「奇跡」も「魔法」もあるんだよ――。魔法が登場するアニメ特集!!262 Pt.

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かつて爆発的な人気を誇った魔女「シャイニィシャリオ」に憧れる16歳の少女「アツコ・カガリ」は念願であった魔女の名門校「ルーナノヴァ」に入学することが決まり、心躍らせていた。しかし、魔女の血を引かない彼女は素質が無く、ほうきにすら乗ることが出来なかった。他の生徒から一線を引かれてしまう彼女であったが、ルームメイトの「ロッテ・ヤンソン」や「スーシィ・マンババラン」と出会い、持ち前の明るさと前向きさで夢に向かって日々奮闘する――。
このアニメは弱小だった主人公が仲間や特別な力を得て魔女として成長していく王道ストーリーであるが、主人公の成果が中々周りに認めてもらえず、ライバルの「ダイアナ」ばかりが持ち上げられるなど、視聴者をやきもきさせる。主人公の前向きかつ後先考えない猪突猛進な性格はハッキリ言って好き嫌いが分かれそうだが、インドア系ルームメイト2人や簡単には周りから認めてもらえない感じから上手くキャラクターバランスが取れている。また、クオリティーの高い作画や尺が短いながらも起承転結をはっきりさせた物語構成は、流石「TRIGGER」といった感じだ。筆者の今期お勧めアニメの一つだ。

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「僕と契約して、魔法少女になってよ! 」ある日、主人公の「鹿目まどか」は謎の生命体「キュゥべえ」に魔法少女になる話を持ち掛けられる。魔法少女になればどんな願いも叶えることができるが、その代償に魔女と戦うという使命を背負わなければならない。絶大な力か、絶望か、「鹿目まどか」の出す答えとは……!?
魔法少女系ゆる萌えアニメと思いきや、1話から何やらシリアスな雰囲気をまとって物語は始まっていく。2話までは普通の魔法少女のようなストーリーで進んでいくのだが、3話からは『魔法少女まどか☆マギカ』としての本領を発揮する。3話を皮切りにストーリーはどんどん深みへ嵌り、上手く張られた伏線も明かされていくので、目が離せない。また、魔女との戦闘シーンにも注目。アニメーション作家ユニット「劇団イヌカレー」が手掛けるあのダークゴシック調な魔女の世界は、不気味で恐ろしくもあるが見る人を引き付ける独特な魅力を持っている。

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魔法が進歩した未来では「魔法師」という職業が存在していた。主人公「司波達也」は魔法師を養成する機関「魔法科高校」に妹の「司波深雪」と入学する。魔法科高校は成績が優秀な一科生と補欠（劣等生）の２科生に分かれており、それぞれ「ブルーム（花冠）」と「ウィード（雑草）」と呼ばれていた。魔法の才能に優れた「深雪」は学年主席で一科生（ブルーム）に入学するも、兄「達也」は「ある欠点」のため二科生（ウィード）として入学する。しかし、「達也」は劣等生というには勿体ない位の並々ならぬ力を持っている様子。一体彼が劣等生となる原因ともなった「ある欠点」とは……!?
この物語の特徴は魔法が「人知を超えた不思議な力」ではなく一種の化学や物理のように作中で表現されている所だ。魔法は本当には存在しないのに実際の現象として起こるかのように描写されているのが他の作品との違いだ。また、主人公が気持ちいいくらいに無双をかましてくれるので、冷や冷やせず安心して見てられる。主人公最強系アニメが好きな人にはお勧めだ。そして、「重度のブラコン」である妹の「深雪」にも注目してもらいたい。作中でのセリフが「お兄様」で溢れかえっていて、兄と接しているときに見せる彼女の可愛らしい反応は視聴者の心をグッと掴む。

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中学校に通う「月野うさぎ」はドジで泣き虫でおっちょこちょい。そんな彼女の最近の憧れは巷で出没する「セーラーV」という正体不明の正義の戦士。そんなある日、彼女は子どもたちにいじめられている黒猫を助ける。額に三日月のマークを持つ不思議な猫は、主人公に「セーラー戦士」に変身できるブローチを渡す。そして東京で起こる不可思議な事件を解決し、月の王女を探すために「セーラームーン」として戦うことを決める――。
『美少女戦士セーラームーン』は言わずと知れた名作。1992年に放送されたにも関わらず、未だに健在で、その人気は海外にまで広がっている。一般的な中学生だった主人公が戦士に選ばれて悪に打ち勝つ単純なストーリーでありながら、恋愛やギャグパート、キャラクターバランスなどをしっかり押さえているところが長きに渡る人気の秘訣なのであろう。なんといっても魔法少女には欠かせない「制服」のデザインが秀逸である。その他の作品ではフリフリなロリータ系の制服が多い中、セーラー服というシンプルながらも女の子、そしてかつては着てたであろう大人の視聴者のツボも抑えている優秀なデザインである。

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世界各地で出現した謎の古代遺跡「迷宮（ダンジョン）」。そこに偶然の巡りあわせで出会った「アラジン」と「アリババ」は二人でこの摩訶不思議なダンジョンと言われる迷宮に挑むことになった。果たして彼らは無事に迷宮（ダンジョン）を抜けることが出来るのか? また世界各地に出現する迷宮（ダンジョン）の存在とは……!?
この世界では生きとし生ける全ての魂の故郷を「ルフ」といい、魔力を生み出し、この世のありとあらゆる自然現象を発生させている不思議な存在である。小さな鳥のような形をしており、「ルフ」の個性によって操れる魔法の属性が決まってくる。二期の「マグノシュタット編」では魔法がバンバン登場するので魔法好きにはたまらないエピソードとなっている。また、各キャラクターの魔装姿もそれぞれ個性が光ってカッコいい仕上がりとなっているのでぜひ注目して見てもらいたい。

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主人公「木之元桜」は友枝学校に通う小学4年生。父「藤隆」、兄「桃矢」と3人で暮らしている。ある日主人公は父親の書庫で不思議な本を見つける。本を開けると中から無数のカードが飛び出し、封印の獣「ケルベロス（通称ケロちゃん）」が現れた。主人公は「ケロちゃん」と契約し「カードキャプター」として飛ばされたカードをもう一度集めることになった――。
こちらも国内に留まらず多大な人気を誇る作品である。本作品は『XXXHOLiC』や『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE- 』の原作、また『コードギアス反逆のルルーシュ』のキャラクターデザインまでをも務めた「CLAMP」が手掛けている事でも有名である。女児向けアニメでありながら、ほんのりと漂うミステリアスな雰囲気や、幅広いジャンルの恋愛を取り揃えているところも幅広い世代に支持されている理由の一つでもある。また、「大道寺知世」が手掛ける主人公の衣装にも注目、筆者のお気に入りは「ネコミミ」の衣装だ。

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2004年から続く「プリキュア」シリーズ4作品目の「プリキュア」。主人公「夢原のぞみ」は中学二年生。ある日、「パルミエ王国」からやってきたという不思議な生き物「ココ」に出会う。「ココ」は主人公に「ナイトメア」に滅ぼされた故郷を取り戻してほしいと頼む。「ココ」の願いを叶えるため主人公は他のプリキュア達と共に立ち上がる……!!
本作品と他のプリキュア作品との大きな違いはチーム戦になったという点だ。これまでは2人1組になって戦うのが主流であったが、今回からは5人1組で戦うことになり、よりカラフルで個性豊かになった。当時としては衝撃的な変更であったが、2人以上の構成で現在でも「プリキュア」シリーズは放送され続けており、初期に比べ非常に華やかになった。またマスコットキャラクターが人間に化けることが出来るようになったのもこの作品からの大きな変更点。本作の「ミルク」というマスコットキャラクターが人間となり、「プリキュア」の一員になるという展開は何とも新鮮であった。魔法少女アニメお決まりの変身時の描写も申し分のないクオリティー。バトルシーンでは魔法というよりもアクションが充実しているが、各キャラクターの専用技も取り入れることでしっかりと魔法要素を補っている。