やめられない！とまらない！元気いっぱいな子ども漫画オススメ５選42 Pt.

本作に登場する元気いっぱいの子どもは、主人公である小岩井よつば。まだ5歳で世間的な常識にかなり疎い部分がある彼女にとって、毎日が新しい発見の連続。セミ捕りやドングリ拾いといった、子ども時代に誰もが経験する遊びから、日本の原風景的な町内会の子ども御輿など何気ない日常の風景を描いている。自由奔放で好奇心旺盛なよつばは、そんな日常を思う存分楽しんでいく。よつばの視点を通して見ると、ごく普通の日々がカラフルに彩られたかけがえのないものに感じられる。

本作に登場する元気いっぱいの子どもは、丸井家の三つ子姉妹、みつば、ふたば、ひとは。長女のみつばは、クラスの男子を平然と下僕扱いするサド気質の持ち主で、少々耳年増なおませさん。次女のふたばは竹を割ったような真っ直ぐな性格で、抜群のパワーと運動神経の持ち主だが、力の加減が苦手。そのせいで学校の備品を破壊したり、周囲に怪我を負わせる困った女の子。三女のひとはは、頭脳明晰だがコミュニケーションが下手で周囲から心を閉ざし気味。何を考えているか解らないことが多く、かなり扱いの難しい女の子だ。それぞれが一筋縄ではいかない三つ子姉妹は毎日クラスで様々な騒動を引き起こし、担任の矢部智や周囲の友人たちを大いに振り回す。

本作における元気な子どもは、主人公である野原しんのすけ。自由奔放な彼は所構わず裸になり、みさえを始めとする周囲の大人を困惑させる。「ケツさけ星人」「ぞうさん踊り」など、裸絡みのギャグを多用するのも特徴のひとつだ。成人男性向けのグラビア誌を読みふけり、綺麗な女性を見かけるとナンパに走るなど、5歳児にしては少々ませた部分も見受けられる。その一方で、特撮ヒーローが好きで注射や歯医者が苦手と言った、幼児らしい一面も。毎日がやりたい放題のしんのすけに振り回される人々は気の毒だが、妙に愛嬌があるしんのすけは実に面白い子どもである。

本作に登場する元気な子どもは、転校生の実子。彼女は給食が大好きで、何でも美味しそうに食べるのが印象的な女の子だ。もりもり食べてガンガンおかわりする様子は、見ていて気持ちがいいほど。ただし彼女は、学校帰りに道ばたでツツジの蜜を吸いまくるといった突飛な行動も目立つため少々周囲から浮き気味。一方、主人公である和彦は、新しいクラスで一緒に給食を食べる友だちもできずにいた。そんな中、和彦はある出来事がきっかけで実子と一緒に給食を食べるようになり、その日から和彦は徐々に給食を美味しく感じられるようになっていく。本作は給食を中心に子どもたちの触れ合いを描く、ユニークで味わい深い物語だ。

本作における元気な子どもは、主人公の大沢木小鉄。活発で元気いっぱいな彼は、格闘技が大好きな小学2年生だ。まだ赤ん坊である弟の裕太にプロレス技の4の字固めをかけるなど、暴れん坊の問題児でもある。もっとも、彼の暴力的な傾向は父親の大鉄譲り。頭に血が上ると暴力に走るのは姉の桜も同じで、これはもはや大沢家の血筋といってもいいかも知れない。なお、怒ると最も恐いのは母の順子で、大沢家の面々は彼女に頭が上がらない。ともあれ、暴力的ではあるものの、友だち想いな小鉄はクラスの人気者。馬鹿げた暴走をすることも多いが、小鉄の周囲は笑いが絶えず、毎日がお祭りのような賑やかさだ。