人間の世界に住み着いた大喰らいのオバケの子が巻き起こす騒動を描いたギャグ作品。後に藤子不二雄が量産する日常居候モノの原点とも言うべき作品であり、3度に渡ってアニメ化もされている。『ウメ星デンカ』『忍者ハットリくん』『ドラえもん』『ジャングル黒ベエ』『ビリ犬』『チンプイ』などなど、いずれもこの『オバケのQ太郎』の構造をフォーマットとした作品と見ることができる。
漫画における古典的なパターンのひとつが“居候モノ”。ただの無駄飯喰らいから、いざというときには頼れる奴まで、色々な者が漫画の家庭には入り込んできます。その居候が人間じゃなかったりすると、その能力や常識の違いから、物語が勢い良く転がっていくことになります。あるときは家族、あるときはトリックスターの役割を担う、おかしな居候たちが登場する作品をご紹介しましょう。
人間の世界に住み着いた大喰らいのオバケの子が巻き起こす騒動を描いたギャグ作品。後に藤子不二雄が量産する日常居候モノの原点とも言うべき作品であり、3度に渡ってアニメ化もされている。『ウメ星デンカ』『忍者ハットリくん』『ドラえもん』『ジャングル黒ベエ』『ビリ犬』『チンプイ』などなど、いずれもこの『オバケのQ太郎』の構造をフォーマットとした作品と見ることができる。
言葉を話し、スニーカーを履いた鳥のような生き物・ガンモが、ごく普通の一家のペットとなり、周囲の人間たちを巻き込んでさまざまな騒ぎを起こすドタバタギャグ。ガンモは地面から少し浮く程度の飛行能力と、中途半端な変身能力を持つぐらいで、基本的には気合と根性で物事にぶつかるしかない。また、その正体は長らく謎のままで、最終回で初めて読者に明かされた。
シャツに張り付きぺったんこになっても死なず、言葉まで話すようになった根性のあるカエル・ピョン吉と、シャツの持ち主の少年・ひろしのコンビが「根性」を合言葉に毎日を過ごしていく下町人情ギャグ。ゴリライモ、梅さん、南先生など、ピョン吉の存在が霞むような個性的な登場人物たちが人気を博した。
宇宙からやってきた鬼娘・ラムが、無節操男・あたるの押しかけ婚約者として転がり込んできたことから始まるスラップステッィクSFギャグ。20世紀末からオタク市場を席巻している異世界ヒロインだらけのハーレム系漫画・ライトノベル・アニメの魁となった作品と見ることもできる。
地球侵略にやってきたはずが、その文化に魅了されてしまい、先住民との同居生活を心から楽しむようになってしまったマヌケなエイリアン・ケロロ軍曹の熱く自堕落な毎日を描くギャグ漫画。いわゆるドタバタギャグやスラップスティックな表現と平行して、有名な漫画・アニメに対するオマージュ&パロディがあからさまな形で多用されており、元ネタに気付くことで二重三重に笑えるというマニアックな作品となっている。
今回取り上げている“居候モノ”というジャンル自体をパロディ化したような作品。本作では、子供のいる家庭に居候する「キャラ」と呼ばれる人外の種族が当たり前に存在しており、居候キャラの紹介所であるハローキッズという施設が、人間の家庭にキャラを斡旋している。作品世界の構造自体はかようにパロディックである一方、キャラたちやその周囲の人間たちの心の機微もしっかりと描かれており、その絵柄とも相まって一種独特な魅力ある社会が描かれている。
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