サバゲーにハマった社会人女性の日々を描いたガールズトーク漫画。某社の受付嬢をしている木枯(こがらし)ニコは、退屈な日常に飽き飽きしていた。非日常を求めて夜の街を歩いていた彼女は、雰囲気の良い看板を出していたバーへと乗り込み、そこで2人の女性と知り合う。彼女たちはサバイバルゲーム、通称サバゲーを愛するサバゲ女子だった。ニコは2人からサバゲーに誘われ、翌日には早速サバゲーデビューを果たす。ゲームが終わったとき、ニコはすっかりサバゲーの魅力に取り憑かれていた。
人生に刺激が欲しくてたまらないニコ。そんな彼女が出会ったのは、サバゲーを趣味とする社会人女性、明石ナナと瓦杜輪(かわらもりりん)だった。ニコは出会ったばかりの2人と早速サバゲーに参加。銃で撃ち合うという日本の日常では感じることのできないスリルや、エアガンのリアルな重量感に熱狂する。新たなサバゲ女子の誕生だ。ニコはナナと輪からレクチャーを受けながら、凄まじい勢いでサバゲーの世界にのめり込んでいくことになる。本作の特徴は、サバゲーの準備段階やゲームが終わったあと、ゲーム中の休憩時間などでの女子たちの会話に焦点が当てられているということ。サバゲーの真っ最中のシーンはそこまで多くない。サバゲーを趣味とする社会人女性たちの交流を垣間見ることのできる作品だ。
部活としてサバゲーを楽しむ女子高生たちの日常を描いた青春サバゲー漫画。大和ゆらはステラ女学院高等科に新入生としてやってきた少女。新生活に胸を躍らせながらこれから過ごす寮に辿り着いたゆらは、そこで同室となる3年生の先輩・鹿島そのらに出会い、彼女から「C3部(しーきゅーぶ)」に勧誘される。面白そうだと部活内容をよく確認せずに入部を決めたゆらだったが、実はC3部とはサバイバルゲーム部のことだった。2013年7月にテレビアニメ化された。
ゆらは平凡で大人しい少女。可愛いものが好きで、理想的な可愛い寮と部屋にこれからの生活を思い、胸をときめかせていた。そんな彼女のルームメイトとなったのが、先輩のそのらだった。そのらはボーイッシュでサバサバした少女。彼女はC3部の部長を務めており、出会って早速ゆらをC3部に勧誘する。ゆらにとってサバゲーは未知の領域。読者はサバゲー初心者のゆらと共に、ストーリーを追いながらサバゲーについて学んでいくことになる。ミニスカートが似合う可愛い女子高生たちと格好いいエアガンの組み合わせはギャップを生み、魅力的。ひとつひとつの説明も堅苦しくなくわかりやすいため、サバゲーの知識がない読者もすんなりと物語に入り込み楽しむことができるだろう。
ひょんなことからサバゲーのチームに加入することになった少女の活躍を描く青春ガンアクション漫画。主人公の立花蛍は一見少年に見えるが、歴とした女子高生。ある日、彼女はホストに騙されたという友人の敵討ちのためホストクラブに乗り込むのだが、勝負を持ちかけられたサバゲーで敗北。また店の物を壊してしまったため借金を背負うこととなり、その返済のためにホスト・松岡正宗率いるサバゲーチームへの加入を余儀なくされる。2015年7月にテレビアニメ化。
ホストの松岡はサバゲーチーム「トイ☆ガンガン」のリーダーで、サバゲーマーの日本一を決定する大会「TGC」(トップ・ガン・コンバット)での優勝を目標としている。そのため松岡は戦力になってくれる新メンバーを探していた。そこに現れたのが立花だ。ホストクラブに乗り込んできた立花は松岡とのサバゲー勝負で負けはしたものの、驚異的な戦闘センスを見せた。松岡は立花を勧誘しサバゲーの道に引き入れるのだが、そこで1つ、問題が生じた。松岡は女である立花のことを男と勘違いしてチームに誘ったのだが、実はある事情からチームには男しか加入させないと決めていたのだ。立花はその事情を知るも、一緒にサバゲーをしていく内にチームに愛着を持つようになり、自分が女であることを言い出せなくなってしまう。
サバゲ部の面々に振り回される女子高生の日々を描いたサバゲー美少女コメディ。主人公は梧桐(あおぎり)学園高校に転校してきた少女・園川モモカ。モモカは転校初日、通学中の電車内で痴漢に遭遇してしまう。それを助けてくれたのが、エアガンを持った不思議な少女・鳳美煌(おおとりみおう)だった。美煌は梧桐学園高校の3年生で、サバイバルゲーム部(サバゲ部)の部長。校内で美煌と再会したモモカは、美煌の手によって強引にサバゲ部に入部させられることになる。2014年7月にテレビアニメ化された。
モモカは表向きこそ人当たりの良い人間だが、実際はかなりの毒舌家で周囲を冷めた目で見ている。部活動に対しても否定的で、「毎日同じことをやって何が楽しいのか」と当初はサバゲ部のことも馬鹿にした態度で見ていた。しかし美煌からエアガンを渡され実際に撃ってみたところ、脳がしびれるような感覚を得て少しの感動を覚える。一方、モモカがエアガンを撃つ様子を見ていた美煌以下部員一同は、別のことに衝撃を受けていた。初めてエアガンを扱ったにもかかわらず、モモカの放った一発は的のど真ん中を見事に撃ち抜いていたのだ。モモカの才能に惹かれた美煌は、モモカを騙して彼女を入部させることに成功。それ以来、モモカはサバゲ部の滅茶苦茶な毎日に巻き込まれることになる。
お気楽なOLがサバイバルゲームの世界にのめり込んでいくサバゲー漫画。主人公はOLの小西ゆい。彼女が働く部署に、仕事はできるが何を考えているのかわからないミステリアスな女性社員・千石がやってきた。千石はいつも謎のアタッシェケースを持参しており、必ず定時で退勤する。彼女のことが気になったゆいはこっそりとあとをつけるのだが、追いかけた先で見たものは、男たちと共にエアガンを手に駆け回る千石の姿だった。その光景がゆいをサバゲーの世界へと誘っていく。
千石のデスクの下には、いつもアタッシェケースが置いてある。ある日、どうしてもアタッシェケースの中身が気になったゆいは、千石が席を離れている隙にこっそりとアタッシェケースを開けて中を見てしまった。中に入っていたのは銃。驚いたゆいは慌ててアタッシェケースを閉じ、何故千石がそんなものを持ち歩いているのかを確認するべく、退勤後に彼女のあとをつけてみることに。その先でゆいは、サバゲーに参加する千石の姿を見た。銃を手に仲間たちと連係を取りながら鮮やかにヒットを決めていく千石の姿はとても格好良く、エアガンはまるで本物の銃のような迫力がある。サバゲーに憧れを抱いたゆいがサバゲーを始め、少しずつ腕を上げていく様子を楽しもう。