みんなちがっていいんです。育児漫画編13 Pt.

成人向けや萌え系の漫画を描いている「父ちゃん」とふたりの娘さん、奥さんとの日常を描いた作品。父ちゃんの扱いの悪さに驚いたりもしますが、作者のぢだま（某）さんはそれをやんわり受け入れており、こんな形の家族もあるのだなと思わせてくれます。

個性的な長男・コウチンコの面白い言動のほか、ほろりと泣かせるお話も。特に、育児に疲れた時に読むと、外から見ればこんな風に笑い話になるのかも…と思わせてくれ、肩から力の抜ける１冊です。

子供の父親が全員違う、内田春菊さんの家族の日常を描いた作品。自分が良いと思ったことに、振り向いたり迷ったりせず邁進できれば、幸せに暮らすことができるのかも、と思わせてくれる１冊です。

違うと言っても、これは少し困った「違い」。とはいえ、最近は症状の差はあれども、アレルギーがある子供も少なくありません。読んでおけば、「あれっ？」と思ったとき、素早く対応できるかも。

自身の息子も自閉症である戸部けいこさんが、他の自閉症児を抱えた親や施設関係者に取材を重ねて描いた作品。作者病死のため未完ながら、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞も受賞した名作です。