジャー」が「海賊王」と呼ばれているのも、そんないくつもの困難な海域を乗り越え、「偉大なる航路(グラインドライン)」の最果てへと初めて辿り着いた偉業故なのである。
出典: Amazon.co.jp
バラエティ番組などでは良く「すべっている」という意味合いで使われるこの言葉。「失笑」という字面から、一見正しいように思うかもしれないが、実はこれは間違いである。この言葉を表す場面は色々なアニメで見る事ができるが、その中でも特に頻繁に確認できるのが、国民的アニメとも言える『ちびまる子ちゃん』でのシーン。そこに登場する「野口笑子」通称「野口さん」は、主人公「まる子」のクラスメイトである大人しい女の子。お笑い好きな彼女は笑い上戸な所があり、「まる子」を始めとするクラスメイトが何かおかしな事を発言したりすると、思わず笑ってしまっている事が多い。実はこの「思わず笑ってしまう」というのがまさしく「失笑」であり、「おかしさの余り噴き出してしまう、笑い出してしまう」という言葉の意味が、「野口さん」のその様子に全て表れているのである。
出典:Amazon.co.jp
日常生活でも良く耳にするこの言葉。「映画館で号泣しちゃった」などという話を聞いた事がある人も多いだろうが、本当に「号泣」すると大変な事になるので注意が必要である。ではそれは何故か。その理由は、人気アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のとあるシーンを例に挙げて述べる事ができる。本作の第1シーズン、第10話からは、「ジョセフ・ジョースター」を主人公に、「柱の男」と呼ばれる敵との戦いを描いたストーリーとなるのだが、その「柱の男」の一人である「エシディシ」がまさに「号泣」していたのである。荒っぽい性格の彼は、「ジョセフ」との戦いで負傷した際、激昂しそうになるのを抑える為に「あァァァんまりだァァアァ」と大声を出して泣き喚き、自ら冷静さを取り戻すという行動を起こしているのだが、実はこの「大声を出す」というのがポイントで、「号泣」とはただただ大泣きする事ではなく「大声を上げて泣く事、泣き叫ぶ事」を意味している。つまり、本来の意味する通りに映画館で「号泣」してしまうと、他の観客に迷惑になるばかりか非常に恥ずかしい思いをするので、やめた方が良いという事である。
69 Pt.
51 Pt.
86 Pt.
83 Pt.
38 Pt.
いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!