巨乳を敵視する主人公が繰り広げるお色気&ギャグ漫画。女子高生の恭塚まさ子は、同じ学校に通う男子高校生の板東英次に告白をするもフラれてしまう。その理由は「貧乳」。失恋の痛手から、まさ子は変装して「巨乳ハンター」となり、巨乳の女子生徒たちの「魚拓」ならぬ「パイ拓」を取って、その巨乳で男子を誘惑しないよう戒めるのだった。
本作は巨乳をテーマにしたお色気ギャグ漫画。2巻構成の作品だが、巻数のナンバリングが「右乳篇」と「左乳篇」になっている。「右乳篇」が1巻で「左乳篇」が2巻だ。1話完結形式のギャグ漫画で、どの話も主人公のまさ子がカツラとふかし饅頭を胸に入れたニセ巨乳で変装し、正体を隠している「巨乳ハンター」となって様々な巨乳女子たちの「パイ拓」を取っていくという内容だ。巨乳ハンターはやがて周囲の貧乳女子たちに希望を与える存在となり、何故か海外や宇宙にまで名が知られるようになっていく。失恋のうっぷん晴らしに巨乳ハンターを始めたまさ子だったが、やがて目的を見失い、趣味と発言することも。また巨乳を自慢に思うキャラからは、自ら「パイ拓」を差し出されることもある。
ポプ子とピピ美というふたりをメインに、パロディやメタ、流行モノや社会風刺など多彩なネタを織り交ぜて繰り広げられる四コマギャグ漫画。ツインテールのポプ子は、友だちでストレートヘアーのピピ美が大好き。ピピ美はたびたび暴走してしまうポプ子を止める役だが、基本的にポプ子が大好き過ぎて見逃してしまう。2018年TVアニメ化。
キャッチコピーは「とびっきりのクソ4コマ!!」のギャグ漫画。メタ的なネタも多く、連載中は本作の出版社である竹書房がポプ子によって爆破され、そこで連載が打ち切りとなって最終回を迎え、後日再び復活するというやりとりが幾度も行われている。コミックス2巻にあたる「SECOND SEASON」は、『☆色ガールドロップ』という新連載作品のように見せかけられて登場。続く3巻は「SEASON THREE AND FOUR」として、通常の内容に加えて連載時にシーズン4として発表された大川ぶくぶが原作、作画をはらだが担当したBL風(?)『ポプテピピック』が収録されている。
爆弾を用いた戦闘を繰り広げるバトルアクション作品。「BTOOOM!」というネットゲームのランカーである青年・坂本竜太。彼は就職が上手くいかず、満たされぬ日々をゲームで埋めていた。そんなある日、彼は孤島のジャングルへと拉致され、爆弾「BIM」を駆使したリアルな「BTOOOM!」で生き残りを賭けた戦いを強いられる。2012年TVアニメ化。
本作は主人公の竜太が、没頭していたネットゲーム「BTOOOM!」を、南海の孤島を舞台にリアルで体験することになる物語。突然拉致された竜太に課せられたのは本物の爆弾を使用したリアルな「BTOOOM!」に自ら参加すること。危険な生物も生息する島を脱出するには、ゲームの参加者の手に埋め込まれたチップを集めなければならず、そのため参加者同士での殺し合いが繰り広げられていく。本作のコミックスは、25巻までは普通にナンバリングされているが、最終巻は「Light友情編」と「Dark真実編」の2冊が同じ26巻という扱いで同時発売されており、ゲームのマルチエンディングのようにそれぞれの巻で異なる物語の結末が描かれている。
正反対の性格をしたふたりの主人公が様々な事件やトラブルを解決していく、ミステリー&人間ドラマ。とある大学に進学することになった法学部の山田一平と医学部の綾小路京は、不動産屋の手違いで同居することに。そんな彼らの前に次々とトラブルが舞い込んでくる。人情家で困った人を見捨てない一平に影響され、頭脳明晰な京は事件の謎に挑んでいく。
本作は、人間不信だが頭脳明晰な京と、涙もろく人情家の一平という正反対な性格のふたりが主人公の物語。ふたりは様々な事件やトラブルに遭遇し、文句を言いあいながらもそれぞれの長所を活かして解決していく。作中では、エピソードごとに異なる時間軸で起きた出来事が描かれており、大学時代のふたりの話の後に社会人編が描かれたりもしている。コミックスのメインタイトルは、1巻目が「華迷宮・翠迷宮」、2巻目は「月迷宮・夏迷宮」といったように、「〇迷宮・〇迷宮」という形式でつけられていたが、続編では『迷宮回廊』のタイトルで統一されている。
ラブコメ、オカルト、SF、ホラー、ブラックジョークなど様々なジャンルの物語を集めた短編集。基本的に話によって登場人物が異なるが、他の話にもゲスト出演するなど、続編的エピソードで複数回にわたってメインを務めるキャラもいる。虎と恋に落ちた少女、親友から変わったコーヒーをもらった青年、とある理由から自分の手首を切った少女など。
シリアスからコメディまで、道満晴明の独特のセンスが光る多彩なジャンルの短編を集めた作品集。コミックスは全3巻が発売されており、1巻が「赤」、2巻が「緑」、3巻が「青」となっている。タイトルに合わせて表紙のメインカラーが赤、緑、青で描かれており、1巻は「ヒールとスニーカー」よりハルとナツ、2巻は「ヒッキー&ガッキー」より千石、3巻は「迷子のチーコ」よりのチーコが表紙を飾っている。「ヒールとスニーカー」は、互いに身体を共有するシャム双生児であるハルとナツの、それぞれに変化していく心情を描いた物語。「ヒッキー&ガッキー」は引きこもり少女の千石と彼女にプリントを届けに来た音羽の交流を、「迷子のチーコ」は極度の方向音痴な少女チーコと、友人のユウのやり取りを描いている。