釣れ！ 巨大魚を！ 世界を!! 釣り漫画特集！25 Pt.

屋外で快適に釣りができる秋。あらゆる魚を釣り上げる、釣り漫画を特集！ これを見たら貴方も釣りに行きたくなるかも。

「釣り」がテーマだが、本作の釣り場は「バーコード」。「バーロッド」と呼ばれる釣竿を用いて、バーコードに宿った魂「バーソウル」を釣り上げる。「くじらが島」で生まれ育った主人公・トッタは、父親のお墓から「バーロッド」を見つけて「爆釣」に出会い、大物を釣り上げるため、旅に出る。バーソウルには様々な種類が存在し、なかなか釣れない超大物も。トッタが狙うのは、かつて釣り名人の父が釣り上げられなかったという、怪物のような魚。ARを用いた新時代の「釣り」を描く、王道ホビー漫画だ。

秋田県の山間に住む、釣り好きの少年・三平。釣り竿作りの名人である祖父や、風来坊釣師・鮎川魚紳より指導を受け、川、沼、湖、海、果ては世界各国を飛び回り、様々な釣りを体験し魚を釣り上げていく。作者自身が無類の釣り好きであり、 作中に登場する魚を実際に釣っており、描かれている釣り場も実在の場所が多い。そういったリアルな釣り描写に加え、初心者・三平に向けた釣りの技術解説も豊富であるため、釣りの疑似体験漫画としても楽しめる。釣りの入門にうってつけの作品だ。

釣りは好きだが、技術はつたなかった主人公・浦島ピン太郎。そんな彼が、「リュウグウノツカイオットー45世（リグー）」と出会い、助言を受けて釣りの腕を上げていく。リグーは、かつて龍宮で乙姫に仕えていたタツノオトシゴ。「疑似化」の力で様々なルアーに変身でき、あらゆる魚を釣れる「生きたルアー」なのだ。浦島太郎の子孫と結婚するという約束に従って地上に来た、海底人の少女・龍宮乙女をはじめ、リグーと釣りを続けていくうちに、ピン太郎の周囲には仲間が増えていく！　努力と友情で勝利するという、少年漫画の王道をいく釣り漫画だ。

のどかな九州の堤防で、女子高校生たちが釣りをしたり、釣った魚をさばいて食べたり、ぼーっとしたりとお気楽な部活動を繰り広げる作品。ほんわかとした日常を描いているが、タコ釣りをについて「糸に疑似餌と針をつけて堤防から垂らし、底についたら軽くしゃくって、来なければ横にずれるだけ」と細かく説明しているなど、釣りの描写も非常に丁寧。楽しく堤防釣りの基礎知識を学ぶことができる。また、釣り人にとっての”あるあるネタ”も豊富で、釣り初心者のみならず、釣り好きの人にもおすすめだ。

出世や保身、それどころか仕事にすらあまり興味がなく、何よりも「釣り」が大好きなサラリーマン・浜崎伝助（通称ハマちゃん）。普段はちゃらんぽらんでも、釣りのこととなると真面目になり、相手が自社の社長であれ、 取引先の偉い人であれ時に叱咤する。そんな彼だからこそ皆に愛され、仕事がピンチになろうとも、夫婦仲が悪化しようとも、仲間に助けられて、最終的には上手くいってしまうのだ。超長期シリーズである本作が長年愛され続けているのは、そんなハマちゃんの人柄ゆえにほかならないだろう。